産業医科大学/2019年度/一般
産業医科大学 2019年 数学 第3問解答・解説
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1問題
7つのマッチ箱が円にそって並べてある。はじめの箱には24本のマッチ棒が入っており,2番目には15本,以下,17本,13本,28本,14本,29本のマッチ棒が入っている。マッチ棒は隣り合う箱にしか移せないとする。移動させるマッチの総本数を輸送量とよぶことにする。下の図は,箱に入っているマッチの本数がすべて同じになるようなマッチの移し方のひとつであり,輸送量は 本である。他にも様々な移し方とそのときの輸送量が考えられる。


すべての箱に入っているマッチの本数が同じ(すなわち各々20本ずつ)になるようにマッチを移すときの輸送量の最小値を求めなさい。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
隣り合う箱間の符号付き流量で保存則を表し、全実行可能解を1変数にする。総移動数の絶対値和を最小化して具体的な移動案で達成性を確認する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
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数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
7箱を円周上に時計回りに1から7まで並べ、箱 から次の箱 へ移す本数を符号付きで とする(箱7の次は箱1)。 なら反時計回りに 本移すことを表す。各箱の初期本数は で、目標は各20本である。箱 の本数について が必要である。 とおくと、順に となる。したがって輸送量は である。
この絶対値和の折れ曲がる点は 。小さい順に並べた中央の値は である。実際、 が3を越えると傾きが負から正に変わるので、 は で最小となる。そこで であり、輸送量は この移動は、箱1から2へ7本、2から3へ2本、4から3へ1本、5から4へ8本、7から6へ6本、7から1へ3本動かすことで実現する。各箱は最終的に20本となるため、この下限は達成され、最小値は27本である。
この問題で使う考え方
- 事象の数学化とモデル化
- 数理的結果の妥当性の検討
- 離散グラフによる表現
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