(1) t=ex>0 とおく。与式は 3t2−7t−6=(3t+2)(t−3)=0 となる。t>0 だから t=3 である。ekx=(ex)k=3k=243=35 より、k=5 である。
(2) 2x−x2=x(2−x) は −2≦x≦0 で非正、0≦x≦2 で非負である。したがって ∫−22(∣2x−x2∣+x2+2x+2)dx=∫−20(2x2+2)dx+∫02(4x+2)dx=328+12=364. よってイウは 64、エは 3 である。
(3) r=∣x−5∣ とおくと、r は非負整数で、y は max(1,r)≦y≦⌊10−5r2⌋ を満たす整数である。r≧6 では上限が下限より小さい。r=0,1,2,3,4,5 に対する y の個数は順に 10,9,8,6,3,1 である。r=0 のとき x=5 は1通り、r>0 のとき x=5±r は2通りだから、組の総数は 10+2(9+8+6+3+1)=64.
(4) z1z2 の実部は ∣z1∣∣z2∣cos(argz2−argz1)=2cos(π/6)=3 である。したがって ∣z1+kz2∣2=1+23k+4k2. 分子を有理化すると k∣z1+kz2∣−1=∣z1+kz2∣+123+4k⟶3. よってキは 3 である。
(5) u=AB、v=AC とおく。∣u∣2=4、∣v∣2=9、∣v−u∣2=BC2=16 だから u⋅v=24+9−16=−23. H を B から C へ向かう線分上の H=B+t(C−B) と表すと AH=(1−t)u+tv,BC=v−u. 垂直条件より 0=AH⋅BC=(1−t)(−211)+t(221),t=3211. 0<t<1 なので H は実際に線分 BC 上にある。したがって AH=321(21AB+11AC).
(6) F(x)=x2−1+3cos(2πx) とおく。偶関数であり、∣x∣>2 なら F(x)≧x2−4>0 である。F(0)=2、F(1/2)=−15/4、F(1)=3、F(3/2)=−7/4、F(2)=6 である。また F′(x)=2x−6πsin(2πx),F′′(x)=2−12π2cos(2πx). 1/2≦x≦1 と 3/2≦x≦2 では sin(2πx)≦0 だから F′(x)>0 で、端点の符号から各区間にちょうど1根ある。
0≦x≦1/2 では cos(2πx) が単調減少するので F′′ は負から正へ一度だけ変わる。F′(0)=0、F′(1/2)=1>0 より F′ は一度減少してから増加し、F には極小が1個ある。F(0)>0、F(1/2)<0 なので、下降中にちょうど1根あり、極小後も右端が負だから根は増えない。
1≦x≦3/2 でも F′′ は負から正へ一度だけ変わる。F′(1)=2>0、F′(5/4)=5/2−6π<0、F′(3/2)=3>0 より、F は極大と極小を各1個もつ。F(1)>0、F(5/4)=9/16>0、F(3/2)<0 だから、極大後の下降中にちょうど1根あり、最後の上昇中も負のままである。正の範囲には計4根、負の範囲にも対称な4根があり、0 は根でない。よって実数解は 8 個である。
(7) 2 でも 3 でも割り切れない正の整数は 6j+1,6j+5(j=0,1,2,…) の順に各組2項ずつ並ぶ。2020=2⋅1010 なので第2020項は j=1009 の組の後者で 6⋅1009+5=6059. また第1項から第2020項までの和は S=j=0∑1009((6j+1)+(6j+5))=j=0∑1009(12j+6)=6⋅10102=6120600. したがって S/2020=3030 である。
(8) B=∠ABC、D=∠ADC、d=AC とおく。円に内接する四角形なので D=π−B である。余弦定理より d2d2=182+182−2⋅182cosB=648−648cosB,=462+182−2⋅46⋅18cosD=2440+1656cosB. 両式から cosB=−7/9、0<B<π より sinB=42/9、さらに d=242 となる。三角形 ABC の正弦定理から、この四角形の外接円の半径は R=2sinBd=2(42/9)242=27. 実際に指定された辺を持つ内接四角形は構成できる。半径 27 の円で sin(θ/2)=18/(2⋅27)=1/3 となる小弧の中心角 θ を取る。1/3<1/2 より 0<θ<π/3 で、三つの小弧を順に AB,BC,CD に割り当てても 3θ<π である。三倍角公式から DA=2Rsin23θ=54(3⋅31−4⋅271)=46. したがって四角形は実現し、求めた半径 27 は一意である。なお、一般に R≧23 から長さ 18 の弦の小弧角は θ<π/3 である。もし AB,BC,CD の一つを大弧 2π−θ として頂点を巡るなら、残りの弧長は合計 θ しかなく、他の二つの長さ 18 の弦の弧を収められない。よって三つとも小弧となる。
(9) 誤入力時の得点の和は 100⋅80=8000、二乗和は分散の公式から i=1∑100xi2=100(320+802)=672000. 二人をそれぞれ 0 点から 100 点へ修正すると、得点の和は 8200、二乗和は 692000 になる。したがって新しい平均は 8200/100=82、分散は 100692000−822=6920−6724=196.
(10) 位取りに従って十進数に直すと 51.3(6)=5⋅6+1+63=263,24.1(6)=2⋅6+4+61=697. したがって和は 263+697=3143=47+32. 47=5⋅9+2=52(9)、32=96=0.6(9) だから、求める九進表示は 52.6(9) である。