医学部は国公立と私立、どっちを狙う?科目・配点・過去問で決めよう

医学部は国公立と私立、科目・配点・過去問で選ぶ

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「国公立は科目が多い。私立に絞ればラクになる?」医学部を目指していると、一度は考えるところです。確かに、勉強する範囲を絞れる入試はあります。ただ、科目が減った分だけ合格が近づくかというと、そこは別の話。得意科目でどれだけ点を取り切れるか、問題の速さについていけるかで、向き不向きが変わります。

おすすめは、学費の上限を家族で決める→科目と配点を並べる→過去問を解くの順番です。「国公立向きの性格か」まで考え込むより、候補の大学を2〜3校にして手を動かしたほうが、自分に合う受け方が見えてきます。

目次

最初に決めたいのは、偏差値より6年間の予算

私立も受けたいと思っているなら、家族とのお金の相談は早めに済ませておきましょう。合格してから「やっぱり払えない」となるのは、本人にも家族にもつらいです。

見るのは初年度の学費だけではありません。6年間の学納金、住居や通学のお金、併願校の入学手続きで先に払うお金まで。奨学金を使う場合は、返済や卒業後の勤務条件も一緒に並べます。ここで私立の予算が合わなければ、国公立を軸に勉強時間を組む理由がはっきりします。

科目数より「自分が点を落とす場所」を比べる

比べるところ国公立を軸にする場合私立の一般選抜を軸にする場合
勉強の広さ共通テストで国語・地歴公民・情報なども必要になる大学が多い英語・数学・理科を中心に組める大学が多い
点の取り方共通テストと個別試験の配点を合わせて考える大学ごとの問題形式・時間配分との相性を見る
見落としやすい負担苦手な共通テスト科目を維持する時間小論文・面接、併願校ごとに違う対策

これは大まかな傾向です。私立でも共通テスト利用方式がありますし、独自試験の選択科目も大学によって違います。まずは同じ年度・同じ方式で比べること。「私立医学部は全部この科目」とまとめると、かえって受験計画がズレます。

たとえば、国語が苦手でも英語・数学・理科が強ければ、国語の配点が比較的小さい大学では戦いやすくなるかもしれません。逆に、広く安定して点が取れる人は、共通テストの得点を生かせる大学も見たいところです。苦手科目が1つあるだけで、国公立を全部外すのはもったいないです。

模試の点数を、志望校の配点に置き直してみる

模試の総合偏差値だけだと、大学ごとの相性は見えにくいです。そこで、直近の模試を志望校の配点で計算し直してみます。共通テストで英語のリーディングとリスニングをどう換算するか、理科や数学が何点になるかも含めて、募集資料の計算方法に合わせます。

同じ点数でも、配点が変われば苦手科目の痛さは変わります。計算した点だけで合否を決める必要はありません。「この大学なら数学を伸ばす効果が大きい」「国語を放置すると厳しい」と、次に使う時間を決めるための作業です。

  • 候補を国公立1〜2校、私立1〜2校ほどに絞る。
  • 科目・配点・試験時間・面接や小論文の有無を1枚に並べる。
  • 今の模試の得点を換算し、伸ばしたい科目を1つ選ぶ。

過去問は、仕上がってからではなく今1回解く

「まだ習っていない範囲があるから」と過去問を後回しにしたくなりますが、出題の雰囲気は早めにつかんでおくと得です。解ける問題から時間を測って取り組み、知識が足りないのか、読むのが間に合わないのかを分けます。

特に英語は、英文が読めることと制限時間内に解き切れることが別になりやすい科目です。共通テストを使うなら、まず直近年度の1回分を解いてみましょう。終わったあとに「語彙で止まった」「設問に戻りすぎた」「最後まで届かなかった」とメモするだけでも、普段の勉強が変わります。

解説まで使って復習したいなら、河合出版の2027年版・英語の過去問レビューがおすすめです。2026年度の共通テストも収録されていて、問題と解説をまとめて手元に置けます。1冊を通しで終えることより、まず1回分を解き、時間を失った場所をつぶす使い方が向いています。

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私立の独自試験は、共通テストの点だけでは相性がわかりません。志望校の過去問も1回分試して、記述量、計算量、出題分野を比べましょう。問題を見たら「こっちのほうが自分に合う」と感じることもあれば、科目が少なくても想像以上に時間が足りないこともあります。

私立に絞るなら、減らした時間の使い道まで決める

私立専願は、国語や地歴公民などに使っていた時間を、英語・数学・理科や志望校対策へ回せるのが強みです。ただ、勉強時間そのものが減っただけでは、その強みが生きません。

たとえば週5時間浮くなら、数学の解き直しに3時間、英語の時間を測った演習に2時間。こうして使い道まで決めておくと、「科目を減らした安心感」で止まりにくくなります。国公立を残すなら、共通テスト科目を維持する時間も先に予定へ入れます。

迷ったら、今週はこの3つだけ

  • 家族と6年間の予算・併願時の支払いを話す。
  • 候補校の科目と配点を、受験する年度・方式で並べる。
  • 共通テストか志望校の過去問を1回分解き、足りないものをメモする。

国公立か私立かは、気合いの強さを比べる話ではありません。払える費用と、今の得点の形、これから使える時間で決めるものです。まず1校分を具体的に比べてみる。そのほうが、漠然と「自分はどっち向きだろう」と悩むより、次の勉強に進みやすくなります。

参考にした情報

仕様・制度は2026年9月8日時点の確認内容です。商品価格はカードの表示時点をご覧ください。

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