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群馬大学/2003年度

群馬大学 2003年 数学 第3問解答・解説

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1問題

群馬大学2003年度第3問

z に関する方程式 z3−az2+2az+b=0z^{3}-az^{2}+2az+b=0 (a, b は実数) が実数解 -2 と二つの異なる虚数解 x+yix+yi , x−yix-yi (i は虚数単位, x, y は実数で y>0) を持つとき

(1) a の値の範囲を求めよ。

(2) a が(1)の範囲を動くとき, この方程式の虚数解 x+yix + yi は複素数平面上でどのような図形を描くか。

(3) 複素数平面上の3点-2, x+yix + yi , x - yiを頂点とする三角形が正三角形となるようにa, bの値を定めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 6−43<a<6+43,(x−4)2+y2=12,y>0,(a,b)=(0,8)6-4\sqrt3<a<6+4\sqrt3,\qquad (x-4)^2+y^2=12,\quad y>0,\qquad (a,b)=(0,8) または (6,56).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

多項式を P(z)=z3−az2+2az+bP(z)=z^3-az^2+2az+b とする。P(−2)=0P(-2)=0 より b=8a+8b=8a+8 であり、因数分解すると P(z)=(z+2)(z2−(a+2)z+4(a+1)).P(z)=(z+2)\left(z^2-(a+2)z+4(a+1)\right).

(1) 残りの2解はこの二次式の解である。異なる非実根をもつ条件は判別式が負であることだから Δ=(a+2)2−16(a+1)=a2−12a−12<0.\Delta=(a+2)^2-16(a+1)=a^2-12a-12<0. この二次不等式の根は 6±436\pm4\sqrt3 である。したがって 6−43<a<6+43.6-4\sqrt3<a<6+4\sqrt3.

(2) 二次式の解を x±yix\pm yi とおくと、解と係数の関係より 2x=a+2,x2+y2=4(a+1).2x=a+2,\qquad x^2+y^2=4(a+1). したがって x=a+22\displaystyle x=\frac{a+2}{2} であり、これらから y2=−a2+12a+124=−x2+8x−4.\displaystyle y^2=\frac{-a^2+12a+12}{4}=-x^2+8x-4. よって (x−4)2+y2=12.(x-4)^2+y^2=12. (1)の範囲に対応する xx の範囲は 4−23<x<4+234-2\sqrt3<x<4+2\sqrt3 である。また y>0y>0 なので、点 x+yix+yi の軌跡は中心 (4,0)(4,0)、半径 232\sqrt3 の円の上半円で、両端を除いた部分である。

(3) 実軸上の頂点 −2-2 から2つの共役な頂点までの距離は等しく、底辺の長さは 2y2y である。正三角形となる条件は、これらの辺の長さも等しいこと、すなわち (x+2)2+y2=(2y)2,(x+2)2=3y2.(x+2)^2+y^2=(2y)^2,\qquad (x+2)^2=3y^2. これを (x−4)2+y2=12(x-4)^2+y^2=12 と合わせると x2+(x+2)23−8x+4=0すなわち4(x−1)(x−4)=0,\displaystyle x^2+\frac{(x+2)^2}{3}-8x+4=0 \quad\text{すなわち}\quad 4(x-1)(x-4)=0, したがって x=1x=1 または x=4x=4 である。y>0y>0 と (x+2)2=3y2(x+2)^2=3y^2 から、それぞれ (x,y)=(1,3)または(4,23).(x,y)=(1,\sqrt3)\quad \text{または}\quad (4,2\sqrt3). 2x=a+22x=a+2 および b=8a+8b=8a+8 より (a,b)=(0,8)または(6,56).(a,b)=(0,8)\quad \text{または}\quad (6,56). 以上で(1)〜(3)を得る。

この問題で使う考え方

  • 剰余・因数定理
  • 解と係数の関係
  • 二次方程式の判別式
  • 複素数の四則演算
  • 座標による距離
  • 複素数平面

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