医学部を選ぶとき、偏差値だけで決めていませんか? 実は、学費・配点・倍率・日程の4つを順に見ていくと、受けるべき大学はかなり絞れます。このページでは、全国82校の医学部を大学の公式資料で比べた一覧をもとに、志望校の絞り方を順番に説明します。
1. まず学費で「国公立か私立か」を決める
6年間の学費は、国立の標準額で349万6,800円、私立は平均で約3,214万円です。差はおよそ9倍。私立を受けるかどうかは、まず家庭の予算で決まります。私立の中でも最も安い大学と高い大学で2,000万円以上の差があるので、私立を考えるなら学費の順に並べて見るのが早いです。
2. 国公立なら「共通テストと二次試験のどちらが得意か」で絞る
国公立は、合計点に占める共通テストの割合(共テの比率)が大学によって大きく違います。前期日程の真ん中は約45.5%。共通テストが得意なら比率の高い大学、記述の二次試験で逆転したいなら比率の低い大学が向いています。
3. 倍率と合格最低点で、実際の競争を確かめる
2026年度入試の実質倍率(受験者数÷合格者数)の真ん中は、私立の一般選抜が約10.9倍、国公立の前期日程が約3.0倍です。私立は1人が何校も受けるので倍率が高く出やすく、数字だけで難しさを比べられない点に注意します。合格最低点が公表されている大学は、自分の得点との差も見ておきます。
4. 日程で、併願できる組み合わせを作る
私立は1月下旬から2月中旬まで一次試験が続き、同じ日に重なる大学はどちらか1校しか受けられません。国公立は前期・後期の日程が決まっています。志望校の候補が決まったら、日付順のカレンダーで重なりを外して、受ける順番を組み立てます。
5. 地域枠を使うかどうかを決める
72校が地域枠を設けています。卒業後の一定期間、指定された地域や医療機関で働く条件と引き換えに、一般枠とは別の枠で受験できる仕組みです。修学資金の貸与がつく枠も多く、学費の負担も変わります。条件は大学ごとに違うので、候補の大学のページで地域枠の中身を確かめます。
地域から医学部を探す
北海道・東北
秋田大学(国立)、旭川医科大学(国立)、福島県立医科大学(公立)、弘前大学(国立)、北海道大学(国立)、岩手医科大学(私立)、札幌医科大学(公立)、東北医科薬科大学(私立)、東北大学(国立)、山形大学(国立)
関東
千葉大学(国立)、獨協医科大学(私立)、群馬大学(国立)、国際医療福祉大学(私立)、自治医科大学(私立)、東京慈恵会医科大学(私立)、順天堂大学(私立)、慶應義塾大学(私立)、北里大学(私立)、杏林大学(私立)、聖マリアンナ医科大学(私立)、防衛医科大学校(省庁大学校)、日本大学(私立)、日本医科大学(私立)、埼玉医科大学(私立)、東京科学大学(国立)、昭和医科大学(私立)、帝京大学(私立)、東邦大学(私立)、東海大学(私立)、東京医科大学(私立)、東京大学(国立)、筑波大学(国立)、東京女子医科大学(私立)、横浜市立大学(公立)
中部
愛知医科大学(私立)、藤田医科大学(私立)、福井大学(国立)、岐阜大学(国立)、浜松医科大学(国立)、金沢医科大学(私立)、金沢大学(国立)、三重大学(国立)、名古屋市立大学(公立)、名古屋大学(国立)、新潟大学(国立)、信州大学(国立)、富山大学(国立)、山梨大学(国立)
近畿
兵庫医科大学(私立)、関西医科大学(私立)、近畿大学(私立)、神戸大学(国立)、京都府立医科大学(公立)、京都大学(国立)、奈良県立医科大学(公立)、大阪医科薬科大学(私立)、大阪公立大学(公立)、大阪大学(国立)、滋賀医科大学(国立)、和歌山県立医科大学(公立)
中国・四国
愛媛大学(国立)、広島大学(国立)、香川大学(国立)、川崎医科大学(私立)、高知大学(国立)、岡山大学(国立)、島根大学(国立)、徳島大学(国立)、鳥取大学(国立)、山口大学(国立)
九州・沖縄
福岡大学(私立)、鹿児島大学(国立)、熊本大学(国立)、久留米大学(私立)、九州大学(国立)、宮崎大学(国立)、長崎大学(国立)、大分大学(国立)、琉球大学(国立)、佐賀大学(国立)、産業医科大学(私立)
数値は2026-09-24時点で各大学の公式資料と照合しています。出典は各大学のページに載せています。
