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順天堂大学/2016年度/前期

順天堂大学 2016年 数学 第II問解答・解説

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1問題

順天堂大学2016年度第II問

□\square に適する解答をマークせよ。

正二十面体の体積を求めてみよう。正二十面体の各面は正三角形であり,1つの頂点には5つの正三角形が集まっている。まず,HH を中心とする円に内接する正五角形 ABCDEABCDE について考える。ACAC と BEBE の交点を II とすると,△IAB\triangle IAB と △BCA\triangle BCA を比較することにより,AC=ア+イウAB\displaystyle AC=\frac{\boxed{\text{ア}}+\sqrt{\boxed{\text{イ}}}}{\boxed{\text{ウ}}}ABとなり,cos⁡∠BAC=工+オカ\displaystyle \cos\angle BAC=\frac{\boxed{\text{工}}+\sqrt{\boxed{\text{オ}}}}{\boxed{\text{カ}}}となることがわかる。これを用いてAB=キク−ケコサAH\displaystyle AB=\frac{\sqrt{\boxed{\text{キク}}-\boxed{\text{ケ}}\sqrt{\boxed{\text{コ}}}}}{\boxed{\text{サ}}}AHが求まる。次に,HH を通り円 HH を含む平面に垂直な直線上に FA=ABFA=AB となるように FF をとると,FH=シス+セソAH\displaystyle FH=\frac{\boxed{\text{シス}}+\sqrt{\boxed{\text{セ}}}}{\boxed{\text{ソ}}}AHである。さらに FHFH の延長上に FO=AOFO=AO となるように OO をとると HO=タチAH\displaystyle HO=\frac{\boxed{\text{タ}}}{\boxed{\text{チ}}}AHであり,FO=ツテAH\displaystyle FO=\frac{\sqrt{\boxed{\text{ツ}}}}{\boxed{\text{テ}}}AHとなる。△FAB\triangle FAB の重心を GG とすると,FG=トナAB=二又−ネノ八AH\displaystyle FG=\frac{\sqrt{\boxed{\text{ト}}}}{\boxed{\text{ナ}}}AB=\frac{\sqrt{\boxed{\text{二又}}-\boxed{\text{ネ}}}\sqrt{\boxed{\text{ノ}}}}{\boxed{\text{八}}}AHとなる。このとき,正五角錐 ABCDEFABCDEF は OO を中心とする球に内接する正二十面体の一部である。GO=ヒフ+ヘホマミAB\displaystyle GO=\frac{\boxed{\text{ヒ}}\sqrt{\boxed{\text{フ}}}+\sqrt{\boxed{\text{ヘホ}}}}{\boxed{\text{マミ}}}ABとなり,正二十面体の表面積は ムメAB2\boxed{\text{ム}}\sqrt{\boxed{\text{メ}}}AB^{2} となるので,体積は モヤ+ユヨラリAB3\displaystyle \frac{\boxed{\text{モヤ}}+\boxed{\text{ユ}}\sqrt{\boxed{\text{ヨ}}}}{\boxed{\text{ラリ}}}AB^{3}とあらわすことができる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正五角形の相似・弦長から辺と外接円半径を求め,直角三角形と面の重心を通じて内接球の半径を計算し,面積×高さで体積を求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=1, =1,\space{} イ=5, =5,\space{} ウ=2, =2,\space{} 工=1, =1,\space{} オ=5, =5,\space{} カ=4, =4,\space{} キク=10, =10,\space{} ケ=2, =2,\space{} コ=5, =5,\space{} サ=2, =2,\space{} シス=−1, =-1,\space{} セ=5, =5,\space{} ソ=2, =2,\space{} タ=1, =1,\space{} チ=2, =2,\space{} ツ=5, =5,\space{} テ=2, =2,\space{} ト=3, =3,\space{} ナ=3, =3,\space{} 二又=30, =30,\space{} ネ=6, =6,\space{} ノ=5, =5,\space{} ハ=6, =6,\space{} ヒ=3, =3,\space{} フ=3, =3,\space{} ヘホ=15, =15,\space{} マミ=12, =12,\space{} ム=5, =5,\space{} メ=3, =3,\space{} モヤ=15, =15,\space{} ユ=5, =5,\space{} ヨ=5, =5,\space{} ラリ=12=12

