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群馬大学/2003年度

群馬大学 2003年 数学 第4問解答・解説

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1問題

群馬大学2003年度第4問

平面上の双曲線 y=2x\displaystyle y=\frac{2}{x} を C とする。

(1) 点 P(x,y)P(x, y) が y≧2x>0\displaystyle y \geq \frac{2}{x} > 0 の表す領域を動くとき, 2x2+y22x^{2} + y^{2} の最小値を求めよ。

(2) 定点 A(0, 262\sqrt{6} ) を通る傾きが正の直線と C が 2 点 P, Q で交わるとき, 線分 PQ の長さの最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1
    424\sqrt{2}
  • 2
    525\sqrt{2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

C:y=2/xC:y=2/x とする。(1) y≧2/x>0y\ge 2/x>0 の領域を動く点 P(x,y)P(x,y) に対し、2x2+y22x^2+y^2 の最小値を求める。(2) A(0,26)A(0,2\sqrt6) を通る傾きが正の直線と CC の交点を P,QP,Q とするとき、PQPQ の最小値を求める。

(1) 最小値 領域条件 2/x>02/x>0 より x>0x>0 である。また y≧2/x>0y\ge 2/x>0 なので、xx を固定すると 2x2+y22x^2+y^2 は yy が最小のとき最小になり、そのとき y=2/xy=2/x である。したがって 2x2+y2≧2x2+4x2.\displaystyle 2x^2+y^2 \ge 2x^2+\frac{4}{x^2}. 正数 2x22x^2 と 4/x24/x^2 に相加相乗平均を用いると 2x2+4x2≧22x2⋅4x2=42.\displaystyle 2x^2+\frac4{x^2}\ge 2\sqrt{2x^2\cdot\frac4{x^2}}=4\sqrt2. 等号条件 2x2=4/x22x^2=4/x^2 は x4=2x^4=2、すなわち x=21/4x=2^{1/4} を与える。このとき境界上で y=2/x=23/4y=2/x=2^{3/4} であり、領域内で等号が成立する。よって最小値は 42\boxed{4\sqrt2}。

(2) 線分の長さ 直線の傾きを k>0k>0 とおくと、その方程式は y=kx+26y=kx+2\sqrt6 である。双曲線との交点の xx 座標は kx+26=2xすなわちkx2+26x−2=0.\displaystyle kx+2\sqrt6=\frac2x \quad\text{すなわち}\quad kx^2+2\sqrt6 x-2=0. 判別式は 24+8k>024+8k>0 なので交点は異なる2点である。2解の差の絶対値は 24+8k/k\sqrt{24+8k}/k。交点は同じ傾き kk の直線上にあるから、座標差を Δx,Δy\Delta x,\Delta y とすると ∣Δy∣=k∣Δx∣|\Delta y|=k|\Delta x| であり、 PQ2=(Δx)2+(Δy)2=24+8kk2(1+k2)=8(k+3+1k+3k2).\displaystyle PQ^2=(\Delta x)^2+(\Delta y)^2 =\frac{24+8k}{k^2}(1+k^2) =8\left(k+3+\frac1k+\frac3{k^2}\right). k>0k>0 で微分すると ddkPQ2=8(1−1k2−6k3)=8(k−2)(k2+2k+3)k3.\displaystyle \frac{d}{dk}PQ^2 =8\left(1-\frac1{k^2}-\frac6{k^3}\right) =8\frac{(k-2)(k^2+2k+3)}{k^3}. ここで k2+2k+3=(k+1)2+2>0k^2+2k+3=(k+1)^2+2>0。よって 0<k<20<k<2 では減少し、k>2k>2 では増加するため、最小は k=2k=2 で生じる。端では k→0+k\to0^+ と k→∞k\to\infty のいずれでも PQ2→∞PQ^2\to\infty であり、これが全体の最小である。 PQ2∣k=2=8(2+3+12+34)=50,PQmin⁡=52.\displaystyle PQ^2\big|_{k=2}=8\left(2+3+\frac12+\frac34\right)=50, \qquad PQ_{\min}=\boxed{5\sqrt2}.

分類 単元:双曲線、相加相乗平均、二次方程式、微分による最大・最小。  方法:領域条件から境界へ還元し、傾きを変数として距離の二乗を最小化。  テーマ:幾何条件を一変数の不等式・関数に置き換える。 採用答案との照合 割当済みの forward_result_ref.json と backward_result_ref.json はいずれも (1) 424\sqrt2、(2) 525\sqrt2 を示す。両方の計算を検算し、等号条件と交点の存在を含めて正しいことを確認した。数学判定は APPROVED。

判定・ラベル 数学:APPROVED(高校範囲)。出典:印刷ページ4の「医 4」表示とSHA一致する群馬大学2003年「医/医 前期」取得記録により医学部向け問題として確認。PDFは見本透かし付き複製である点を記録する。実際の解答モデル情報:UNVERIFIED。

単元:数学II(図形と方程式・いろいろな式)、数学III(微分法)。方法:境界での最小化、相加相乗平均、二次方程式の判別式と解差、座標距離、導関数の符号による最小値判定。テーマ:直線と双曲線の弦長最小化および領域内の二次式最小化。

この問題で使う考え方

  • 不等式の表す領域
  • 等式・不等式の証明
  • 直線の方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 座標による距離
  • HS_III_DIFFERENTIATION

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