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順天堂大学/2016年度/前期

順天堂大学 2016年 数学 第I問解答・解説

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1問題

順天堂大学2016年度第I問

□\square に適する解答をマークせよ。ただし,同一問題で同じ記号の □\square がある場合は同一の値が入る。

(1) 正6面体の面に色を塗ることを考える。ただし,いずれの場合もすべての色が用いられ,回転で一致する塗り方は区別しない。  赤と青の2色を使った塗り方は,1つの色を1面に,もう1つの色を5面に塗る場合が ア\boxed{\text{ア}} 通り,1つの色を2面に,もう1つの色を4面に塗る場合が イ\boxed{\text{イ}} 通り,2つの色をそれぞれ3面ずつに塗る場合が ウ\boxed{\text{ウ}} 通り,計 エ\boxed{\text{エ}} 通りある。  赤,青と黄の3色を使った塗り方は,3つの色をそれぞれ1面-1面-4面に塗る場合が オ\boxed{\text{オ}} 通り,3つの色をそれぞれ1面-2面-3面に塗る場合が カキ\boxed{\text{カキ}} 通り,3つの色を2面ずつに塗る場合が ク\boxed{\text{ク}} 通り,計 ケコ\boxed{\text{ケコ}} 通りある。

(2) 下図のように周の長さ ll の正五角形 ABCDEABCDE があり,点 DD から長さ ll の伸び縮みしない糸が反時計方向に巻き付けられている。この糸をたるまないように巻きほどき,糸の端 FF が CDCD の延長上に来るまで巻きほどく。

五角形ABCDEの周囲に、いくつかの円弧をつないだ輪郭で囲まれる斜線領域が描かれている。頂点は上から反時計回りにA、B、C、D、Eと並び、辺CDを右へ延ばした水平な線の端にFがある。五角形の内部は白い。

動点 FF は,はじめ CC を中心に,半径 アイl\displaystyle \frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}}l,中心角 ウエπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}}\pi の弧を描く。中心を変え,半径を変えながら巻きほどいていくが,それぞれの弧の中心角は ウエπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}}\pi と変化しない。このとき,動点 FF の動く距離は オカlπ\displaystyle \frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}}l\pi であり,糸が掃く面積は キクケコl2π\displaystyle \frac{\boxed{\text{キク}}}{\boxed{\text{ケコ}}}l^{2}\pi である。同様のことを正 nn 角形で行い,糸の端の移動距離を 1n(an+b)lπ\displaystyle \frac{1}{n}(an+b)l\pi とし,糸の掃く面積を 1n2(cn2+dn+e)l2π\displaystyle \frac{1}{n^{2}}(cn^{2}+dn+e)l^{2}\pi とすると,a=サa=\boxed{\text{サ}},c=シス\displaystyle c=\frac{\boxed{\text{シ}}}{\boxed{\text{ス}}} である。周の長さ ll の円に巻き付けられた糸を巻きほどくときの曲線(伸展曲線)については,上式でそれぞれ nn の極限をとることにより求まる。

白い円の周囲に、曲線と右へ伸びる水平な線で囲まれた斜線領域が描かれている。曲線は円の左下から左側と上側を回って右へ大きく膨らみ、右端で水平な線に接続している。

糸の端の移動距離を flπfl\pi,糸の掃く面積を gl2πgl^{2}\pi とすれば,f=セf=\boxed{\text{セ}},g=ソタ\displaystyle g=\frac{\boxed{\text{ソ}}}{\boxed{\text{タ}}} となることがわかる。

