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神戸大学/2025年度/前期

神戸大学 2025年 数学 第1問解答・解説

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1問題

神戸大学2025年度第1問

kk を実数とする。f(x)f(x) と g(x)g(x) を f(x)=∣x3−x∣,g(x)=k(x+1)f(x)=\left|x^{3}-x\right|,\qquad g(x)=k(x+1) とおき、曲線 y=f(x)y=f(x) を CC、直線 y=g(x)y=g(x) を ℓ\ell とする。以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) 曲線 CC の概形をかけ。ただし、関数 f(x)f(x) の極大値を調べる必要はない。

(2) 曲線 CC と直線 ℓ\ell がちょうど4つの共有点をもつような kk の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 零点は−1,0,1。f(x)=−x³+x(x≦−1または0≦x≦1)、f(x)=x³−x(−1≦x≦0またはx≧1)で与えられる左右対称な概形。(2)k=1/4(2) k=1/4。共有点のx座標は−1,(1−√2)/2,1/2,(1+√2)/2。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x3−x=x(x−1)(x+1)x^3-x=x(x-1)(x+1) の符号より f(x)={−x3+x(x≦−1 または 0≦x≦1),x3−x(−1≦x≦0 または x≧1).f(x)=\begin{cases}-x^3+x &(x\le-1\text{ または }0\le x\le1),\\x^3-x &(-1\le x\le0\text{ または }x\ge1).\end{cases} 零点は −1,0,1-1,0,1。両端で f(x)→+∞f(x)\to+\infty。−1<x<0-1<x<0 と 0<x<10<x<1 の範囲ではそれぞれ端点で0となる山形の部分を描く。零点は折れ曲がった極小点である。

(2) x=−1x=-1 は常に共有点。x≠−1x\ne-1 では k={−(x2−x)(x<−1),∣x(x−1)∣(x>−1).k=\begin{cases}-(x^2-x)&(x<-1),\\|x(x-1)|&(x>-1).\end{cases} x<−1x<-1 では x2−x>2x^2-x>2 なので追加交点は k<−2k<-2 の場合だけ1個。x>−1x>-1 では、−1<x<0-1<x<0 の範囲の x2−xx^2-x は2から0へ減少し、x>1x>1 の範囲の x(x−1)x(x-1) は0から増加する。0<x<10<x<1 では x(1−x)=14−(x−12)2\displaystyle x(1-x)=\frac14-(x-\frac12)^2 だから最大値は 1/41/4。よって k=1/4k=1/4 では、常にある x=−1x=-1 に加えて −1<x<0-1<x<0、0<x<10<x<1、x>1x>1 の各範囲に1点ずつあり、ちょうど4点。その他のkでは4点とならない。解くと4つのx座標は −1,1−22,12,1+22.\displaystyle -1,\quad\frac{1-\sqrt2}{2},\quad\frac12,\quad\frac{1+\sqrt2}{2}.

絶対値の符号でグラフを区間ごとに描く。共有点のうちx=−1は常に存在する。他の点はx=−1の左右に分けて式を約分し、二次式の区間ごとの値域から交点数を数える。中央区間の最大値が1/4となる場合にだけ合計4点となる。

この問題で使う考え方

  • 区間ごとの場合分け
  • 二次関数の最大値
  • 単調性による解の個数

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