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群馬大学/2003年度

群馬大学 2003年 数学 第5問解答・解説

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1問題

群馬大学2003年度第5問

- 1 < x < 1 において定義された関数 f(x)=log⁡(1−x1+x)\displaystyle f(x) = \log\left(\frac{1 - x}{1 + x}\right) について

(1) f′(x)f'(x) を求めよ。

(2) 0 < x < 1 において f(x)<−2xf(x) < -2x が成り立つことを証明せよ。

(3) a=12\displaystyle a = \frac{1}{\sqrt{2}} のとき ∫0af(x)dx−af(a)\displaystyle \int_{0}^{a} f(x) dx - a f(a) の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

対数の微分で増減を調べ、不等式は補助関数で示す。積分式は部分積分後に置換積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f′(x)=−21−x2.\displaystyle (1)\quad f'(x)=-\frac{2}{1-x^2}.
    (2)f(x)<−2x (0<x<1).(2)\quad f(x)<-2x\space{}(0<x<1).
    (3)log⁡2.(3)\quad \log 2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)−1<x<1-1<x<1 では 1−x,1+x>01-x,1+x>0 なので、f(x)=log⁡(1−x)−log⁡(1+x),f′(x)=−11−x−11+x=−21−x2.\displaystyle f(x)=\log(1-x)-\log(1+x),\qquad f'(x)=-\frac1{1-x}-\frac1{1+x}=-\frac{2}{1-x^2}. (2)g(x)=f(x)+2xg(x)=f(x)+2x とおく。g(0)=0g(0)=0 であり、0<x<10<x<1 ではg′(x)=−21−x2+2=−2x21−x2<0.\displaystyle g'(x)=-\frac{2}{1-x^2}+2=-\frac{2x^2}{1-x^2}<0. したがって gg は 0≦x<10\le x<1 の範囲で減少するから、0<x<10<x<1 で g(x)<g(0)=0g(x)<g(0)=0。よって f(x)<−2xf(x)<-2x。 (3)部分積分を用いると∫0af(x) dx−af(a)=−∫0axf′(x) dx=∫0a2x1−x2 dx=[−log⁡(1−x2)]0a=−log⁡(1−a2).\displaystyle \begin{aligned} \int_0^a f(x)\,dx-af(a)&=-\int_0^a xf'(x)\,dx\\ &=\int_0^a\frac{2x}{1-x^2}\,dx\\ &=\left[-\log(1-x^2)\right]_0^a=-\log(1-a^2). \end{aligned} a=1/2a=1/\sqrt2 より、求める値は log⁡2\boxed{\log2}。

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 導関数と増減
  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 部分積分法
  • 置換積分法

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