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藤田医科大学/2017年度/前期

藤田医科大学 2017年 数学 第1問解答・解説

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1問題

藤田医科大学2017年度第1問

次の問いに答えよ。

(1) 2次方程式x2−ax+a+8=0x^{2}-ax+a+8=0が異なる2つの負の実数解をもつときの定数(a)の値の範囲はアイ<a<ウエ\boxed{\text{ア}}\boxed{\text{イ}}<a<\boxed{\text{ウ}}\boxed{\text{エ}}である。

(2) 円に内接する四角形(ABCD)がある。AB=1, BC=8, CD=12, DA=9AB=1,\ BC=8,\ CD=12,\ DA=9のとき,この四角形(ABCD)の面積(S)はオカ\boxed{\text{オ}}\boxed{\text{カ}}である。

(3) (0,1,2,3,4,5,6)の7個の数字から,異なる4個を選び出して並べ,4ケタの整数を作るとき,3600より大きい奇数はキクケ\boxed{\text{キ}}\boxed{\text{ク}}\boxed{\text{ケ}}個ある。

(4) 不定方程式5x+7y=20175x+7y=2017を満たす自然数の組(x,y)(x,y)はコサ\boxed{\text{コ}}\boxed{\text{サ}}組ある。

(5) 複素数(z)がz+4z=2\displaystyle z+\frac{4}{z}=2を満たしているとき,z11+(4z)11=シスセソ\displaystyle z^{11}+\left(\frac{4}{z}\right)^{11}=\boxed{\text{シスセソ}}である。

(6) ∑k=1∞1k(k+3)=タチツテ\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{\infty}\frac{1}{k(k+3)}=\frac{\boxed{\text{タ}}\boxed{\text{チ}}}{\boxed{\text{ツ}}\boxed{\text{テ}}}である。

(7) 正二十面体の辺の数はトナ\boxed{\text{ト}}\boxed{\text{ナ}}である。

(8) 各面が合同な三角形からなる四面体(OABC)があり,BC=4, CA=5, AB=6BC=4,\ CA=5,\ AB=6である。OA→,BC→\overrightarrow{OA},\overrightarrow{BC}のなす角をθ\thetaとするとき,cos⁡θ=ニヌネノ\displaystyle \cos\theta=\frac{\boxed{\text{ニ}}\boxed{\text{ヌ}}}{\boxed{\text{ネ}}\boxed{\text{ノ}}}である。

(9) 曲線y=4x4−12x3+13x2+7x+18y=4x^{4}-12x^{3}+13x^{2}+7x+18と異なる2点で接する直線はy=ハヒx+フヘy=\boxed{\text{ハ}}\boxed{\text{ヒ}}x+\boxed{\text{フ}}\boxed{\text{ヘ}}である。

(10) 数列1,2,1,2,3,2,1,2,3,4,3,2,1,2,3,4,5,4,…1,2,1,2,3,2,1,2,3,4,3,2,1,2,3,4,5,4,\ldotsについて,第2017項はホマ\boxed{\text{ホ}}\boxed{\text{マ}}であり,初項から第2017項までの和はミムメモラ\boxed{\text{ミムメモラ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    −8<a<−4−8<a<−4。
  • (2)
    42。
  • (3)
    168個。
  • (4)
    58組。
  • (5)
    2048。
  • (6)
    1118\displaystyle \frac{11}{18}。
  • (7)
    30本。
  • (8)
    cos⁡θ=1116\displaystyle \cos\theta=\frac{11}{16}。
  • (9)
    y=13x+17y=13x+17(接点のx座標は12,1\displaystyle \frac12,1)。
  • (10)
    第2017項は37、初項から第2017項までの和は32053。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 根が異なる負の実数である条件は、根の和が負、積が正、判別式が正であること。従って a<0,a+8>0,a2−4(a+8)=(a−8)(a+4)>0,a<0,\qquad a+8>0,\qquad a^2-4(a+8)=(a-8)(a+4)>0, これらを合わせて −8<a<−4-8<a<-4。

(2) 対角線 BD=xBD=x、∠BAD=A\angle BAD=A と置く。円に内接するので ∠BCD=π−A\angle BCD=\pi-A。三角形 ABDABD と BCDBCD に余弦定理を使うと x2=12+92−2⋅1⋅9cos⁡A=82−18cos⁡A,x^2=1^2+9^2-2\cdot1\cdot9\cos A=82-18\cos A, x2=82+122−2⋅8⋅12cos⁡(π−A)=208+192cos⁡A.x^2=8^2+12^2-2\cdot8\cdot12\cos(\pi-A)=208+192\cos A. 従って cos⁡A=−3/5\cos A=-3/5、sin⁡A=4/5\sin A=4/5。四角形の面積は2三角形の面積の和なので 12(1⋅9+8⋅12)sin⁡A=1052⋅45=42.\displaystyle \frac12(1\cdot9+8\cdot12)\sin A=\frac{105}{2}\cdot\frac45=42.

