昭和大学/2008年度/Ⅰ期
昭和大学 2008年 数学 第3問解答・解説
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1問題
平面上に2つの円 がある。 は方程式 (ただし、 は正の定数)で表されるものとする。 は、中心の座標が 、半径が ( は正の定数)であり、 と共有点をもつことなく、 の内部に含まれているものとする。次に、円 上の を満たす部分から任意に点をとり、それを とする。また円 の における法線を とする。以下の問 (1)〜(4) に答えよ。ただし、答は結果のみを解答欄に記入せよ。
(1) が満たすべき条件を不等式で表せ。
(2) 法線 が円 の中心を通るとき、点 の座標を を用いて表せ。ただし、 とする。
(3) 円 に接するような法線 がただ1本だけ存在するのは、 がどのような条件を満たす場合か。
(4) とする。このとき、円 と法線 が共有点をもつような点 の 座標の範囲を求めよ。
次に、円 を構成する各点の 座標を2倍にした点全体で構成される図形を とする。 の場合と同様に、 上の を満たす部分からとった任意の点を 、図形 の における法線を とする。以下の問 (5), (6) に答えよ。ただし、答は結果のみを解答欄に記入せよ。
(5) 図形 を表す方程式を書け。また、点 の座標を とするとき、法線 の方程式を書け。
(6) 円 の中心が にあり、点 における の法線 が と接しているとする。このとき、 の半径 の値を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
円の包含、法線と中心の距離、楕円の媒介変数表示から導く接線方向と垂直な法線方向を用いた。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2) (3) (4) (5) (6)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 円の中心は原点、半径はであり、円の中心までの距離をとする。円全体が円の内部にあり、両円に共有点がないための条件は、中心間距離に半径を加えた長さがより小さいことである。従って
(2) 円の法線は原点とを通るため、のとき、の位置ベクトルはに平行である。とする。なら上半円上の点は、ならである。なら法線はx軸となり、その上半円との交点は両端点である。
(3) 原点から円の中心までの距離をとする。原点から円に引ける接線は、原点が円の外部にあれば2本、円周上にあれば1本、内部にあれば0本である。よってただ1本となる条件は原点が円上にあること、すなわち この場合、先の円への内包条件はとなる。
(4) とすると。原点を通りに沿う法線と円の中心との距離は 法線が半径2の円と共有点をもつ条件はこの距離が2以下であること。従って ここではを用いた。右辺は正なので。と置くとであり、 ゆえに。端点は接する場合であり含む。
(5) 円上の点をに移すと、から を得る。上半分の点はを使ってと表せる。を動かしたときの接線方向は である。この方向ととの内積は。したがってが法線の方向である。を通り、この方向に平行な直線の方程式は でも接線方向ベクトルは零にならず、この式は端点と上端を含めて成り立つ。
(6) を法線式に代入すると 円の中心は原点なので、この直線と原点との距離が半径である。よって
この問題で使う考え方
- 円の方程式
- 座標による距離
- 直線の方程式
- 楕円
- 曲線の媒介変数表示
- ベクトルの内積
- 三角関数の微分
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