(問1)α=−i,γ−α=s+(t+1)i=:u. AB=(2,−1),AC=(s,t+1). 座標ベクトル (x1,y1),(x2,y2) の積差 x1y2−y1x2 は,二ベクトルが作る平行四辺形の符号付き面積であり,正負が向きを表す。したがって det(AC,AB)=s(−1)−(t+1)2=−s−2(t+1)<0. 点 B は有向直線 AC の負側にある。一方, 21+i3=cos3π+isin3π はベクトル AC を反時計回りに 60∘ 回転させるので, det((x,y),(2x−3y,23x+y))=23(x2+y2)>0(x=s, y=t+1). よって,条件を満たす頂点 D は z=α+21+i3(γ−α)=−i+21+i3{s+(t+1)i}=2s−3(t+1)+23s+t−1i.
(問2)v=β−α=2−i,w=γ−α=s+(t+1)i とおく。与式は 4v2+w2−2vw=0すなわち(w−v)2+3v2=0すなわちw=v(1±i3) と変形できる。各場合を計算すると w=(2+3)+(23−1)iまたはw=(2−3)−(23+1)i. しかし Imw=t+1>1 だから,後者は不適。前者から s=2+3,t=23−2, したがって γ=s+ti=(2+3)+(23−2)i. 問1の式に代入して z=−i+21+i3(2−i)(1+i3)=(3−2)+23i.
(問3)A=(0,−1),B=(2,−2),C=(2+3,23−2),D=(3−2,23) と座標表示する。また u=AC=(2+3,23−1),p=BD=(3−4,23+2) とおく。二方向の積差を成分で計算すると det(u,p)=(2+3)(23+2)−(23−1)(3−4)=153=0. よって u,p は平行でなく,直線 AC と BD はただ一つの点で交わる。F=A+31u=B+31p の両辺の座標はともに (32+3,323−4) だから,これが交点 F である。したがって FC=32u,FD=32p. さらに u⋅p=5,∣u∣2=20,∣p∣2=35. よって内積による角度の公式から cosθ=∣FD∣∣FC∣FD⋅FC=∣u∣∣p∣u⋅p=20⋅355=271.