(3) 千の位が4なら、一の位の奇数は1,3,5の3通り、残る百・十の位は 5⋅45\cdot4 通りで60個。千の位が5なら一の位は1,3の2通りなので40個。千の位が6なら一の位が1,3,5の3通りで60個。千の位が3の場合、3600を超えるには百の位が6でなければならず、その後一の位は1,5の2通り、十の位は残り4通りで8個。合計168個。

(4) 5x+7y=20175x+7y=2017 を7で見れば 5x≡1(mod7)5x\equiv1\pmod7、従って x≡3(mod7)x\equiv3\pmod7。x=7k+3x=7k+3、y=286−5ky=286-5k。x,yx,y が正となるのは k=0,1,…,57k=0,1,\ldots,57 の58通り。

(5) u=zu=z、v=4/zv=4/z と置くと u+v=2u+v=2、uv=4uv=4。従って u,vu,v は X2−2X+4=0X^2-2X+4=0 の共役な根 2e±iπ/32e^{\pm i\pi/3} である。よって z11+(4/z)11=2⋅211cos⁡(11π/3)=2048.z^{11}+(4/z)^{11}=2\cdot2^{11}\cos(11\pi/3)=2048.

(6) 部分分数分解 1k(k+3)=13(1k−1k+3)\displaystyle \frac1{k(k+3)}=\frac13\left(\frac1k-\frac1{k+3}\right) で望遠和となり、極限は 13(1+1/2+1/3)=11/18\displaystyle \frac13(1+1/2+1/3)=11/18。

(7) 正二十面体の20面は全て三角形で、各辺は2面に共有される。辺数を EE とすると 3⋅20=2E3\cdot20=2E より E=30E=30。

(8) 各面が同じ三辺長 {4,5,6}\{4,5,6\} を持つことから ∣OA∣=4,∣OB∣=5,∣OC∣=6|OA|=4, |OB|=5, |OC|=6。a=OA→\mathbf a=\overrightarrow{OA}、b=OB→\mathbf b=\overrightarrow{OB}、c=OC→\mathbf c=\overrightarrow{OC} と置くと a⋅c=42+62−522=272,a⋅b=42+52−622=52.\displaystyle \mathbf a\cdot\mathbf c=\frac{4^2+6^2-5^2}{2}=\frac{27}{2},\qquad \mathbf a\cdot\mathbf b=\frac{4^2+5^2-6^2}{2}=\frac52. 従って a⋅(c−b)=11\mathbf a\cdot(\mathbf c-\mathbf b)=11。∣a∣=4|\mathbf a|=4、∣c−b∣=BC=4|\mathbf c-\mathbf b|=BC=4 より cos⁡θ=11/(4⋅4)=11/16\cos\theta=11/(4\cdot4)=11/16。

(9) 異なる2点 u,vu,v で接線が一致するには、f′(u)=f′(v)f'(u)=f'(v) と f(u)−uf′(u)=f(v)−vf′(v)f(u)-uf'(u)=f(v)-vf'(v) が必要。s=u+v,p=uvs=u+v,p=uv とおくと前者から p=s2−94s+138\displaystyle p=s^2-\frac94s+\frac{13}{8}、後者と合わせて (s−32)(12s2−36s+26)=0.\displaystyle (s-\tfrac32)(12s^2-36s+26)=0. 後者の二つの候補では u=vu=v となるので、異なる接点では s=3/2,p=1/2s=3/2,p=1/2。従って接点のx座標は 1/2,11/2,1。f′(1)=f′(1/2)=13f'(1)=f'(1/2)=13、f(1)−13=17f(1)-13=17 だから共通接線は y=13x+17y=13x+17。

(10) 第1ブロックは 11、その後 nn 番目(n≧2n\ge2)は 2,3,…,n,n−1,…,12,3,\ldots,n,n-1,\ldots,1。長さは 2n−22n-2、開始位置は n2−3n+4n^2-3n+4、ブロックの和は n2−1n^2-1。第45ブロックの末尾は1981、第46ブロックは1982番目から始まる。第2017項は第46ブロックの先頭から36番目なので37。第1〜45ブロックの和は 1+∑n=245(n2−1)=31351,\displaystyle 1+\sum\limits _{n=2}^{45}(n^2-1)=31351, 第46ブロックの最初の36項(2から37)の和は702。よって第2017項までの総和は32053。

この問題で使う考え方

  • 判別式
  • 余弦定理
  • 場合分け
  • 合同式
  • 漸化式
  • 望遠和
  • 内積
  • 対称式

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