(1) 原点中心の反時計回り 3π の回転では (x,y)⟼(xcos3π−ysin3π, xsin3π+ycos3π). したがって (3,−2) の像は (23+3,233−1) である。
(2) AB=(2,−3) である。AB=AC かつ ∠BAC=3π なので、AC は AB を 3π または −3π 回転したベクトルである。回転公式から (2,−3)⟼(1+233,3−23),(2,−3)⟼(1−233,−3−23). これらを A(1,1) に加えるので C=(2+233,3−21)またはC=(2−233,−3−21). 二つの点はいずれも AC=AB=13 で、角 BAC は 3π である。
(3) β=0 とし、直線 OB を実軸に移す回転を考える。回転後の A の複素数は αβ/∣β∣ である。実軸について反射するとその共役になり、さらに逆回転して元の平面に戻すと γ=∣β∣β∣β∣αβ=∣β∣2β2α=(βα)β. よって示された。
(4) 原点中心の回転と拡大縮小を施して α=1 としてよい。このとき β=x+iy とおく。三角形 OAB は退化していないので y=0 である。(3)と同じ反射公式から γ=ββ=x2+y2(x+iy)2,δ=β=x−iy. 原問の「直線 DC」が定まるため、C=D、すなわち γ−δ=0 を前提とする。また、y=0 より AB の方向ベクトルも零ではない。 ここで AB の方向ベクトルは β−1=(x−1)+iy、DC の方向ベクトルは γ−δ であり、 Re(γ−δ)=x2+y2x2−y2−x,Im(γ−δ)=x2+y22xy+y. 二つの零でない方向ベクトルが平行である条件を、対応する成分の積が等しいことによって表すと (x−1)Im(γ−δ)−yRe(γ−δ)=2xy(1−x2+y21)=0. y=0 より x=0 または x2+y2=1 である。前者は OA⊥OB、後者は ∣α∣=∣β∣、すなわち OA=OB を表す。したがって △OAB は O を直角とする直角三角形、または OA=OB の二等辺三角形である。