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東海大学/2017年度/A方式一次2/2

東海大学 2017年 数学 第3問解答・解説

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1問題

東海大学2017年度第3問

△OAB\triangle OAB において OA=4OA=4,OB=3OB=3,AB=2AB=2 とする。点 AA を通り,∠OBA\angle OBA の二等分線と平行な直線を ℓ\ell とする。直線 ℓ\ell と直線 OBOB の交点を PP とする。

(1) ∠AOB=θ\angle AOB=\theta とおくと,cos⁡θ=ア\cos\theta=\boxed{\text{ア}} である。

(2) 線分 OPOP の長さは OP=イOP=\boxed{\text{イ}} であり,線分 APAP の長さは AP=ウAP=\boxed{\text{ウ}} である。

(3) ∠OBA\angle OBA の二等分線と線分 OAOA の交点を A1A_{1} とする。線分 OA1,A1AOA_{1},A_{1}A の長さは OA1=エOA_{1}=\boxed{\text{エ}},A1A=オA_{1}A=\boxed{\text{オ}} である。

(4) △ABA1\triangle ABA_{1} の面積は カ\boxed{\text{カ}} である。

(5) 線分 OAOA 上に点 A2,A3,…,An,…A_{2},A_{3},\ldots,A_{n},\ldots が限りなく並んでいて,

線分 OBOB 上に点 B1,B2,B3,…,Bn,…B_{1},B_{2},B_{3},\ldots,B_{n},\ldots が限りなく並んでいて,

OA>OA1>OA2>OA3>⋯>OAn>⋯ ,OB>OB1>OB2>OB3>⋯>OBn>⋯ ,∠ABA1=∠BA1B1,∠ABA1=∠AnBnAn+1(n=1,2,3,…),∠ABA1=∠BnAn+1Bn+1(n=1,2,3,…)\begin{aligned}\mathrm{OA}&>\mathrm{OA}_{1}>\mathrm{OA}_{2}>\mathrm{OA}_{3}>\cdots>\mathrm{OA}_{n}>\cdots,\\\mathrm{OB}&>\mathrm{OB}_{1}>\mathrm{OB}_{2}>\mathrm{OB}_{3}>\cdots>\mathrm{OB}_{n}>\cdots,\\\angle\mathrm{ABA}_{1}&=\angle\mathrm{BA}_{1}\mathrm{B}_{1},\\\angle\mathrm{ABA}_{1}&=\angle\mathrm{A}_{n}\mathrm{B}_{n}\mathrm{A}_{n+1}\quad(n=1,2,3,\ldots),\\\angle\mathrm{ABA}_{1}&=\angle\mathrm{B}_{n}\mathrm{A}_{n+1}\mathrm{B}_{n+1}\\&\quad(n=1,2,3,\ldots)\end{aligned} であるとする。

(i) 線分 A1A2,A3A4,A5A6,…,A2n+1A2n+2,…A_{1}A_{2},A_{3}A_{4},A_{5}A_{6},\ldots,A_{2n+1}A_{2n+2},\ldots の長さの総和は キ\boxed{\text{キ}} である。

(ii) 線分 AB,BA1,A1B1,B1A2,A2B2,B2A3,A3B3,…,AnBn,BnAn+1,…AB,BA_{1},A_{1}B_{1},B_{1}A_{2},A_{2}B_{2},B_{2}A_{3},A_{3}B_{3},\ldots,A_{n}B_{n},B_{n}A_{n+1},\ldots の長さの総和は ク\boxed{\text{ク}} である。

