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愛知医科大学/2021年度/一般

愛知医科大学 2021年 数学 第I問解答・解説

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1問題

愛知医科大学2021年度第I問

次の1)~4)の設問に対して、答えのみを下の解答欄に記入せよ。

1) 方程式 3x−7−x−1=2\sqrt{3x-7}-\sqrt{x-1}=2 を解け。

2) チームAとチームBが試合をして、先に2連勝したチームが優勝となり、優勝チームが決まるまで試合を続けるものとする。チームAがチームBに勝つ確率は 23\displaystyle \frac{2}{3} であって、引き分けになることはないとする。既に1試合が行われ、チームAが1勝しているとして、次の問いに答えよ。

(a) ここからあと3試合行って、チームAが優勝する確率を求めよ。

(b) チームAが優勝する確率を求めよ。

3) 空間に、点 A(1,3,2)A(1,3,2) がある。xx 軸に関して点 AA と対称な点を BB、yzyz 平面に関して点 AA と対称な点を CC とするとき、次の問いに答えよ。

(a) 三角形 ABCABC の面積を求めよ。

(b) 点 DD を (−1,3,−1)(-1,3,-1) とするとき、四面体 ABCDABCD の体積を求めよ。

4) 楕円 x2+2y2=9x^{2}+2y^{2}=9 上で第二象限にある点を P(p,q)P(p,q) とするとき、次の問いに答えよ。

(a) 点 PP におけるこの楕円の法線の方程式を求めよ。

(b) 点 (−2,6)(-2,6) からの距離が最小となる、楕円上の点の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

根号方程式では定義域と二乗条件を確認した。連続試合は優勝決定時に終了する条件に従い、ちょうど3試合の事象を数え、最終優勝確率は直前の勝者別に求めた。空間図形は座標・内積・平面までの距離、楕円は法線の傾きと平方和による距離比較を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1) x=7+25;\space{}x=7+2\sqrt5;\quad 2)(a) 427;\displaystyle \space{}\frac4{27};\quad 2)(b) 67;\displaystyle \space{}\frac67;\quad 3)(a) 213;\space{}2\sqrt{13};\quad 3)(b) 6;\space{}6;\quad 4)(a) 2qx−py=pq;\space{}2qx-py=pq;\quad 4)(b) (-1,2).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

1) 根号の中が非負であるため、定義域は x≧73\displaystyle x\geq \frac{7}{3} である。方程式を 3x−7=2+x−1\sqrt{3x-7}=2+\sqrt{x-1} と変形して両辺を2乗すると、 3x−7=x+3+4x−1,x−5=2x−1.3x-7=x+3+4\sqrt{x-1},\qquad x-5=2\sqrt{x-1}. 右辺は0以上なので x≧5x\geq 5 である。この条件のもとで再び2乗すると x2−14x+29=0,x^2-14x+29=0, したがって x=7±25x=7\pm2\sqrt5 である。x≧5x\geq5 を満たすのは x=7+25x=7+2\sqrt5 だけである。この値では 3x−7=3+5\sqrt{3x-7}=3+\sqrt5、x−1=1+5\sqrt{x-1}=1+\sqrt5 となり、元の式を満たす。

2)(a) 優勝チームが決まると試合は終了するので、「ここからあと3試合行って」は、その3試合が実際に行われ、3試合目にAが優勝する場合を数える。既にAが1勝しているから、次をAが勝てば1試合目で終了する。3試合目まで決着せず、その試合にAが2連勝を完成させる勝敗の並びは、順にB、A、Aだけである。よって求める確率は 13⋅23⋅23=427.\displaystyle \frac13\cdot\frac23\cdot\frac23=\frac4{27}.

2)(b) 直前の勝者がAでまだ優勝が決まっていない状態からのAの最終優勝確率を uu、直前の勝者がBでまだ優勝が決まっていない状態からの確率を vv とする。次の試合の勝者で場合分けすると u=23+13v,v=23u.\displaystyle u=\frac23+\frac13v,\qquad v=\frac23u. よって u=23+29u\displaystyle u=\frac23+\frac29u から u=67\displaystyle u=\frac67 を得る。

3)(a) 対称移動から B=(1,−3,−2)B=(1,-3,-2)、C=(−1,3,2)C=(-1,3,2) である。AB→=(0,−6,−4)\overrightarrow{AB}=(0,-6,-4)、AC→=(−2,0,0)\overrightarrow{AC}=(-2,0,0) は内積が0であり、長さはそれぞれ 2132\sqrt{13}、2である。したがって △ABC=12⋅213⋅2=213.\displaystyle \triangle ABC=\frac12\cdot2\sqrt{13}\cdot2=2\sqrt{13}.

3)(b) 平面 ABCABC は3点の座標から 2y−3z=02y-3z=0 と表せる。点 D=(−1,3,−1)D=(-1,3,-1) とこの平面との距離は ∣2⋅3−3⋅(−1)∣22+(−3)2=913.\displaystyle \frac{|2\cdot3-3\cdot(-1)|}{\sqrt{2^2+(-3)^2}}=\frac9{\sqrt{13}}. よって四面体の体積は 13⋅213⋅913=6.\displaystyle \frac13\cdot2\sqrt{13}\cdot\frac9{\sqrt{13}}=6.

4)(a) 楕円の式を xx で微分すると、点 P(p,q)P(p,q) における接線の傾きは −p2q\displaystyle -\frac{p}{2q} である。第二象限なので p≠0p\neq0、q≠0q\neq0 であり、法線の傾きは 2qp\displaystyle \frac{2q}{p} となる。したがって法線は y−q=2qp(x−p),2qx−py=pq.\displaystyle y-q=\frac{2q}{p}(x-p),\qquad 2qx-py=pq.

4)(b) P0=(−1,2)P_0=(-1,2) は楕円上にあり、点 X=(−2,6)X=(-2,6) との距離の2乗は17である。楕円上の任意の点を Q=(x,y)Q=(x,y) とする。x2+2y2=9x^2+2y^2=9 より 81−(−x+4y)2=9(x2+2y2)−(−x+4y)2=2(2x+y)2≧0,81-(-x+4y)^2=9(x^2+2y^2)-(-x+4y)^2=2(2x+y)^2\geq0, したがって −x+4y≦9-x+4y\leq9 である。ここで X−P0=(−1,4)X-P_0=(-1,4) なので (X−P0)⋅(Q−P0)=−(x+1)+4(y−2)=−x+4y−9≦0.(X-P_0)\cdot(Q-P_0)=-(x+1)+4(y-2)=-x+4y-9\leq0. ゆえに ∣X−Q∣2=∣X−P0∣2+∣Q−P0∣2−2(X−P0)⋅(Q−P0)≧17.|X-Q|^2=|X-P_0|^2+|Q-P_0|^2-2(X-P_0)\cdot(Q-P_0)\geq17. 等号は Q=P0Q=P_0 のときに成立する。したがって求める点は (−1,2)(-1,2) である。

この問題で使う考え方

  • 実数と無理数
  • 二次方程式とグラフ
  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 条件付き確率
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 等式・不等式の証明

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