(3) ケ\boxed{\text{ケ}} はA群,シ\boxed{\text{シ}} はB群より選択せよ。y=f(x)=x3−xy=f(x)=x^{3}-xは,x=±アイ\displaystyle x=\frac{\pm\sqrt{\boxed{\text{ア}}}}{\boxed{\text{イ}}}で極値 ∓ウエオ\displaystyle \frac{\mp\boxed{\text{ウ}}\sqrt{\boxed{\text{エ}}}}{\boxed{\text{オ}}}を持つ。また,この2つの極値の間の任意の tt に対して,この関数のグラフは直線 y=ty=t と3つの交点を持つ。この3つの交点の xx 座標を小さい順に p(t)<q(t)<r(t)p(t)<q(t)<r(t) とする。p(t),q(t),r(t)p(t),q(t),r(t) は tt によらず,p(t)+q(t)+r(t)=力,p(t)q(t)+q(t)r(t)+r(t)p(t)=キクp(t)+q(t)+r(t)=\boxed{\text{力}},\qquad p(t)q(t)+q(t)r(t)+r(t)p(t)=\boxed{\text{キク}}を満たす。このとき G(t)=∫p(t)r(t)∣f(x)−t∣ dx\displaystyle G(t)=\int_{p(t)}^{r(t)}|f(x)-t|\,dxは tt の関数となる。導関数 G′(t)G'(t) について考えよう。

左下から上昇して山を作り、下降して谷を作った後に右上へ上昇する曲線が描かれている。山と谷の間の高さに平行な水平線が2本あり、2本の水平線に挟まれた帯のうち、曲線との左端の交点から中央の交点までは右上がりの斜線、中央の交点から右端の交点までは右下がりの斜線で塗られている。各水平線は曲線と3か所で交わっている。

tt が微小量変化したときの様子(下図)より G′(t)=ケG'(t)=\boxed{\text{ケ}} となり,p(t),q(t),r(t)p(t),q(t),r(t) の関係を考慮すると G′(t)=コサシG'(t)=\boxed{\text{コサ}}\boxed{\text{シ}}となる。以上の関係より,G′(t)=1G'(t)=1 となるのは t=スセソ\displaystyle t=\frac{\boxed{\text{ス}}}{\boxed{\text{セソ}}} のときである。  選択肢A:(a)  (r(t)−q(t))+(q(t)−p(t))\text{(a)}\; (r(t)-q(t))+(q(t)-p(t)),(b)  (r(t)−q(t))2+(q(t)−p(t))2\text{(b)}\; (r(t)-q(t))^{2}+(q(t)-p(t))^{2},(c)  (r(t)2−q(t)2)+(q(t)2−p(t)2)\text{(c)}\; (r(t)^{2}-q(t)^{2})+(q(t)^{2}-p(t)^{2}),(d)  (r(t)−q(t))−(q(t)−p(t))\text{(d)}\; (r(t)-q(t))-(q(t)-p(t)),(e)  (r(t)−q(t))2−(q(t)−p(t))2\text{(e)}\; (r(t)-q(t))^{2}-(q(t)-p(t))^{2},(f)  (r(t)2−q(t)2)−(q(t)2−p(t)2)\text{(f)}\; (r(t)^{2}-q(t)^{2})-(q(t)^{2}-p(t)^{2})。  選択肢B:(a)  p(t)\text{(a)}\; p(t),(b)  q(t)\text{(b)}\; q(t),(c)  r(t)\text{(c)}\; r(t),(d)  p(t)2\text{(d)}\; p(t)^{2},(e)  q(t)2\text{(e)}\; q(t)^{2},(f)  r(t)2\text{(f)}\; r(t)^{2}。

