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昭和大学/2008年度/Ⅰ期

昭和大学 2008年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2008年度第4問

文字 A,C,G,TA,C,G,T のいずれか1つだけが書かれた4種類の札が何枚かある。いまその中から何枚かの札を取り出して、左から順に一列に並べることを考える。

4種類の札がそれぞれ1枚ずつあるとし、これから3枚を取り出して並べるとする。次の問 (1), (2) に答えよ。ただし、答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 全部で何通りの並べ方があるか。その総数を求めよ。

(2) 『札Aが札Cの左にある』という事象を II、『札Tが並びの中に含まれる』という事象を IIII で表す。

(2-1) 事象 IIII が起こったときの事象 II が起こる条件つき確率を求めよ。

(2-2) 事象 II と事象 IIII は独立か否か。理由を述べて答えよ。

次に、札Aと札Gが3枚ずつ、札Cが2枚、札Tが1枚の合計9枚の札があるとし、この9枚を全部並べるとする。次の問 (3), (4) に答えよ。ただし、答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(3) 全部で何通りの並べ方があるか。その総数を求めよ。

(4) 並べた9枚の札を、左から1〜3番目、4〜6番目、7〜9番目の3箇所に区切る。この3箇所の各3枚の並べ方がいずれも(1)で現れる並べ方のどれかに該当するような9枚の並べ方は全部で何通りあるか。その総数を求めよ。また、そのような9枚の並べ方が現れる確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

順列・組合せによる数え上げ、事象の確率比較、重複文字を含む多項係数を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 24;24;\qquad (2-1) Pr⁡(I∣II)=16;\displaystyle \Pr(I\mid II)=\frac16;\quad (2-2) 独立でない (Pr⁡(I∩II)=18≠Pr⁡(I)Pr⁡(II)=316);\displaystyle \space{}\bigl(\Pr(I\cap II)=\frac18\ne\Pr(I)\Pr(II)=\frac3{16}\bigr);\qquad (3) 5040;5040;\qquad (4) 648, 970.\displaystyle 648,\space{}\frac9{70}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 4種類から異なる3枚を選び、順に並べるので 4P3=4⋅3⋅2=24{}_4P_3=4\cdot3\cdot2=24 通り。

(2-1) Tを含む3枚の選び方は、残り2枚をA,C,Gから選ぶ(32)=3\displaystyle \binom32=3通りであり、各組の並べ方は3!=63!=6通り。従って事象IIの結果は18通り。同時にAがCより左にあるにはA,C,Tの3枚が選ばれ、AとCの順序が半分の3通りとなる。よって Pr⁡(I∣II)=318=16.\displaystyle \Pr(I\mid II)=\frac{3}{18}=\frac16.

(2-2) 事象IにはA,Cがともに必要で、3枚目はGまたはT。各選び方につきAがCより左となる並べ方は3通りなので、Iは2⋅3=62\cdot3=6通り、Pr⁡(I)=6/24=1/4\Pr(I)=6/24=1/4。またIIは18通りでPr⁡(II)=18/24=3/4\Pr(II)=18/24=3/4。IとIIの両方が起こるのはA,C,Tを選んでAがCより左に並ぶ3通りだから、 Pr⁡(I∩II)=324=18≠14⋅34=Pr⁡(I)Pr⁡(II).\displaystyle \Pr(I\cap II)=\frac3{24}=\frac18 \ne \frac14\cdot\frac34=\Pr(I)\Pr(II). 従ってIとIIは独立ではない。

(3) 同じ文字の札は区別しないので、9枚の並べ方は 9!3! 3! 2! 1!=5040\displaystyle \frac{9!}{3!\,3!\,2!\,1!}=5040 通り。

(4) 各3枚のブロックが(1)に現れる並べ方となるには、各ブロックで3文字がすべて異なる必要がある。従って各ブロックはA,C,G,Tのうち1種類を欠く。全体でAは3枚、Gは3枚あるので、3ブロックすべてにA,Gが1枚ずつ入り、Cは1ブロックで欠け、Tは2ブロックで欠ける。従ってCを欠くブロックを選ぶ方法は3通りであり、各ブロックの3文字の並べ方はそれぞれ3!3!通り。よって該当する並べ方は 3(3!)3=6483(3!)^3=648 通り。全体は5040通りなので、その確率は 6485040=970.\displaystyle \frac{648}{5040}=\frac9{70}.

この問題で使う考え方

  • 順列
  • 組合せ
  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率
  • 独立な試行

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