長崎大学/2024年度/前期
長崎大学 2024年 数学 第5問解答・解説
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1問題
以下はそれぞれ個別の問題である。各問いに答えよ。 (1) を実数とし,互いに異なるベクトル を とする。 と は垂直であり, と は平行であるとき, の値をそれぞれ求めよ。 (2) 微分可能な関数 が,すべての実数 に対して を満たしている。このとき, の値を求めよ。また, のとき, および をそれぞれ求めよ。 (3) が成り立つことを示し,定積分 を求めよ。 (4) を整数とするとき, を3で割った余りは2にならないことを, のそれぞれの場合について示せ。 また, を整数とするとき, ならば, または は3の倍数となることを,背理法を用いて証明せよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
各小問について、ベクトルの成分条件、加法性と微分係数の定義、定積分の置換と区間分割、3で割った余りによる場合分けを順に用いた。
3答え
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(3) 等式が成り立ち、定積分の値は
を 3 で割った余りは 0 または 1 であり、l または m は 3 の倍数である数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) ベクトルの成分から、垂直の条件は である。したがって 。また、 が と平行なので、ある実数 を用いて と表せる。第1成分から であり、第2成分から 。ここに を代入すると 、すなわち である。 のとき となり、 で互いに異なるという条件に反する。 のとき であり、 は互いに異なり、二つの条件を満たす。よって 。
(2) とすると だから 。加法性から であるため、 よって の導関数は常に であるから、導関数の符号と増減の関係より は定数である。 を用いるとその定数は なので、。
(3) と置換すると、 となり、示すべき等式が得られる。さらに、負の区間の積分にこの等式を用いて正の区間の積分と合わせると、
(4) のとき で余りは 。 のとき で余りは 。 のとき で余りは 。したがって、どの場合も余りは にならない。 次に、背理法で示す。 のどちらも3の倍数でないと仮定する。整数の余りによる分類から、 はそれぞれ または と書けるので、前半で示したことから はともに3で割ると余りが1である。よって は3で割ると余りが2となる。一方、 であるから、 も余り2となるが、これは前半の結果に反する。ゆえに、 の少なくとも一方は3の倍数である。
この問題で使う考え方
- ベクトルの成分表示
- ベクトルの内積
- ベクトルによる図形の考察
- 微分係数と導関数
- 導関数と増減
- 定積分
- 不定積分・定積分の性質
- 置換積分法
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