(4) 4次関数 f(x)=ax4+bx2+cf(x)=ax^{4}+bx^{2}+c がある。ここで xx の区間 [3,6][3,6] における関数 f(x−t)f(x-t) の最大値を g(t)g(t),最小値を h(t)h(t) とおく。g(t)は α≦t≦β で g(t)=32となり,\displaystyle g(t)\text{は }\alpha\leq t\leq\beta\text{ で }g(t)=\frac{3}{2}\text{となり,}t<αまたは t>βで g(t)>32であり,\displaystyle t<\alpha\text{または }t>\beta\text{で }g(t)>\frac{3}{2}\text{であり,}h(t)は 32≦t≦152で h(t)=−5716で,\displaystyle h(t)\text{は }\frac{3}{2}\leq t\leq\frac{15}{2}\text{で }h(t)=-\frac{57}{16}\text{で,}t<32または t>152で h(t)>−5716であった。\displaystyle t<\frac{3}{2}\text{または }t>\frac{15}{2}\text{で }h(t)>-\frac{57}{16}\text{であった。}このとき a=ア,b=イウエ,c=オカ,\displaystyle a=\boxed{\text{ア}},\qquad b=\frac{\boxed{\text{イウ}}}{\boxed{\text{エ}}},\qquad c=\frac{\boxed{\text{オ}}}{\boxed{\text{カ}}},α=キ−クケコ,β=サ+シスセ\displaystyle \alpha=\boxed{\text{キ}}-\frac{\boxed{\text{ク}}\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}}{\boxed{\text{コ}}},\qquad \beta=\boxed{\text{サ}}+\frac{\boxed{\text{シ}}\sqrt{\boxed{\text{ス}}}}{\boxed{\text{セ}}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)\quad ア=2, =2,\space{} イ=4, =4,\space{} ウ=2, =2,\space{} エ=8, =8,\space{} オ=6, =6,\space{} カキ=18, =18,\space{} ク=6, =6,\space{} ケコ=30=30\quad \text{\quad }\quad (2)\quad ア/イ=1/5, =1/5,\space{} ウ/エ=2/5, =2/5,\space{} オ/カ=6/5, =6/5,\space{} キク/ケコ=11/25, =11/25,\space{} サ=1, =1,\space{} シ/ス=1/3, =1/3,\space{} セ=1, =1,\space{} ソ/タ=1/3=1/3\quad \text{\quad }\quad (3)\quad ア=3, =3,\space{} イ=3, =3,\space{} ウ=2, =2,\space{} エ=3, =3,\space{} オ=9, =9,\space{} 力=0, =0,\space{} キク=−1, =-1,\space{} ケ=(d), =(d),\space{} コサ=−3, =-3,\space{} シ=(b), =(b),\space{} ス/セソ=8/27=8/27\quad \text{\quad }\quad (4)a=1, b=−9/2, c=3/2, α=6−32/2, β=3+32/2\quad a=1,\space{}b=-9/2,\space{}c=3/2,\space{}\alpha=6-3\sqrt2/2,\space{}\beta=3+3\sqrt2/2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 正六面体の向かい合う面を {±X},{±Y},{±Z}\{\pm X\},\{\pm Y\},\{\pm Z\} とし、赤・青・黄を異なる色として、回転で一致する塗り方だけを同一視する。

赤・青の2色について、1面・5面では1面だけに塗る色が赤か青かの2通りである。2面・4面では2面だけに塗る色が2通りで、その2面が隣接するか向かい合うかの2通りだから 2⋅2=42\cdot2=4 通りである。3面・3面では赤の3面に向かい合う1組が含まれるか否かの2通りである。よって (ア,イ,ウ,エ)=(2,4,2,8)(\text{ア},\text{イ},\text{ウ},\text{エ})=(2,4,2,8) である。

3色について、1面・1面・4面では4面に塗る色が3通り、残る異色の2面が隣接するか向かい合うかが2通りだから 3⋅2=63\cdot2=6 通りである。1面・2面・3面では各面数を受け持つ色の選び方が 3!=63!=6 通りある。1面の色を上面に固定すると、2面の色は「下面と側面」「隣接する側面2枚」「向かい合う側面2枚」の3種類だから 6⋅3=186\cdot3=18 通りである。

各色2面ずつの場合、3色とも向かい合う2面に塗るものは1通り、ちょうど1色だけが向かい合う2面に塗られるものはその色の選択で3通りである。どの色も向かい合う2面に塗られない場合は次の2通りになる。赤の隣接2面を +X,+Y+X,+Y に固定すると、残りは −X,−Y,+Z,−Z-X,-Y,+Z,-Z であり、青の隣接2面は (−X,+Z),(−X,−Z),(−Y,+Z),(−Y,−Z)(-X,+Z),(-X,-Z),(-Y,+Z),(-Y,-Z) の4候補である。残る2面は黄の隣接2面となる。赤の2面を保つ回転のうち、何も動かさないものを除けば、X,YX,Y を入れ替えて ZZ の符号を逆にする半回転だけであり、4候補を2組ずつにまとめる。したがって鏡像の2配置は回転で一致せず、この場合は2通りである。各色2面ずつは 1+3+2=61+3+2=6 通り、3色の合計は 6+18+6=306+18+6=30 通り。よって (オ,カキ,ク,ケコ)=(6,18,6,30)(\text{オ},\text{カキ},\text{ク},\text{ケコ})=(6,18,6,30) である。

