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帝京大学/2009年度/前期

帝京大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

帝京大学2009年度第5問

次の0\boxed{\phantom{0}}にあてはまる数を求め,解答のみを解答欄に記入しなさい。 A君とB君は,ゲームで優勝を決めることとした。

(1) A君とB君がじゃんけんを3回行い,勝ち数の多い方を優勝とすることにした。じゃんけんの前に,A君はグーを2回,パーを1回出すことに決めており,B君はグー,チョキ,パーを1回ずつ出すことに決めていた。2人がグー,チョキ,パーを出す順序は全く偶然とする。じゃんけんを3回行った結果,A君が優勝する確率はア\boxed{\text{ア}}である。

(2) ボタンを押すと,0から99の100個の数の中から任意の1つの数を表示するマシンがある。どの数も同じ確率で現れる。ボタンを押す前に,A君とB君の2人はそれぞれ現れる数字を予想し,現れた数字に近い方を予想した者が優勝することにした。最初にA君は,小さい数字が出ると思い,30と予想した。それを聞いたB君は,勝つ確率が最も高い場合の数を考え,イ\boxed{\text{イ}}と予想した。このとき,B君が優勝する確率はウ\boxed{\text{ウ}}である。

(3) 袋の中に,赤い球と青い球が入っている。A君とB君が袋の中から球を1個ずつ交互に取り出し,赤い球が早く2個になった者が出た時点でゲームを終了し,早く出した者が優勝することにした。なお,取り出した球はゲーム終了まで袋の中に返さない。A君,B君の順で球を取り出すとして,

① 赤い球が3個,青い球が1個入っているとき,A君が優勝する確率はエ\boxed{\text{エ}}である。

② 赤い球が4個,青い球が2個入っているとき,A君が優勝する確率はオ\boxed{\text{オ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=23,\displaystyle =\frac23,\quad イ=31,=31,\quad ウ=69100,\displaystyle =\frac{69}{100},\quad エ=12,\displaystyle =\frac12,\quad オ=23\displaystyle =\frac23

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) G=グー, C=チョキ, P=パーG=\text{グー},\,C=\text{チョキ},\,P=\text{パー} と書く。Aの3回の順序は GGP,GPG,PGGGGP,GPG,PGG のいずれかである。ラウンドの順序を同じように並べ替えるとBの6通りの順序も全体として入れ替わるだけで、各組の勝ち数は変わらない。したがってAの順序を GGPGGP に固定して数えてよい。Bの各順序について、各回の勝敗と勝ち数を並べると Bの順序各回の結果Aの勝ち数Bの勝ち数GCP引分け・A勝ち・引分け10GPC引分け・B勝ち・B勝ち02CGPA勝ち・引分け・引分け10CPGA勝ち・B勝ち・A勝ち21PGCB勝ち・引分け・B勝ち02PCGB勝ち・A勝ち・A勝ち21\begin{array}{c|c|c|c} B\text{の順序} & \text{各回の結果} & A\text{の勝ち数} & B\text{の勝ち数}\\ \hline GCP & \text{引分け・A勝ち・引分け} & 1 & 0\\ GPC & \text{引分け・B勝ち・B勝ち} & 0 & 2\\ CGP & \text{A勝ち・引分け・引分け} & 1 & 0\\ CPG & \text{A勝ち・B勝ち・A勝ち} & 2 & 1\\ PGC & \text{B勝ち・引分け・B勝ち} & 0 & 2\\ PCG & \text{B勝ち・A勝ち・A勝ち} & 2 & 1 \end{array} である。Aの勝ち数が多いのは6通り中4通りなので、ア=4/6=2/3\text{ア}=4/6=2/3 である。

(2) Bの予想を mm とする。m>30m>30 のとき、表示数 nn がBの予想に近い条件は ∣n−m∣<∣n−30∣すなわちn>m+302.\displaystyle |n-m|<|n-30|\quad\text{すなわち}\quad n>\frac{m+30}{2}. m=31m=31 なら n=31,32,…,99n=31,32,\ldots,99 の69個でBが勝つ。m≧31m\ge31 では境界 (m+30)/2(m+30)/2 が増えるにつれてこの個数は増えない。一方、m≦29m\le29 ならBが勝てる表示数は最大でも m=29m=29 のときの n=0,1,…,29n=0,1,\ldots,29 の30個であり、m=30m=30 では同じ予想なので勝てない。よってBに最も有利な予想は 3131 で、そのときの勝つ確率は 69/10069/100 である。したがって イ=31, ウ=69/100\text{イ}=31,\ \text{ウ}=69/100 である。

(3) ① 4回の取り出し位置のうち、青球が出る位置は 1,2,3,41,2,3,4 のいずれも同確率である。青球の位置が1ならAは最初に青球を取り、Bが2個目の赤球を先に得る。位置が2ならAは1回目と3回目に赤球を取り、位置が3ならBが2回目と4回目に赤球を取る。位置が4ならAが1回目と3回目に赤球を取る。よってAが優勝するのは青球が2番目または4番目に出る場合であり、 エ=24=12.\displaystyle \text{エ}=\frac{2}{4}=\frac12.

(3) ② 6回の取り出し位置から青球の2位置を選ぶ15通りは、どれも同確率である。青球の位置と勝者を記すと 青球の位置(1,2)(1,3)(1,4)(1,5)(1,6)(2,3)(2,4)(2,5)勝者ABABBAAA青球の位置(2,6)(3,4)(3,5)(3,6)(4,5)(4,6)(5,6)勝者AABBAAA\begin{array}{c|cccccccc} \text{青球の位置} &(1,2)&(1,3)&(1,4)&(1,5)&(1,6)&(2,3)&(2,4)&(2,5)\\ \text{勝者} &A&B&A&B&B&A&A&A\\[2pt] \text{青球の位置} &(2,6)&(3,4)&(3,5)&(3,6)&(4,5)&(4,6)&(5,6)&\\ \text{勝者} &A&A&B&B&A&A&A& \end{array} となる。Aが優勝するのは15通り中10通りだから オ=1015=23\displaystyle \text{オ}=\frac{10}{15}=\frac23 である。

この問題で使う考え方

  • 順列
  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率
  • 和の法則
  • 事象の数学化とモデル化

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