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日本医科大学/2022年度/前期

日本医科大学 2022年 数学 第IV問解答・解説

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1問題

日本医科大学2022年度第IV問

関数 f(x)=1−x1+x\displaystyle f(x)=\sqrt{\frac{1-\sqrt{x}}{1+\sqrt{x}}}(ただし,0≦x≦10\leq x\leq1)に対して,曲線 y=f(x)y=f(x) と xx 軸,yy 軸で囲まれた図形を yy 軸の周りに1回転させてできる回転体の体積を VV とするとき,以下の各問いに答えよ。   問1 曲線 y=f(x)y=f(x) の凹凸を調べて増減表をかき,グラフの概形をかけ。以上に関しては結果のみを解答欄に記せ。特に,曲線 y=f(x)y=f(x) の変曲点の座標は (ア+イウ,エ−オカキ)\displaystyle \left(\frac{\boxed{\text{ア}}+\sqrt{\boxed{\text{イ}}}}{\boxed{\text{ウ}}},\frac{\sqrt{\boxed{\text{エ}}-\boxed{\text{オ}}\sqrt{\boxed{\text{カ}}}}}{\boxed{\text{キ}}}\right) となる。ア~キに適する1以上の整数を解答欄に記入せよ。なお,分数形で解答する場合は,既約分数で答えること。また,根号を含む形で解答する場合は,根号の中に現れる1以上の整数が最小となる形で答えよ。   問2 VV を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1 x0=7+1318,(x0,f(x0))=(7+1318,12−3133),f↘, f′′: +→0→−;(\displaystyle x_0=\frac{7+\sqrt{13}}{18},\quad (x_0,f(x_0))=\left(\frac{7+\sqrt{13}}{18},\frac{\sqrt{12-3\sqrt{13}}}{3}\right),\quad f\searrow,\space{}f\prime\prime:\space{}+\to0\to-;\quad (ア,イ,ウ,エ,オ,カ,キ)=(7,13,18,12,3,13,3).)=(7,13,18,12,3,13,3).\quad問2 V=8π3−3π24.\displaystyle V=\frac{8\pi}{3}-\frac{3\pi^2}{4}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

問1  t=x\sqrt{x} (0<t<1) と置くと f(x)=1−t1+t\displaystyle \sqrt{\frac{1-t}{1+t}},  f'(x)=-f(x)2t(1−t2)\displaystyle \frac{f(x)}{2t(1-t^2)}<0,  f''(x)=f(x)(1+t−3t2)4t3(1−t2)2\displaystyle \frac{f(x)(1+t-3t^2)}{4t^3(1-t^2)^2}. 1+t-3t^2=0 の正根は t_0=1+136\displaystyle \frac{1+\sqrt{13}}6 であり、x_0=t_0^2=7+1318\displaystyle \frac{7+\sqrt{13}}{18}. したがって 0<x<x_0 で f''>0(下に凸)、x_0<x<1 で f''<0(上に凸)。また f(0)=1, f(1)=0 で全域で減少する。f(x_0)^2=1−t01+t0\displaystyle \frac{1-t_0}{1+t_0}=4−133\displaystyle \frac{4-\sqrt{13}}3 なので f(x_0)=12−3133\displaystyle \frac{\sqrt{12-3\sqrt{13}}}{3}. 増減表は x:0→\to x_0→\to1,  f:1↘\searrow f(x_0)↘\searrow0,  f'':+→\to0→\to-。グラフは (0,1) から (1,0) へ減少し、変曲点で下に凸から上に凸へ変わる。  問2 回転軸は y 軸である。y=f(x) を解くと x(y)=(1−y21+y2)2\displaystyle \left(\frac{1-y^2}{1+y^2}\right)^2 (0≦\le y≦\le1). 高さ y の水平断面は半径 x(y) の円だから、V=π\pi∫01\displaystyle \int_0^1x(y)^2 dy=π\pi∫01\displaystyle \int_0^1(1−y21+y2)4\displaystyle \left(\frac{1-y^2}{1+y^2}\right)^4dy. これを部分積分し、y=f(x) と変数を戻すと、端点項 [yx(y)^2]_0^1=0 より V=2π\pi∫01\displaystyle \int_0^1xf(x) dx. ここで t=x\sqrt{x} と置けば V=4π\pi∫01\displaystyle \int_0^1t^31−t1+t\displaystyle \sqrt{\frac{1-t}{1+t}} dt. さらに t=cos⁡\cosθ\theta (0≦\leθ\theta≦\leπ\pi/2) と置き、sin⁡\sinθ\theta1−cos⁡θ1+cos⁡θ\displaystyle \sqrt{\frac{1-\cos\theta}{1+\cos\theta}}=1-cos⁡\cosθ\theta を用いると V=4π\pi∫0π/2\displaystyle \int_0^{\pi/2}(cos⁡3\cos^3θ\theta-cos⁡4\cos^4θ\theta) dθ\theta=4π\pi(23−3π16)\displaystyle \left(\frac23-\frac{3\pi}{16}\right)=8π3−3π24\displaystyle \frac{8\pi}{3}-\frac{3\pi^2}{4}. 円筒殻で表せば半径 x・高さ f(x) であり、同じ 2π\pi∫01\displaystyle \int_0^1xf(x) dx を得る。

問1の増減表とグラフの概形を補う。 x0(0,x0)x0(x0,1)1f′(x)−−f′′(x)+0−f(x)1↘12−3133↘0\displaystyle \begin{array}{c|ccccc} x&0&(0,x_0)&x_0&(x_0,1)&1\\\hline f'(x)&&-& &-&\\ f''(x)&&+&0&-&\\ f(x)&1&\searrow&\dfrac{\sqrt{12-3\sqrt{13}}}{3}&\searrow&0 \end{array}

横軸x・縦軸y=f(x)に、f(x)=√((1−√x)/(1+√x)) (0≤x≤1)の青い下降曲線が描かれ、両端(0,1)、(1,0)は青い点である。赤い点P(x₀,f(x₀))へ赤い矢印が向かい、その点を通る縦横の灰色破線に対応して、x軸にx₀、y軸にf(x₀)と記されている。Pの左にf″(x)>0、右にf″(x)<0、両軸には0と1の目盛がある。

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