(2) 正 nn 角形の1辺を s=ln\displaystyle s=\frac{l}{n} とする。糸の端が各頂点を回るとき,回転角は外角 θ=2πn\displaystyle \theta=\frac{2\pi}{n} である。最初の中心 CC での糸の長さは ss,次の頂点では 2s2s,以下同様に ks (k=1,…,n)ks\ (k=1,\ldots,n) となる。したがって端の移動距離は ∑k=1nθks=2πnlnn(n+1)2=n+1nlπ.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}\theta ks=\frac{2\pi}{n}\frac{l}{n}\frac{n(n+1)}{2}=\frac{n+1}{n}l\pi. 各頂点で糸が掃く扇形の面積は 12θ(ks)2\displaystyle \frac12\theta(ks)^2 だから,合計面積は ∑k=1n12θ(ks)2=πnl2n2n(n+1)(2n+1)6=1n2(13n2+12n+16)l2π.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n}\frac12\theta(ks)^2 =\frac{\pi}{n}\frac{l^2}{n^2}\frac{n(n+1)(2n+1)}{6} =\frac{1}{n^2}\left(\frac13n^2+\frac12n+\frac16\right)l^2\pi. 特に n=5n=5 のとき,最初の半径は l5\displaystyle \frac{l}{5},中心角は 2π5\displaystyle \frac{2\pi}{5},移動距離は 6lπ5\displaystyle \frac{6l\pi}{5},面積は 11l2π25\displaystyle \frac{11l^2\pi}{25} である。また n→∞n\to\infty とすると,距離は lπl\pi,面積は l2π3\displaystyle \frac{l^2\pi}{3} に近づく。よって ア=1, イ=5, ウ=2, エ=5, オ=6, カ=5, キク=11, ケコ=25, サ=1, シ/ス=13, セ=1, ソ/タ=13\displaystyle \text{ア}=1,\ \text{イ}=5,\ \text{ウ}=2,\ \text{エ}=5,\ \text{オ}=6,\ \text{カ}=5,\ \text{キク}=11,\ \text{ケコ}=25,\ \text{サ}=1,\ \text{シ}/\text{ス}=\frac13,\ \text{セ}=1,\ \text{ソ}/\text{タ}=\frac13 である。

(3) f′(x)=3x2−1f'(x)=3x^2-1 より極値をとる xx は x=±33\displaystyle x=\pm\frac{\sqrt3}{3} である。f(±33)=∓239\displaystyle f\left(\pm\frac{\sqrt3}{3}\right)=\mp\frac{2\sqrt3}{9} である。p,q,rp,q,r を x3−x−t=0x^3-x-t=0 の3根とみると,解と係数の関係から p+q+r=0,pq+qr+rp=−1.p+q+r=0,\qquad pq+qr+rp=-1. よって 力=0, キク=−1\text{力}=0,\ \text{キク}=-1 である。

極値の間の tt では f(x)−tf(x)-t は p<x<qp<x<q で正,q<x<rq<x<r で負なので G(t)=∫p(t)q(t)(f(x)−t) dx+∫q(t)r(t)(t−f(x)) dx.\displaystyle G(t)=\int_{p(t)}^{q(t)}(f(x)-t)\,dx+\int_{q(t)}^{r(t)}(t-f(x))\,dx. 各端点では被積分関数が0である。微分積分の基本定理と合成関数の微分法により,積分区間の端点の変化による項は0となり, G′(t)=−(q−p)+(r−q)=(r−q)−(q−p).G'(t)=-(q-p)+(r-q)=(r-q)-(q-p). これは選択肢Aの(d)である。また p+q+r=0p+q+r=0 より p+r=−qp+r=-q だから G′(t)=p+r−2q=−3qG'(t)=p+r-2q=-3q となり,選択肢Bは(b)である。G′(t)=1G'(t)=1 なら q=−1/3q=-1/3 であり,t=f(q)=(−1/3)3−(−1/3)=8/27t=f(q)=(-1/3)^3-(-1/3)=8/27 である。

