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長崎大学/2017年度/前期

長崎大学 2017年 数学 第7問解答・解説

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1問題

長崎大学2017年度第7問

放物線C:y=x2C:y=x^{2}と定点A(0,1)(0,1),B(0,2)(0,2)およびCC上の第1象限の点P1(2,4)P_{1}(2,4)が与えられている。自然数n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldotsについて,以下の操作をくり返す。  CC上の第1象限の点Pn(pn,pn2)P_{n}(p_{n},p_{n}^{2})に対し,  手順1 直線PnAP_{n}AとCCとの交点のうち,第2象限にあるものをQn(qn,qn2)Q_{n}(q_{n},q_{n}^{2})とし,  手順2 直線QnBQ_{n}BとCCとの交点のうち,第1象限にあるものをPn+1(pn+1,pn+12)P_{n+1}(p_{n+1},p_{n+1}^{2})とする。  このとき,以下の問いに答えよ。

(1) aaを定数とする。直線y=ax+1y=ax+1とCCとの交点のうち,第1象限にあるものをP(p,p2)P(p,p^{2}),第2象限にあるものをQ(q,q2)Q(q,q^{2})とする。このとき,pq=−1pq=-1が成り立つことを示せ。また,点Q1Q_{1}の座標を求めよ。

(2) 点P2,Q2P_{2},Q_{2}およびP3P_{3}の座標を求めよ。

(3) 数列{pn}\{p_{n}\}および数列{qn}\{q_{n}\}の一般項をそれぞれ求めよ。

(4) x≧0x\geq 0の範囲において,CCと直線PnQnP_{n}Q_{n}およびyy軸で囲まれた図形の面積SnS_{n}を求めよ。さらに,極限値lim⁡n→∞Sn+1Sn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{S_{n+1}}{S_{n}}を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解答 直線 y=ax+1y=ax+1 と放物線 y=x2y=x^2 の交点の xx 座標は x2−ax−1=0x^2-ax-1=0 の解なので、積は −1-1。P1AP_1A の直線は y=32x+1\displaystyle y=\frac32x+1 で、交点の xx 座標は 2,−12\displaystyle 2,-\frac12。したがって Q1=(−12,14)\displaystyle Q_1=(-\frac12,\frac14)。

QnBQ_nB の直線は傾き qn−2/qnq_n-2/q_n をもち、放物線との交点の xx 座標を解とする二次方程式の解の積は −2-2。一方の根が qnq_n なので、他方は pn+1=−2/qnp_{n+1}=-2/q_n。また qn=−1/pnq_n=-1/p_n だから pn+1=2pnp_{n+1}=2p_n。初項 p1=2p_1=2 から pn=2np_n=2^n、qn=−2−nq_n=-2^{-n}。特に P2=(4,16)P_2=(4,16)、Q2=(−14,116)\displaystyle Q_2=(-\frac14,\frac1{16})、P3=(8,64)P_3=(8,64)。

Pn,Qn,AP_n,Q_n,A を通る直線は y=(pn−pn−1)x+1y=(p_n-p_n^{-1})x+1。0≦x≦pn0\le x\le p_n では直線と放物線の差が (pn−pn−1)x+1−x2=(pn−x)(x+pn−1)≧0(p_n-p_n^{-1})x+1-x^2=(p_n-x)(x+p_n^{-1})\ge0 となるので、この区間で差を積分する。 Sn=∫0pn((pn−pn−1)x+1−x2)dx=pn3+3pn6=23n+3⋅2n6.\displaystyle S_n=\int_0^{p_n}\bigl((p_n-p_n^{-1})x+1-x^2\bigr)dx =\frac{p_n^3+3p_n}{6}=\frac{2^{3n}+3\cdot2^n}{6}. よって Sn+1Sn=8−184n+3⟶8.\displaystyle \frac{S_{n+1}}{S_n}=8-\frac{18}{4^n+3}\longrightarrow8.

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 解と係数の関係
  • 直線の方程式
  • 不定積分
  • 定積分
  • 定積分による面積
  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和

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