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東邦大学/2022年度/一般

東邦大学 2022年 数学 第7問解答・解説

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1問題

東邦大学2022年度第7問

共通解答指示:問題は1から10までの10問である。問題文中の連続する空欄(例:アイ,ウエオ)には符号 (−)(-) または数字 (0–9)(0\text{--}9) が入り,各カタカナは符号または数字の一つに対応する。分数は既約形で答え,符号は分子につける。根号を含む答えは,根号内の自然数が最小となる形で答える。

7. aa を実数とし,xx の3次方程式 2x3−3x2+2(a−1)x+a=02x^{3}-3x^{2}+2(a-1)x+a=0 の3つの解に対応する複素数平面上の点を考える。この3点を頂点とする三角形が直角三角形となるのは a=アイウ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{ア}}\boxed{\text{イ}}}{\boxed{\text{ウ}}} のときであり,正三角形となるのは a=エオ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}} のときである。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 直角三角形では a=134,正三角形では a=74\displaystyle \boxed{\text{直角三角形では }a=\frac{13}{4},\qquad \text{正三角形では }a=\frac74}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

東邦大学 2022年度 第7問

問題ID: MM-988468583aaf-Q7

x=z+12\displaystyle x=z+\frac12 と置くと 2(z+12)3−3(z+12)2+2(a−1)(z+12)+a=2z3+(2a−72)z+(2a−32).\displaystyle \begin{aligned} 2\left(z+\frac12\right)^3 -3\left(z+\frac12\right)^2 +2(a-1)\left(z+\frac12\right)+a &=2z^3+\left(2a-\frac72\right)z+\left(2a-\frac32\right). \end{aligned} よって2で割れば z3+(a−74)z+(a−34)=0.\displaystyle z^3+\left(a-\frac74\right)z+\left(a-\frac34\right)=0. 三角形ができるには3点が一直線上に並んではならない。実係数の三次方程式なので、解は実数 uu と共役な2数 −u2±it\displaystyle -\frac u2\pm it(t>0t>0)の形になる。ここで zz 平面への平行移動は角度と長さを変えない。これらの根を並べた多項式は (z−u)(z2+uz+u24+t2)=z3+(t2−34u2)z−u(u24+t2).\displaystyle \begin{aligned} (z-u)\left(z^2+uz+\frac{u^2}{4}+t^2\right) &=z^3+\left(t^2-\frac34u^2\right)z -u\left(\frac{u^2}{4}+t^2\right). \end{aligned} 係数を比較して a−74=t2−34u2,a−34=−u(u24+t2).(1)\displaystyle a-\frac74=t^2-\frac34u^2,\qquad a-\frac34=-u\left(\frac{u^2}{4}+t^2\right). \tag{1} 複素平面上では根は (u,0)(u,0)、(−u2,t)\displaystyle (-\frac u2,t)、(−u2,−t)\displaystyle (-\frac u2,-t) で、底辺の長さは 2t2t、他の2辺の長さはそれぞれ 94u2+t2\displaystyle \sqrt{\frac94u^2+t^2}。

直角三角形

三角形は二等辺なので、直角になるなら頂点 (u,0)(u,0) が直角頂点である。その頂点から出る2辺の方向ベクトルの内積は (−32u,t)⋅(−32u,−t)=94u2−t2.\displaystyle \left(-\frac32u,t\right)\cdot \left(-\frac32u,-t\right)=\frac94u^2-t^2. 従って直角条件は t2=94u2\displaystyle t^2=\frac94u^2。これを (1) に代入すると a=74+32u2,a−34=−52u3.\displaystyle a=\frac74+\frac32u^2,\qquad a-\frac34=-\frac52u^3. 両式より 1+32u2=−52u3,5u3+3u2+2=0,(u+1)(5u2−2u+2)=0.\displaystyle 1+\frac32u^2=-\frac52u^3,\qquad 5u^3+3u^2+2=0,\qquad (u+1)(5u^2-2u+2)=0. 二次式の判別式は 4−40<04-40<0 なので、実数 u=−1u=-1 のみ。従って t=3/2>0t=3/2>0、a=13/4a=13/4。このとき3点は相異なるので直角三角形となる。

正三角形

正三角形となる条件は、他の2辺の長さが底辺 2t2t に等しいこと、すなわち 94u2+t2=4t2,t2=34u2.\displaystyle \frac94u^2+t^2=4t^2,\qquad t^2=\frac34u^2. (1) の第1式から a=7/4a=7/4。第2式に代入すると 1=−u31=-u^3 より実数 u=−1u=-1、従って t=3/2>0t=\sqrt3/2>0。このとき底辺も他の2辺も 3\sqrt3 で、正三角形となる。

最終答案

直角三角形では a=134,正三角形では a=74\displaystyle \boxed{\text{直角三角形では }a=\frac{13}{4},\qquad \text{正三角形では }a=\frac74}

使用解法

実係数三次方程式の共役根、二次式への因数分解と係数比較、複素平面上の内積・距離で三角形の形を判定した。

issues

なし。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 複素数の四則演算
  • 解と係数の関係
  • 複素数平面
  • ベクトルの内積
  • 座標による距離
  • 二次方程式の判別式

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