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日本医科大学/2022年度/前期

日本医科大学 2022年 数学 第III問解答・解説

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1問題

日本医科大学2022年度第III問

a,ba,b を a>b>0a>b>0 を満たす定数とし,m,km,k を正の定数とする。OO を原点とする座標平面において,楕円 C:x2a2+y2b2=1\displaystyle C:\frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1 に直線 ℓ:y=−mx+k\ell:y=-mx+k が第1象限の点 AA で接しているとする。また,OO から ℓ\ell に垂線 OHOH を下ろし,2直線 OA,OHOA,OH のなす角を θ\theta とする。ただし,0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} とする。このとき,以下の各問いに答えよ。   問1 点 AA の座標を m,a,bm,a,b を用いて表せ。答えのみでよい。   問2 線分 OHOH の長さ hh を m,a,bm,a,b を用いて表せ。答えのみでよい。   問3 sin⁡θ\sin\theta を m,a,bm,a,b を用いて表せ。答えのみでよい。   問4 a,ba,b を固定し,正の実数 mm を動かすとき,sin⁡θ\sin\theta の最大値 M(a,b)M(a,b) を求めよ。   問5 a,ba,b を,a>b>0a>b>0 かつ (a−b)2+(b−1)2≦34\displaystyle (a-b)^2+(b-1)^2\leq\frac{3}{4} を満たすように動かすとき,問4の M(a,b)M(a,b) の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • A=(ma2m2a2+b2,b2m2a2+b2),h=m2a2+b2m2+1,sin⁡θ=m(a2−b2)m2a4+b4m2+1,M(a,b)=a2−b2a2+b2,max⁡M=3+4313.\displaystyle A=\left(\frac{ma^2}{\sqrt{m^2a^2+b^2}},\frac{b^2}{\sqrt{m^2a^2+b^2}}\right),\quad h=\frac{\sqrt{m^2a^2+b^2}}{\sqrt{m^2+1}},\quad \sin\theta=\frac{m(a^2-b^2)}{\sqrt{m^2a^4+b^4}\sqrt{m^2+1}},\quad M(a,b)=\frac{a^2-b^2}{a^2+b^2},\quad \max M=\frac{3+4\sqrt3}{13}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

接点を A=(x0,y0) とする。楕円の接線は x0x/a2+y0y/b2=1 であり、その傾きが −m だから (x0/a2)/(y0/b2)=m、すなわち y0=b2x0ma2。これを楕円の式に代入すると  x0=ma2m2a2+b2,y0=b2m2a2+b2。接線は y=−mx+k なので k=y0+mx0=m2a2+b2。原点からの距離は  h=km2+1=m2a2+b2m2+1.OA の方向ベクトルは (x0,y0)、OH の方向ベクトルは (m,1) である。したがって  sin⁡θ=∣x0−my0∣x02+y02m2+1=m(a2−b2)m2a4+b4m2+1.t=m2 とおき、A=a4,B=b4 と書けば、m に依存する部分の2乗は  t(At+B)(t+1)。その導関数の符号は B−At2 だから、最大は t=B/A=b2/a2 で取る。この値を代入して整理すると  M(a,b)=a2−b2a2+b2.u=a−b>0、r=u/b とおくと  M=r2+2rr2+2r+2=1−2r2+2r+2 であり、r>0 について増加する。条件円内で u=rb を代入すると  (r2+1)b2−2b+14≦0。左辺の最小値は頂点 b=1/(r2+1) で r2/(r2+1)−3/4 となるので、可能であるためには r2≦3。等号は r=3,b=1/4 で実現し、u=3/4,a=(1+3)/4。従って最大値は  3+235+23=3+4313.\displaystyle \text{接点を }A=(x_0,y_0)\text{ とする。楕円の接線は }x_0x/a^2+y_0y/b^2=1\text{ であり、その傾きが }-m\text{ だから }(x_0/a^2)/(y_0/b^2)=m\text{、すなわち }y_0=\frac{b^2x_0}{ma^2}\text{。これを楕円の式に代入すると}\;x_0=\frac{ma^2}{\sqrt{m^2a^2+b^2}},\quad y_0=\frac{b^2}{\sqrt{m^2a^2+b^2}}\text{。接線は }y=-mx+k\text{ なので }k=y_0+mx_0=\sqrt{m^2a^2+b^2}\text{。原点からの距離は}\;h=\frac{k}{\sqrt{m^2+1}}=\frac{\sqrt{m^2a^2+b^2}}{\sqrt{m^2+1}}.\quad OA\text{ の方向ベクトルは }(x_0,y_0)\text{、}OH\text{ の方向ベクトルは }(m,1)\text{ である。したがって}\;\sin\theta=\frac{|x_0-my_0|}{\sqrt{x_0^2+y_0^2}\sqrt{m^2+1}}=\frac{m(a^2-b^2)}{\sqrt{m^2a^4+b^4}\sqrt{m^2+1}}.\quad t=m^2\text{ とおき、}A=a^4,B=b^4\text{ と書けば、}m\text{ に依存する部分の2乗は}\;\frac{t}{(At+B)(t+1)}\text{。その導関数の符号は }B-At^2\text{ だから、最大は }t=\sqrt{B/A}=b^2/a^2\text{ で取る。この値を代入して整理すると}\;M(a,b)=\frac{a^2-b^2}{a^2+b^2}.\quad u=a-b>0\text{、}r=u/b\text{ とおくと}\;M=\frac{r^2+2r}{r^2+2r+2}=1-\frac2{r^2+2r+2}\text{ であり、}r>0\text{ について増加する。条件円内で }u=rb\text{ を代入すると}\;(r^2+1)b^2-2b+\frac14\leq0\text{。左辺の最小値は頂点 }b=1/(r^2+1)\text{ で }r^2/(r^2+1)-3/4\text{ となるので、可能であるためには }r^2\leq3\text{。等号は }r=\sqrt3,b=1/4\text{ で実現し、}u=\sqrt3/4,a=(1+\sqrt3)/4\text{。従って最大値は}\;\frac{3+2\sqrt3}{5+2\sqrt3}=\frac{3+4\sqrt3}{13}.

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