4解答

解答を見る途中式つきの解答

正五角形の1辺を s=ABs=AB,外接円の半径を R=AHR=AH,対角線を d=ACd=AC とおく。正五角形の内角は 108∘108^\circ だから,△ABC\triangle ABC の底角は 36∘36^\circ である。対角線の交点を II とすると,△IAB\triangle IAB と △BCA\triangle BCA は相似であり,対応する辺から AI=s2d\displaystyle AI=\frac{s^2}{d} を得る。また,△BIC\triangle BIC の角は 72∘,36∘,72∘72^\circ,36^\circ,72^\circ であるから CI=BC=sCI=BC=s である。よって d=AI+IC=s2d+s,(ds)2−ds−1=0.\displaystyle d=AI+IC=\frac{s^2}{d}+s, \qquad \left(\frac ds\right)^2-\frac ds-1=0. d/s>0d/s>0 より d/s=(1+5)/2d/s=(1+\sqrt5)/2 であり,AC=1+52AB\displaystyle AC=\frac{1+\sqrt5}{2}AB となる。余弦定理から cos⁡∠BAC=s2+d2−s22sd=d2s=1+54.\displaystyle \cos\angle BAC=\frac{s^2+d^2-s^2}{2sd}=\frac{d}{2s}=\frac{1+\sqrt5}{4}. さらに弦の長さより s=2Rsin⁡36∘s=2R\sin36^\circ である。cos⁡36∘=d/(2s)=(1+5)/4\cos36^\circ=d/(2s)=(1+\sqrt5)/4 を使うと s2R2=4sin⁡236∘=4(1−(1+54)2)=5−52,\displaystyle \frac{s^2}{R^2}=4\sin^2 36^\circ=4\left(1-\left(\frac{1+\sqrt5}{4}\right)^2\right)=\frac{5-\sqrt5}{2}, したがって AB=10−252AH\displaystyle AB=\frac{\sqrt{10-2\sqrt5}}{2}AH である。

FA=AB=sFA=AB=s かつ AH=RAH=R だから,直角三角形 FHAFHA より FH2=s2−R2=3−52R2,FH=5−12R.\displaystyle FH^2=s^2-R^2=\frac{3-\sqrt5}{2}R^2, \qquad FH=\frac{\sqrt5-1}{2}R. OO は直線 FHFH 上で HH の側にあり,x=HOx=HO とおくと FO=FH+xFO=FH+x,AO2=R2+x2AO^2=R^2+x^2 である。条件 FO=AOFO=AO から (FH+x)2=R2+x2,x=R2−FH22FH=R2.\displaystyle (FH+x)^2=R^2+x^2, \qquad x=\frac{R^2-FH^2}{2FH}=\frac R2. よって HO=12AH\displaystyle HO=\frac12AH,FO=FH+HO=52AH\displaystyle FO=FH+HO=\frac{\sqrt5}{2}AH である。

△FAB\triangle FAB は正三角形なので,重心 GG までの距離は FG=33AB\displaystyle FG=\frac{\sqrt3}{3}AB である。先ほどの AB/AHAB/AH を代入すると FG=30−656AH.\displaystyle FG=\frac{\sqrt{30-6\sqrt5}}{6}AH. 正二十面体の中心 OO は各頂点から等距離にあるため,その正三角形の面 FABFAB への垂線の足は同面の外心,すなわち重心 GG である。よって OG⊥FABOG\perp FAB で,△FGO\triangle FGO は GG を直角とする。したがって GO2=FO2−FG2=(54−5−56)R2=5+2512R2.\displaystyle GO^2=FO^2-FG^2 =\left(\frac54-\frac{5-\sqrt5}{6}\right)R^2 =\frac{5+2\sqrt5}{12}R^2. R2/AB2=2/(5−5)R^2/AB^2=2/(5-\sqrt5) を用いて整理すれば GO2=7+3524AB2,GO=33+1512AB.\displaystyle GO^2=\frac{7+3\sqrt5}{24}AB^2, \qquad GO=\frac{3\sqrt3+\sqrt{15}}{12}AB.

正二十面体の表面積は,正三角形20枚の面積の和だから S=20⋅34AB2=53 AB2.\displaystyle S=20\cdot\frac{\sqrt3}{4}AB^2=5\sqrt3\,AB^2. 中心から各面へ垂線を下ろすと正二十面体は高さ GOGO の三角錐20個に分かれる。よって体積は V=13S⋅GO=13⋅53 AB2⋅33+1512AB=15+5512AB3.\displaystyle V=\frac13S\cdot GO =\frac13\cdot5\sqrt3\,AB^2\cdot\frac{3\sqrt3+\sqrt{15}}{12}AB =\frac{15+5\sqrt5}{12}AB^3. 以上より,各空欄は ア=1,イ=5,ウ=2,工=1,オ=5,カ=4,キク=10,ケ=2,コ=5,サ=2,シス=−1,セ=5,ソ=2,タ=1,チ=2,ツ=5,テ=2,ト=3,ナ=3,二又=30,ネ=6,ノ=5,ハ=6,ヒ=3,フ=3,ヘホ=15,マミ=12,ム=5,メ=3,モヤ=15,ユ=5,ヨ=5,ラリ=12\text{ア}=1,\text{イ}=5,\text{ウ}=2,\text{工}=1,\text{オ}=5,\text{カ}=4,\text{キク}=10,\text{ケ}=2,\text{コ}=5,\text{サ}=2,\text{シス}=-1,\text{セ}=5,\text{ソ}=2,\text{タ}=1,\text{チ}=2,\text{ツ}=5,\text{テ}=2,\text{ト}=3,\text{ナ}=3,\text{二又}=30,\text{ネ}=6,\text{ノ}=5,\text{ハ}=6,\text{ヒ}=3,\text{フ}=3,\text{ヘホ}=15,\text{マミ}=12,\text{ム}=5,\text{メ}=3,\text{モヤ}=15,\text{ユ}=5,\text{ヨ}=5,\text{ラリ}=12 である。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 空間図形の計量
  • 三角形の性質

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