(1) r=a+b, t=ab とおくと、両辺を平方して r−2t=2−3,2t=r−2+3 を得る。ここで r は有理数であり、t2=ab も有理数である。q=r−2 とおけば t2=4(q+3)2=4q2+3+2q3 が有理数だから、q=0 である。よって a+b=2、ab=3/2、すなわち ab=3/4 である。a,b は方程式 X2−2X+3/4=0 の2根なので 3/2,1/2 であり、左辺が正であることから a>b。したがって a=3/2, b=1/2。実際、(3/2−1/2)2=2−3 である。
(2) 余弦定理より a2=AB−AC2=b2+c2−2AB⋅AC だから AB⋅AC=2b2+c2−a2. また、AP:PB=2:1、BQ:QC=2:1 より AP=32AB,AQ=AB+32BC=31AB+32AC. したがって PQ=AQ−AP=−31AB+32AC. これを平方すると PQ2=9c2+94b2−94AB⋅AC=92a2+2b2−c2, よって PQ=32a2+2b2−c2。
(3) cos2x=sin(π/2−2x) と書くと、sin3x=sin(π/2−2x) である。sinA=sinB の解は A=B+2kπ または A=π−B+2kπ(k は整数)なので、 3x=2π−2x+2kπまたは3x=2π+2x+2kπ. 前者から x=π/10+2kπ/5 を得て、0≦x≦π では k=0,1,2、すなわち x=π/10,π/2,9π/10。後者からは x=π/2+2kπ となり、この範囲では x=π/2 だけで、すでに得た解に含まれる。
(4) 部分積分により ∫(logx)2dx=x((logx)2−2logx+2),∫xlogxdx=2x2logx−4x2. したがって ∫(logx−x)2dx=x((logx)2−2logx+2)−x2logx+2x2+3x3. これを 1 から e まで評価すると ∫1e(logx−x)2dx=(e−2e2+3e3)−617=3e3−2e2+e−617.
(5) z=x+iy とおき、与式の両辺を平方すると (6−2y)2+4x2=(x−3)2+y2. 整理して平方完成すると (x+1)2+(y−4)2=8. したがって、点 (x,y) は中心 (−1,4)、半径 22 の円周上にある。原点と中心の距離は 17>22 だから、原点から円周までの最短距離は 17−22 である。
(6) ある整数 x に対し、条件を満たす整数 y の個数は、nx≦2n2−x2 のとき 2n2−x2−nx+1 である。この不等式は (x+2n)(x−n)≦0 と同値だから、−2n≦x≦n。よって求める個数を N とすると N=x=−2n∑n(2n2−x2−nx+1)=(3n+1)(2n2+1)−x=−2n∑nx2−nx=−2n∑nx. ここで x=−2n∑nx=−2n(3n+1),x=−2n∑nx2=k=1∑2nk2+k=1∑nk2=2n(2n+1)(3n+1). これらを代入して整理すると N=2(3n+1)(3n2−n+2).
(1)和積を決めて順序を判定、(2)内分点の位置ベクトル、(3)正弦方程式の二解系列、(4)部分積分、(5)円の平方完成と距離差、(6)xごとの整数yの個数を総和する。全小問の境界と重複を確認する。