(iii) △ABA1,△A1B1A2,△A2B2A3,△A3B3A4,…,△AnBnAn+1,…\triangle ABA_{1},\triangle A_{1}B_{1}A_{2},\triangle A_{2}B_{2}A_{3},\triangle A_{3}B_{3}A_{4},\ldots,\triangle A_{n}B_{n}A_{n+1},\ldots の面積の総和は ケ\boxed{\text{ケ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余弦定理と角の二等分線の定理で初期図形を求め,平行線と角条件からの相似比を漸化させて線分長・面積を等比級数で合計した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=78,\displaystyle =\frac78,\quad イ=5,=5,\quad ウ=6,=\sqrt6,\quad エ=125,\displaystyle =\frac{12}{5},\quad オ=85,\displaystyle =\frac85,\quad カ=31510,\displaystyle =\frac{3\sqrt{15}}{10},\quad キ=32,\displaystyle =\frac32,\quad ク=5+362,\displaystyle =5+\frac{3\sqrt6}{2},\quad ケ=151532.\displaystyle =\frac{15\sqrt{15}}{32}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 余弦定理より AB2=OA2+OB2−2(OA)(OB)cos⁡θAB^2=OA^2+OB^2-2(OA)(OB)\cos\theta だから 4=16+9−24cos⁡θ,cos⁡θ=78.\displaystyle 4=16+9-24\cos\theta, \qquad \cos\theta=\frac78. 従って ア=7/8\text{ア}=7/8。

(2) ∠OBA=2ϕ\angle OBA=2\phi とおくと,角の二等分線より ∠OBA1=∠A1BA=ϕ\angle OBA_1=\angle A_1BA=\phi。角の二等分線の定理から OA1:A1A=OB:BA=3:2,OA_1:A_1A=OB:BA=3:2, 従って OA1=12/5OA_1=12/5,A1A=8/5A_1A=8/5。また AP∥BA1AP\parallel BA_1,OPOP は OBOB と同一直線,OAOA は OA1OA_1 と同一直線なので,△OPA∼△OBA1\triangle OPA\sim\triangle OBA_1。対応する辺から OPOB=OAOA1=412/5=53,OP=5.\displaystyle \frac{OP}{OB}=\frac{OA}{OA_1}=\frac{4}{12/5}=\frac53, \qquad OP=5. 同様に APBA1=53.\displaystyle \frac{AP}{BA_1}=\frac53. γ=∠BAO\gamma=\angle BAO とおくと,余弦定理から cos⁡γ=OA2+AB2−OB22(OA)(AB)=16+4−916=1116.\displaystyle \cos\gamma=\frac{OA^2+AB^2-OB^2}{2(OA)(AB)}=\frac{16+4-9}{16}=\frac{11}{16}. AA1AA_1 は AOAO と同じ方向なので,余弦定理を △ABA1\triangle ABA_1 に用いると BA12=AB2+AA12−2(AB)(AA1)cos⁡γ=4+6425−2⋅2⋅85⋅1116=5425.\displaystyle BA_1^2=AB^2+AA_1^2-2(AB)(AA_1)\cos\gamma =4+\frac{64}{25}-2\cdot2\cdot\frac85\cdot\frac{11}{16} =\frac{54}{25}. よって BA1=36/5BA_1=3\sqrt6/5,従って AP=6AP=\sqrt6。また OP=5,OA=4OP=5, OA=4 と cos⁡θ=7/8\cos\theta=7/8 を余弦定理に代入すると AP2=25+16−40⋅7/8=6AP^2=25+16-40\cdot7/8=6 となり一致する。従って イ=5, ウ=6\text{イ}=5,\ \text{ウ}=\sqrt6。

(3) 上の角の二等分線の定理と OA=4OA=4 から OA1=4⋅33+2=125,A1A=4⋅23+2=85.\displaystyle OA_1=4\cdot\frac{3}{3+2}=\frac{12}{5}, \qquad A_1A=4\cdot\frac{2}{3+2}=\frac85. 従って エ=12/5, オ=8/5\text{エ}=12/5,\ \text{オ}=8/5。

(4) sin⁡θ=1−(7/8)2=15/8\sin\theta=\sqrt{1-(7/8)^2}=\sqrt{15}/8 なので [OAB]=12⋅4⋅3⋅158=3154.\displaystyle [OAB]=\frac12\cdot4\cdot3\cdot\frac{\sqrt{15}}8=\frac{3\sqrt{15}}4. A1A/OA=(8/5)/4=2/5A_1A/OA=(8/5)/4=2/5 で,△ABA1\triangle ABA_1 と △OAB\triangle OAB は底辺をそれぞれ AA1,OAAA_1,OA とすると高さが同じである。従って [ABA1]=25[OAB]=31510,\displaystyle [ABA_1]=\frac25[OAB]=\frac{3\sqrt{15}}{10}, よって カ=315/10\text{カ}=3\sqrt{15}/10。

