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琉球大学/2017年度/前期

琉球大学 2017年 数学 第3問解答・解説

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1問題

琉球大学2017年度第3問

zz を複素数とする。z+3z\displaystyle z+\frac{3}{z} が実数であり,3≦z+3z≦4\displaystyle 3\leq z+\frac{3}{z}\leq4 となる zz の動く範囲を複素数平面上に図示せよ。(50点)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 実軸上の線分 [1,3][1,3] と、円 x2+y2=3x^2+y^2=3 上の 32≦x≦3\displaystyle \frac32\leq x\leq\sqrt3 にあたる上下の弧(右端 (3,0)(\sqrt3,0) を含む)の和集合。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

z=x+iyz=x+iy(x,yx,y は実数)とおく。条件により z≠0z\ne0 である。また z+3z=x+iy+3(x−iy)x2+y2\displaystyle z+\frac3z=x+iy+\frac{3(x-iy)}{x^2+y^2} だから、その虚部が 00 となる条件は y(1−3x2+y2)=0.\displaystyle y\left(1-\frac3{x^2+y^2}\right)=0. 従って y=0y=0 または x2+y2=3x^2+y^2=3 のいずれかである。

y=0y=0 の場合は z=xz=x(x≠0x\ne0)で、3≦x+3/x≦43\le x+3/x\le4 を満たす必要がある。x<0x<0 なら値は負なので不適。x>0x>0 では x+3/x≧23>3x+3/x\ge2\sqrt3>3 だから下限は自動的に満たされ、上限条件は x+3x≦4であるための必要十分条件は(x−1)(x−3)≦0、すなわち1≦x≦3.\displaystyle x+\frac3x\le4\text{であるための必要十分条件は}(x-1)(x-3)\le0\text{、すなわち}1\le x\le3. よって実軸上の 1≦x≦31\le x\le3 の線分 が得られる。

次に y≠0y\ne0 の場合は x2+y2=3x^2+y^2=3 であり、3/z=z‾3/z=\overline z だから z+3/z=2xz+3/z=2x。条件は 3/2≦x≦23/2\le x\le2 となる。円 x2+y2=3x^2+y^2=3 上では x≦3<2x\le\sqrt3<2 なので、これは 3/2≦x≦33/2\le x\le\sqrt3 に限られる。従って原点中心、半径 3\sqrt3 の円のうち、直線 x=3/2x=3/2 より右側の上下の弧(右端 (3,0)(\sqrt3,0) を含む)である。求める範囲は y=0, 1≦x≦3またはx2+y2=3, 3/2≦x≦3.\boxed{\begin{gathered}y=0,\ 1\le x\le3\quad\text{または}\\x^2+y^2=3,\ 3/2\le x\le\sqrt3\end{gathered}}.

「求める範囲(端点はすべて含む)」と題した複素数平面の図で、横軸Re z、縦軸Im z、原点Oがある。実軸上の1から3までの青い太線の線分と、原点中心・半径√3の円のうち点(3/2, √3/2)から実軸上の√3を通って点(3/2, −√3/2)までの右に膨らむ青い弧が描かれている。線分の両端1と3、弧の両端は青い黒丸で示され、弧の端点から縦軸の目盛√3/2・−√3/2と横軸の目盛3/2へ灰色の破線が引かれている。

青い線分と円弧が求める範囲で、丸を付けた各端点も含む。

z=x+iyz=x+iy(x,yx,y は実数)とおく。条件により z≠0z\ne0 である。また z+3z=x+iy+3(x−iy)x2+y2\displaystyle z+\frac3z=x+iy+\frac{3(x-iy)}{x^2+y^2} だから、その虚部が 00 となる条件は y(1−3x2+y2)=0.\displaystyle y\left(1-\frac3{x^2+y^2}\right)=0. 従って y=0y=0 または x2+y2=3x^2+y^2=3 のいずれかである。

y=0y=0 の場合は z=xz=x(x≠0x\ne0)で、3≦x+3/x≦43\le x+3/x\le4 を満たす必要がある。x<0x<0 なら値は負なので不適。x>0x>0 では x+3/x≧23>3x+3/x\ge2\sqrt3>3 だから下限は自動的に満たされ、上限条件は x+3x≦4であるための必要十分条件は(x−1)(x−3)≦0、すなわち1≦x≦3.\displaystyle x+\frac3x\le4\text{であるための必要十分条件は}(x-1)(x-3)\le0\text{、すなわち}1\le x\le3. よって実軸上の 1≦x≦31\le x\le3 の線分 が得られる。

次に y≠0y\ne0 の場合は x2+y2=3x^2+y^2=3 であり、3/z=z‾3/z=\overline z だから z+3/z=2xz+3/z=2x。条件は 3/2≦x≦23/2\le x\le2 となる。円 x2+y2=3x^2+y^2=3 上では x≦3<2x\le\sqrt3<2 なので、これは 3/2≦x≦33/2\le x\le\sqrt3 に限られる。従って原点中心、半径 3\sqrt3 の円のうち、直線 x=3/2x=3/2 より右側の上下の弧(右端 (3,0)(\sqrt3,0) を含む)である。求める範囲は y=0, 1≦x≦3またはx2+y2=3, 3/2≦x≦3.\boxed{\begin{gathered}y=0,\ 1\le x\le3\quad\text{または}\\x^2+y^2=3,\ 3/2\le x\le\sqrt3\end{gathered}}.

この問題で使う考え方

  • 複素数の実部・虚部
  • 場合分け
  • 円の方程式

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