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愛知医科大学/2024年度/一般

愛知医科大学 2024年 数学 第II問解答・解説

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1問題

愛知医科大学2024年度第II問

楕円 x24+y2=1\displaystyle \frac{x^{2}}{4}+y^{2}=1 に4点で外接する長方形 ABCDABCD を考えるとき, 次の問いに答えよ.   1) 直線 ADAD の方程式が ax+by+c=0ax+by+c=0 であるとする. 原点から辺 ADAD への距離 d1d_{1} と原点から辺 ABAB への距離 d2d_{2} を a,ba,b で表せ.

横軸x、縦軸y、原点Oを中心とする横長の楕円と、それに接する傾いた長方形ABCDが描かれている。Aは左上、Bは左下、Cは右下、Dは右上にあり、Oから辺ADへの点線の線分にd₁、Oから辺ABへの点線の線分にd₂と記されている。両座標軸の正方向に矢印がある。

2) この長方形の対角線の長さ LL を求めよ.   3) この長方形の面積 SS の最大値およびそのときの長方形の頂点の座標を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • d1
    4a2+b2a2+b2\displaystyle \frac{\sqrt{4a^2+b^2}}{\sqrt{a^2+b^2}}
  • d2
    a2+4b2a2+b2\displaystyle \frac{\sqrt{a^2+4b^2}}{\sqrt{a^2+b^2}}
  • L
    252\sqrt5
  • S最大
    10
  • 頂点
    (5,0), (0,5), (−5,0), (0,−5)(\sqrt5,0),\ (0,\sqrt5),\ (-\sqrt5,0),\ (0,-\sqrt5)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

楕円上では (x/2)2+y2=1(x/2)^2+y^2=1 である。コーシー・シュワルツの不等式より ∣ax+by∣=∣2a(x/2)+by∣≦4a2+b2(x/2)2+y2=4a2+b2.|ax+by|=|2a(x/2)+by|\le\sqrt{4a^2+b^2}\sqrt{(x/2)^2+y^2}=\sqrt{4a^2+b^2}. よって直線 ADAD が接線であることから d1=4a2+b2a2+b2.\displaystyle d_1=\frac{\sqrt{4a^2+b^2}}{\sqrt{a^2+b^2}}. ADAD の法線ベクトルは (a,b)(a,b)。隣辺 ABAB の法線ベクトルは (−b,a)(-b,a) だから、同様に d2=a2+4b2a2+b2.\displaystyle d_2=\frac{\sqrt{a^2+4b^2}}{\sqrt{a^2+b^2}}. 長方形の辺の長さは 2d1,2d22d_1,2d_2 なので L=2d12+d22=25,S=4d1d2.L=2\sqrt{d_1^2+d_2^2}=2\sqrt5,\qquad S=4d_1d_2. u=a2a2+b2\displaystyle u=\frac{a^2}{a^2+b^2} とおけば 0≦u≦10\le u\le1 であり、 S216=(1+3u)(4−3u)=254−9(u−12)2≦254.\displaystyle \frac{S^2}{16}=(1+3u)(4-3u)=\frac{25}{4}-9\left(u-\frac12\right)^2\le\frac{25}{4}. したがって S≦10S\le10。等号は u=12\displaystyle u=\frac12、すなわち a2=b2a^2=b^2 のときに成立する。

a=b=1a=b=1 とすれば接線は x+y=±5x+y=\pm\sqrt5 および −x+y=±5-x+y=\pm\sqrt5。交点は (5,0),(0,5),(−5,0),(0,−5).(\sqrt5,0),\quad(0,\sqrt5),\quad(-\sqrt5,0),\quad(0,-\sqrt5).

楕円上の点では (x2)2+y2=1\displaystyle \left(\frac{x}{2}\right)^2+y^2=1 である。コーシー・シュワルツの不等式より ∣ax+by∣=∣2a(x/2)+by∣≦4a2+b2|ax+by|=|2a(x/2)+by|\le\sqrt{4a^2+b^2}。したがって接線ADまでの距離は d1=4a2+b2a2+b2\displaystyle d_1=\frac{\sqrt{4a^2+b^2}}{\sqrt{a^2+b^2}}。ADの法線を(a,b)(a,b)とすると、隣辺ABの法線は(−b,a)(-b,a)なので d2=a2+4b2a2+b2\displaystyle d_2=\frac{\sqrt{a^2+4b^2}}{\sqrt{a^2+b^2}}。長方形の辺の長さは2d1,2d22d_1,\quad2d_2であるから L=2d12+d22=25L=2\sqrt{d_1^2+d_2^2}=2\sqrt5、面積は S=4d1d2S=4d_1d_2。u=a2a2+b2\displaystyle u=\frac{a^2}{a^2+b^2} と置けば0≦u≦10\le u\le1で、S216=(1+3u)(4−3u)=254−9(u−12)2≦254\displaystyle \frac{S^2}{16}=(1+3u)(4-3u)=\frac{25}{4}-9\left(u-\frac12\right)^2\le\frac{25}{4}。等号はa2=b2a^2=b^2で成立し、SS 最大値は1010。a=b=1a=b=1と置くと、接線の組は x+y=±5x+y=\pm\sqrt5、−x+y=±5-x+y=\pm\sqrt5。これらの隣り合う直線の交点は (5,0), (0,5), (−5,0), (0,−5)(\sqrt5,0),\ (0,\sqrt5),\ (-\sqrt5,0),\ (0,-\sqrt5)。

この問題で使う考え方

  • Cauchy–Schwarzの不等式
  • 点と直線の距離
  • 二次関数の最大値

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