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北里大学/2024年度/前期

北里大学 2024年 数学 第1問解答・解説

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1問題

北里大学2024年度第1問

次の各文の □\square にあてはまる答を求めよ。

(1) 2つの実数 x,yx,y は x2+y2≦4, x≧0x^{2}+y^{2}\leq 4,\ x\geq 0 を満たすとする。このとき,3x+4y−33x+4y-3 の最小値は ア\boxed{\text{ア}},最大値は イ\boxed{\text{イ}} である。また,3x2+4xy−3y23x^{2}+4xy-3y^{2} の最大値は ウ\boxed{\text{ウ}} である。

(2) 0≦x≦2π0\leq x\leq 2\pi において,曲線 y=sin⁡xy=\sin x と xx 軸で囲まれた2つの部分の面積の和は エ\boxed{\text{エ}} である。0≦x≦2π0\leq x\leq 2\pi において,曲線 y=sin⁡xy=\sin x と曲線 y=cos⁡xy=\cos x で囲まれた部分の面積は オ\boxed{\text{オ}} である。また,f(x)=∫xx+π2∣sin⁡t∣ dt\displaystyle f(x)=\displaystyle\int_{x}^{x+\frac{\pi}{2}}|\sin t|\,dt とすると,関数 f(x)f(x) の最小値は カ\boxed{\text{カ}} である。

(3) 座標空間に4点 A(−1,−1,−1),B(2,0,1),C(−2,2,0),D(1,0,5)A(-1,-1,-1), B(2,0,1), C(-2,2,0), D(1,0,5) がある。このとき,三角形 ABCABC の面積は キ\boxed{\text{キ}} である。平面 ABCABC 上に点 HH を直線 DHDH が平面 ABCABC と垂直になるようにとると,点 HH の座標は ク\boxed{\text{ク}} である。また,四面体 ABCDABCD の体積は ケ\boxed{\text{ケ}} である。

(4) 2052の正の約数は全部で コ\boxed{\text{コ}} 個あり,2052の正の約数の総和は サ\boxed{\text{サ}} である。また,300以下の正の整数のうち,正の約数の個数が偶数であるものは全部で シ\boxed{\text{シ}} 個ある。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

各小問で条件の等号成立と定義域を確認し、積分・三次元ベクトル・整数の素因数分解を用いて空欄を順に求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ア: −11\quad -11\quad , イ: 7\quad 7\quad , ウ: 413\quad 4\sqrt{13}\quad / (2) エ: 4\quad 4\quad , オ: 42\quad 4\sqrt{2}\quad , カ: 2−2\quad 2-\sqrt{2}\quad / (3) キ: 562\displaystyle \quad \frac{5\sqrt6}{2}\quad , ク: (52,32,2)\displaystyle \quad \left(\frac52,\frac32,2\right)\quad , ケ: 152\displaystyle \quad \frac{15}{2}\quad / (4) コ: 24\quad 24\quad , サ: 5600\quad 5600\quad , シ: 283\quad 283