(5) qn=OAn/OAq_n=OA_n/OA とおき,初めは A0=A,B0=BA_0=A, B_0=B とする。△OAnBn\triangle OA_nB_n の角 ∠AnBnO\angle A_nB_nO は常に 2ϕ2\phi であることを確認する。n=0n=0 では定義から成り立つ。これが成り立つとき,An+1A_{n+1} は OAnOA_n 上にあり ∠AnBnAn+1=ϕ\angle A_nB_nA_{n+1}=\phi だから ∠An+1BnO=ϕ\angle A_{n+1}B_nO=\phi。さらに条件から ∠BnAn+1Bn+1=ϕ\angle B_nA_{n+1}B_{n+1}=\phi である。三角形 BnAn+1Bn+1B_nA_{n+1}B_{n+1} の残る角は π−2ϕ\pi-2\phi であり,Bn+1B_{n+1} が O,BnO,B_n の間にあることから ∠An+1Bn+1O=2ϕ\angle A_{n+1}B_{n+1}O=2\phi。よって次の △OAn+1Bn+1\triangle OA_{n+1}B_{n+1} も元の △OAB\triangle OAB と相似である。

従って全ての △OAnBn\triangle OA_nB_n は △OAB\triangle OAB と相似で,その相似比は qnq_n。また △AnBnAn+1\triangle A_nB_nA_{n+1} は △ABA1\triangle ABA_1 と相似である。AnAn+1A_nA_{n+1} と AA1AA_1 が対応するので OAn+1=OAn−AnAn+1=4qn−85qn=4⋅35qn,qn+1=35qn.\displaystyle OA_{n+1}=OA_n-A_nA_{n+1} =4q_n-\frac85q_n=4\cdot\frac35q_n, \quad q_{n+1}=\frac35q_n. 初項 q0=1q_0=1 より qn=(3/5)nq_n=(3/5)^n。

(i) AnAn+1=qn⋅AA1=(8/5)(3/5)nA_nA_{n+1}=q_n\cdot AA_1=(8/5)(3/5)^n である。指定された和は n=1,3,5,…n=1,3,5,\ldots の項だから ∑m=0∞A2m+1A2m+2=85(35)∑m=0∞(925)m=24/251−9/25=32.\displaystyle \sum\limits _{m=0}^{\infty}A_{2m+1}A_{2m+2} =\frac85\left(\frac35\right)\sum\limits _{m=0}^{\infty}\left(\frac9{25}\right)^m =\frac{24/25}{1-9/25}=\frac32. よって キ=3/2\text{キ}=3/2。

(ii) AnBn=qn⋅AB=2qnA_nB_n=q_n\cdot AB=2q_n,また BnAn+1=qn⋅BA1=(36/5)qnB_nA_{n+1}=q_n\cdot BA_1=(3\sqrt6/5)q_n。列挙された線分は各 n≧0n\ge0 についてこの2辺からなるため ∑n=0∞(AnBn+BnAn+1)=(2+365)∑n=0∞(35)n=52(2+365)=5+362.\displaystyle \sum\limits _{n=0}^{\infty}(A_nB_n+B_nA_{n+1}) =\left(2+\frac{3\sqrt6}{5}\right)\sum\limits _{n=0}^{\infty}\left(\frac35\right)^n =\frac52\left(2+\frac{3\sqrt6}{5}\right) =5+\frac{3\sqrt6}{2}. 従って ク=5+36/2\text{ク}=5+3\sqrt6/2。

(iii) 面積は相似比の2乗で変化する。各三角形 AnBnAn+1A_nB_nA_{n+1} の面積は qn2[ABA1]q_n^2[ABA_1] だから ∑n=0∞[AnBnAn+1]=31510∑n=0∞(925)n=31510⋅2516=151532.\displaystyle \sum\limits _{n=0}^{\infty}[A_nB_nA_{n+1}] =\frac{3\sqrt{15}}{10}\sum\limits _{n=0}^{\infty}\left(\frac9{25}\right)^n =\frac{3\sqrt{15}}{10}\cdot\frac{25}{16} =\frac{15\sqrt{15}}{32}. よって ケ=1515/32\text{ケ}=15\sqrt{15}/32。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 角の二等分線の性質
  • 三角形の性質
  • 等比数列の一般項と和

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