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愛知医科大学/2024年度/一般

愛知医科大学 2024年 数学 第I問解答・解説

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1問題

愛知医科大学2024年度第I問

次の1)~4)の設問に対して, 答えのみを下の解答欄に記入せよ.

1) (a) 2024の正の約数の個数を求めよ.

(b) 2024の正の約数の総和を求めよ.

2) A, B両者が勝負をして, 先に4勝した方を優勝者とする. A, B共に勝率は 12\displaystyle \frac{1}{2} で, 引き分けはないものとするとき, 次の問いに答えよ.

2) (a) 4試合目で優勝者が決まる確率を求めよ.

2) (b) 6試合目で優勝者が決まる確率を求めよ.

3) 平面上に, OA→+OB→+OC→=0→\overrightarrow{OA}+\overrightarrow{OB}+\overrightarrow{OC}=\overrightarrow{0}, ∣OA→∣=5\lvert\overrightarrow{OA}\rvert=5, ∣OB→∣=4\lvert\overrightarrow{OB}\rvert=4, ∣OC→∣=6\lvert\overrightarrow{OC}\rvert=6 を満たす3つのベクトル OA→,OB→,OC→\overrightarrow{OA},\overrightarrow{OB},\overrightarrow{OC} がある. このとき, 次の問いに答えよ.

3) (a) OA→⋅OB→\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB} を求めよ.

3) (b) △ABC\triangle ABC の面積を求めよ.

4) 次の空欄を埋めよ. aa を正の定数とし, 関数 f(x)=x2+a+1x2+a\displaystyle f(x)=\sqrt{x^{2}+a}+\frac{1}{\sqrt{x^{2}+a}} を考える. f′(x)=(a)(x2+a)3/2\displaystyle f'(x)=\frac{\boxed{\text{(a)}}}{(x^{2}+a)^{3/2}} であるので, f(x)f(x) が極大値をもつための条件は 0<a<(b)0<a<\boxed{\text{(b)}} であり, そのときの f(x)f(x) の極大値は (c)\boxed{\text{(c)}}, 極小値は (d)\boxed{\text{(d)}} である.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1)(a) 16,1)(b) 4320,2)(a) 18,2)(b) 516,3)(a) −52,3)(b) 4574,4)(a) x(x2+a−1),4)(b) 1,4)(c) a+1a,4)(d) 2\displaystyle 1)(a)\space{}16,\quad 1)(b)\space{}4320,\quad 2)(a)\space{}\frac18,\quad 2)(b)\space{}\frac5{16},\quad 3)(a)\space{}-\frac52,\quad 3)(b)\space{}\frac{45\sqrt7}{4},\quad 4)(a)\space{}x(x^2+a-1),\quad 4)(b)\space{}1,\quad 4)(c)\space{}\sqrt a+\frac1{\sqrt a},\quad 4)(d)\space{}2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第I問

1)(a) 素因数分解すると 2024=8⋅253=23⋅11⋅23.2024=8\cdot253=2^3\cdot11\cdot23. したがって正の約数の個数は (3+1)(1+1)(1+1)=16.(3+1)(1+1)(1+1)=16.

1)(b) 約数の総和は各素因数の指数を選ぶ和の積より (1+2+22+23)(1+11)(1+23)=15⋅12⋅24=4320.(1+2+2^2+2^3)(1+11)(1+23)=15\cdot12\cdot24=4320.

2)(a) 各試合の勝敗は独立にAまたはBが確率 1/21/2 で勝つ。4試合目で初めて優勝が決まるには、4試合すべて同じ方が勝つ必要がある。よって 2(12)4=18.\displaystyle 2\left(\frac12\right)^4=\frac18.

2)(b) 6試合目で優勝する者は、最初の5試合でちょうど3勝し、6試合目にも勝つ。最初の5試合における勝者の選び方は (53)\displaystyle \binom53 通りで、最終勝者はA,Bの2通り。全6試合の勝敗列は 262^6 通りだから 2(53)26=2064=516.\displaystyle \frac{2\binom53}{2^6}=\frac{20}{64}=\frac5{16}.