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 条件から −2≦y≦2-2\le y\le2 かつ x≧0x\ge0 である。したがって 3x+4y−3≧4y−3≧−113x+4y-3\ge4y-3\ge-11 であり、(x,y)=(0,−2)(x,y)=(0,-2) で等号となるので最小値は −11-11 である。一方、ベクトルの内積の不等式から 3x+4y≦32+42x2+y2≦103x+4y\le\sqrt{3^2+4^2}\sqrt{x^2+y^2}\le10 であり、(x,y)=(6/5,8/5)(x,y)=(6/5,8/5) は条件を満たして等号となる。よって最大値は 10−3=710-3=7 である。 次に U=x2−y2, V=2xyU=x^2-y^2,\ V=2xy とおくと、 3x2+4xy−3y2=3U+2V,U2+V2=(x2+y2)2.3x^2+4xy-3y^2=3U+2V,\qquad U^2+V^2=(x^2+y^2)^2. よって 3U+2V≦13U2+V2≦413.3U+2V\le\sqrt{13}\sqrt{U^2+V^2}\le4\sqrt{13}. 等号条件は (U,V)(U,V) が (3,2)(3,2) と同じ向きで x2+y2=4x^2+y^2=4 となることである。これは x=2cos⁡θ, y=2sin⁡θx=2\cos\theta,\ y=2\sin\theta とし、0<θ<π/40<\theta<\pi/4 で (cos⁡2θ,sin⁡2θ)=(3/13,2/13)(\cos2\theta,\sin2\theta)=(3/\sqrt{13},2/\sqrt{13}) を満たす θ\theta を選べば実現し、x>0x>0 である。したがって最大値は 4134\sqrt{13} である。 (2) 0≦x≦2π0\le x\le2\pi での2つの部分の面積の和は ∫0πsin⁡x dx+∫π2π(−sin⁡x) dx=2+2=4.\displaystyle \int_0^\pi\sin x\,dx+\int_\pi^{2\pi}(-\sin x)\,dx=2+2=4. また sin⁡x−cos⁡x=2sin⁡(x−π/4)\sin x-\cos x=\sqrt2\sin(x-\pi/4) だから、曲線間の面積は ∫02π∣sin⁡x−cos⁡x∣ dx=2∫02π∣sin⁡(x−π/4)∣ dx=42.\displaystyle \int_0^{2\pi}|\sin x-\cos x|\,dx =\sqrt2\int_0^{2\pi}|\sin(x-\pi/4)|\,dx=4\sqrt2. さらに g(x)=∫xx+π/2∣sin⁡t∣ dt\displaystyle g(x)=\int_x^{x+\pi/2}|\sin t|\,dt は π\pi 周期である。0≦x≦π/20\le x\le\pi/2 では g(x)=sin⁡x+cos⁡x≧1g(x)=\sin x+\cos x\ge1。π/2≦x≦π\pi/2\le x\le\pi では区間が t=πt=\pi をまたぐので g(x)=∫xπsin⁡t dt+∫πx+π/2(−sin⁡t) dt=2+cos⁡x−sin⁡x≧2−2.\displaystyle g(x)=\int_x^\pi\sin t\,dt+\int_\pi^{x+\pi/2}(-\sin t)\,dt =2+\cos x-\sin x\ge2-\sqrt2. 後者の等号は x=3π/4x=3\pi/4 で成立し、2−2<12-\sqrt2<1 であるから、最小値は 2−22-\sqrt2 である。 (3) AB→=(3,1,2)\overrightarrow{AB}=(3,1,2)、AC→=(−1,3,1)\overrightarrow{AC}=(-1,3,1) であり、 ∣AB→∣2=14,∣AC→∣2=11,AB→⋅AC→=2.|\overrightarrow{AB}|^2=14,\quad|\overrightarrow{AC}|^2=11,\quad \overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC}=2. 内積と三角形の面積公式より [ABC]=12∣AB→∣2∣AC→∣2−(AB→⋅AC→)2=12150=562.\displaystyle [ABC]=\frac12\sqrt{|\overrightarrow{AB}|^2|\overrightarrow{AC}|^2- (\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC})^2} =\frac12\sqrt{150}=\frac{5\sqrt6}{2}. n⃗=(1,1,−2)\vec n=(1,1,-2) とすると n⃗⋅AB→=n⃗⋅AC→=0\vec n\cdot\overrightarrow{AB}=\vec n\cdot\overrightarrow{AC}=0 だから、平面 ABCABC の方程式は x+y−2z=0x+y-2z=0 である。DHDH は n⃗\vec n と平行なので H=D+λn⃗H=D+\lambda\vec n とおく。平面上にある条件から (1+λ)+λ−2(5−2λ)=0(1+\lambda)+\lambda-2(5-2\lambda)=0 となり、λ=3/2\lambda=3/2、したがって H=(5/2,3/2,2)H=(5/2,3/2,2) である。点 DD と平面 ABCABC の距離は ∣n⃗⋅AD→∣∣n⃗∣=∣(1,1,−2)⋅(2,1,6)∣6=96=362.\displaystyle \frac{|\vec n\cdot\overrightarrow{AD}|}{|\vec n|} =\frac{|(1,1,-2)\cdot(2,1,6)|}{\sqrt6} =\frac{9}{\sqrt6}=\frac{3\sqrt6}{2}. よって四面体の体積は 13[ABC]⋅362=152.\displaystyle \frac13[ABC]\cdot\frac{3\sqrt6}{2}=\frac{15}{2}. (4) 2052=22⋅33⋅192052=2^2\cdot3^3\cdot19 である。正の約数の個数は (2+1)(3+1)(1+1)=24(2+1)(3+1)(1+1)=24、総和は (1+2+4)(1+3+9+27)(1+19)=5600.(1+2+4)(1+3+9+27)(1+19)=5600. 正の整数が奇数個の正の約数をもつのは平方数に限る。300300 以下の平方数は 12,…,1721^2,\ldots,17^2 の17個なので、約数の個数が偶数である数は 300−17=283300-17=283 個である。

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • ベクトルの内積
  • 三角関数の相互関係
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 曲線で囲まれた面積
  • 不定積分・定積分の性質
  • 空間図形の計量
  • 空間座標と空間ベクトル

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