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群馬大学/2003年度

群馬大学 2003年 数学 第2問解答・解説

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1問題

群馬大学2003年度第2問

a, b, c を定数とする。

行列 A=(aa−2b)A = \begin{pmatrix} a & a \\ -2 & b \end{pmatrix} , B=(−1c2a1)B = \begin{pmatrix} -1 & c \\ 2a & 1 \end{pmatrix} , E=(1001)E = \begin{pmatrix} 1 & 0 \\ 0 & 1 \end{pmatrix} について AB = E が成り立つとき

(1) a, b, c の値を求めよ。

(2) A3−B3A^{3}-B^{3} の逆行列 (A3−B3)−1(A^{3}-B^{3})^{-1} を求めよ。

(3) (A5−B5)−1+(A7−B7)−1(A^{5}-B^{5})^{-1}+(A^{7}-B^{7})^{-1} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (a,b,c)=(1,−1,−1)(a,b,c)=(1,-1,-1)。 (2) (A3−B3)−1=12A=(1212−1−12)\displaystyle (A^3-B^3)^{-1}=\frac12A=\begin{pmatrix}\frac12&\frac12\\-1&-\frac12\end{pmatrix}。 (3) OO。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) AB=EAB=Eを成分比較すると −a+2a2=1,a(c+1)=0,ab=−1,b−2c=1.-a+2a^2=1,\quad a(c+1)=0,\quad ab=-1,\quad b-2c=1. 第1式からa=1a=1またはa=−1/2a=-1/2。前者はb=c=−1b=c=-1で全式を満たし、後者はb=2,c=−1b=2,c=-1となり最後の式に反する。 (2) 得た値で A=(11−2−1),B=−A,A2=(−100−1)=−E.A=\begin{pmatrix}1&1\\-2&-1\end{pmatrix},\quad B=-A,\quad A^2=\begin{pmatrix}-1&0\\0&-1\end{pmatrix}=-E. 従ってA−1=−A, A3=−A, B3=AA^{-1}=-A,\ A^3=-A,\ B^3=A、よって (A3−B3)−1=(−2A)−1=12A=(1/21/2−1−1/2).\displaystyle (A^3-B^3)^{-1}=(-2A)^{-1}=\frac12A =\begin{pmatrix}1/2&1/2\\-1&-1/2\end{pmatrix}. (3) A2=−EA^2=-EよりA5=A,A7=−AA^5=A,A^7=-A、またB=−AB=-AよりB5=−A,B7=AB^5=-A,B^7=A。したがって (A5−B5)−1+(A7−B7)−1=(2A)−1+(−2A)−1=−12A+12A=O.\displaystyle (A^5-B^5)^{-1}+(A^7-B^7)^{-1} =(2A)^{-1}+(-2A)^{-1}=-\frac12A+\frac12A=O.

この問題で使う考え方

  • 行列の成分比較
  • 2×2行列の直接乗算
  • 逆行列の検算
  • べきの周期性

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