兵庫医科大学/2023年度/一般
兵庫医科大学 2023年 数学 第1問解答・解説
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1問題
次の (1) から (5) までの各問いに答えよ。なお,途中の式や考え方等も記入すること。 (1) 次の不等式を満たす整数 を求めよ。ただし,, とする。 (2) 実数 が を満たすとき, (a) の最小値とそのときの および の値を求めよ。 (b) の最大値とそのときの および の値を求めよ。 (3) 空間において,2点 を直径の両端とする球面がある。この球面が, 軸から切り取る線分の長さを求めよ。 (4) 次の定積分を求めよ。 (5) 次の文章は,「貯蓄額や所得の多い少ないは『学歴』と関係あるのか?」という記事からの抜粋である。 表は厚生労働省の令和元年国民生活基礎調査から,学歴ごとの平均所得金額(15歳以上の雇用者1人あたり)をまとめたものです。(中略)男性・女性ともに専門学校・短大・高専卒の方が所得金額が多いのに,総数となると高校・旧制中卒の方が多いのは統計上の謎です。 男性の所得金額も女性の所得金額もともに,専門学校・短大・高専卒業の方が,高校・旧制中卒業より多いのに,総数(男性+女性)では,逆転した結果になっている。これはどうしてか,説明しなさい。 あるじゃん All About マネー,「貯蓄額や所得の多い少ないは学歴と関係あるのか?」,https://allabout.co.jp/gm/gc/471199(参照 2022-09-02)。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
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総数の平均は男女平均の単純な平均ではなく、男女それぞれの人数を重みとした加重平均である。高校・旧制中卒の男性比率は専門学校等卒より高く、男性の平均所得は女性より高い。そのため、男女別では専門学校等卒の平均が高くても、総数では高校・旧制中卒の平均が上回る。これは男女の構成比の違いによる加重平均の逆転であり、男女別の数値と矛盾しない。数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 底が の常用対数をとると 与えられた値から , である。よって したがって である。
(2) 条件を平方完成すると となり、中心 、半径 の円上を動く。
(a) 三角不等式より なので である。また より 。円上の点 で等号となるため、最小値は 、そのとき である。
(b) , とおくと であり、 等号には かつ が必要である。したがって最大値は で、そのとき である。いずれも円の条件を満たす。
(3) 球の中心は直径の中点 である。直径の長さは だから半径は 。 軸上の点 が球面上にある条件は すなわち である。交点は なので、切り取る線分の長さは 。
(4) と置換すると 、積分区間は だから
(5) 総数の平均は男女平均の単純な平均ではなく、男女それぞれの人数を重みとした加重平均である。高校・旧制中卒の男性比率を とすると、表の値から 専門学校・短大・高専卒の男性比率を とすると 男性の平均所得は女性より高く、男性比率も高校・旧制中卒の方が大きい。そのため、男女別では専門学校等卒の平均が高くても、総数では高校・旧制中卒の平均が上回る。これは男女の構成比の違いによる加重平均の逆転であり、男女別の数値と矛盾しない。
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