(4) 3−t≦x≦6−t3-t\le x\le6-t の範囲 は長さ3の区間である。a<0a<0 なら遠方の区間でh(t)h(t)は下に限りなく小さくなり,条件に反する。a=0,b<0a=0,b<0 も同様である。a=0,b>0a=0,b>0 なら最小点は0だけで,h(t)h(t) が最小値をとるのは区間が0を含む3≦t≦63\le t\le6に限られ,b=0b=0ならh(t)h(t)は一定となる。いずれも条件に合わないからa>0a>0である。またb≧0b\ge0なら最小点は0だけとなり同様に矛盾するのでb<0b<0であり,ff の最小点は x=±r (r>0)x=\pm r\ (r>0) の2点である。最小値を mm とすると,f(x)=mf(x)=m となるのはこの2点だけである。したがって,3−t≦x≦6−t3-t\le x\le6-t の範囲での最小値が mm となるのは,この区間が rr または −r-r の少なくとも一方を含むときに限る。rr を含む条件は 3−r≦t≦6−r3-r\le t\le6-r,−r-r を含む条件は 3+r≦t≦6+r3+r\le t\le6+r だから,最小値が mm となる tt の集合は 3−r≦t≦6−rまたは3+r≦t≦6+r3-r\le t\le6-r\quad\text{または}\quad3+r\le t\le6+r である。r>0r>0 より,第1区間は第2区間の左側にあるので,この2区間が重なるか端で接する条件は 3+r≦6−r3+r\le6-r,すなわち 2r≦32r\le3 である。与件では最小値をとる tt の集合は32≦t≦152\displaystyle \frac32\le t\le\frac{15}{2} の範囲 全体であるから,上の2区間の合併にも切れ目があってはならず,この重なり条件が必要となる。さらに合併の左端と右端はそれぞれ 3−r3-r,6+r6+r なので, 3−r=32,6+r=152\displaystyle 3-r=\frac32,\qquad 6+r=\frac{15}{2} より r=3/2r=3/2 である。このとき 2r=32r=3 となり,2区間は t=9/2t=9/2 でちょうど接する。よって f′(x)=2x(2ax2+b)f'(x)=2x(2ax^2+b) より b=−2ar2=−92a\displaystyle b=-2ar^2=-\frac92a となる。

また t=9/2t=9/2 では区間は −3/2≦x≦3/2-3/2\le x\le3/2 の範囲 であり,最大値は f(0)=cf(0)=c である。したがって c=3/2c=3/2 である。平方完成すると最小値は c−b24a\displaystyle c-\frac{b^2}{4a} だから 32−(9a/2)24a=−5716したがってa=1,b=−92,c=32.\displaystyle \frac32-\frac{(9a/2)^2}{4a}=-\frac{57}{16} \quad\text{したがって}\quad a=1,\quad b=-\frac92,\quad c=\frac32. このとき f(x)−c=x2(x2−92)\displaystyle f(x)-c=x^2\left(x^2-\frac92\right) であり,f(x)=cf(x)=c の境界は x=±32\displaystyle x=\pm\frac{3}{\sqrt2} である。長さ3の区間が 00 を含み −3/2≦x≦3/2-3/\sqrt2\le x\le3/\sqrt2 の範囲 に収まる tt の範囲は 6−32≦t≦3+32.\displaystyle 6-\frac{3}{\sqrt2}\le t\le 3+\frac{3}{\sqrt2}. ゆえに α=6−322,β=3+322\displaystyle \alpha=6-\frac{3\sqrt2}{2},\quad\beta=3+\frac{3\sqrt2}{2} である。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 積の法則
  • 空間図形の性質
  • 一般角と弧度法
  • 総和記号と数列の和
  • 数列の極限
  • 多項式の導関数
  • 極大・極小

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