3)(a) a=OA→\boldsymbol a=\overrightarrow{OA}、b=OB→\boldsymbol b=\overrightarrow{OB}、c=OC→\boldsymbol c=\overrightarrow{OC} とおく。c=−a−b\boldsymbol c=-\boldsymbol a-\boldsymbol b なので 36=∣c∣2=∣a+b∣2=25+16+2a⋅b.36=|\boldsymbol c|^2=|\boldsymbol a+\boldsymbol b|^2 =25+16+2\boldsymbol a\cdot\boldsymbol b. 従って OA→⋅OB→=−52.\displaystyle \overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB}=-\frac52.

3)(b) θ=∠AOB\theta=\angle AOB とすると cos⁡θ=a⋅b∣a∣∣b∣=−5/25⋅4=−18.\displaystyle \cos\theta=\frac{\boldsymbol a\cdot\boldsymbol b}{|\boldsymbol a||\boldsymbol b|} =\frac{-5/2}{5\cdot4}=-\frac18. 三角形の内積は退化していないので 0<θ<π0<\theta<\pi、よって sin⁡θ=1−cos⁡2θ=378,[OAB]=12⋅5⋅4⋅378=1574.\displaystyle \sin\theta=\sqrt{1-\cos^2\theta}=\frac{3\sqrt7}{8},\qquad [OAB]=\frac12\cdot5\cdot4\cdot\frac{3\sqrt7}{8} =\frac{15\sqrt7}{4}. a+b+c=0\boldsymbol a+\boldsymbol b+\boldsymbol c=0 より OO は △ABC\triangle ABC の重心である。重心は三角形を同面積の3つの三角形に分けるので [ABC]=3[OAB]=4574.\displaystyle [ABC]=3[OAB]=\frac{45\sqrt7}{4}.

4) a>0a>0 より分母 (x2+a)3/2(x^2+a)^{3/2} は常に正であり、 f′(x)=xx2+a−x(x2+a)3/2=x(x2+a−1)(x2+a)3/2.\displaystyle \begin{aligned} f'(x) &=\frac{x}{\sqrt{x^2+a}}-\frac{x}{(x^2+a)^{3/2}}\\ &=\frac{x(x^2+a-1)}{(x^2+a)^{3/2}}. \end{aligned} 臨界点が x=0x=0 のほかに存在するのは 0<a<10<a<1 のときで、そのとき r=1−a>0r=\sqrt{1-a}>0 とおくと、導関数の符号は x<−r:−,−r<x<0:+,0<x<r:−,x>r:+x<-r:-,\quad-r<x<0:+,\quad0<x<r:-,\quad x>r:+ の順である。従って x=0x=0 で極大、x=±rx=\pm r で極小となる。極値は f(0)=a+1a,f(±r)=1+1=2.\displaystyle f(0)=\sqrt a+\frac1{\sqrt a},\qquad f(\pm r)=1+1=2. a≧1a\ge1 では x2+a−1≧0x^2+a-1\ge0 となり、f′f' は x<0x<0 で負、x>0x>0 で正なので極大値をもたない。よって条件は 0<a<10<a<1 である。

1)(a) 16,1)(b) 4320,2)(a) 18,2)(b) 516,3)(a) −52,3)(b) 4574,4)(a) x(x2+a−1),4)(b) 1,4)(c) a+1a,4)(d) 2\displaystyle \boxed{ \begin{gathered} 1)(a)\ 16,\quad 1)(b)\ 4320,\quad 2)(a)\ \frac18,\quad 2)(b)\ \frac5{16},\\ 3)(a)\ -\frac52,\quad 3)(b)\ \frac{45\sqrt7}{4},\\ 4)(a)\ x(x^2+a-1),\quad 4)(b)\ 1,\quad 4)(c)\ \sqrt a+\frac1{\sqrt a},\quad 4)(d)\ 2 \end{gathered}} 検算:23⋅11⋅23=20242^3\cdot11\cdot23=2024。第2問(b)では優勝者が最初の5試合に3勝、相手が2勝するため途中終了しない。第3問(a)を戻すと ∣a+b∣2=41−5=36|\boldsymbol a+\boldsymbol b|^2=41-5=36。第3問(b)は cos⁡θ=−1/8\cos\theta=-1/8 から 0<sin⁡θ<10<\sin\theta<1 と面積の正値を確認。第4問で 0<a<10<a<1 のとき f(0)>2f(0)>2 かつ導関数が x=0x=0 で +→−+\to- と変わる。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 独立な試行
  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • ベクトルの内積
  • 三角比による面積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角形の中心

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