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宮崎大学/2020年度/前期

宮崎大学 2020年 数学 第3問解答・解説

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1問題

宮崎大学2020年度第3問

(医学部) △ABC\triangle ABC における ∠A\angle A の二等分線と辺 BCBC との交点を DD とし,AA から DD へのばした半直線と △ABC\triangle ABC の外接円との交点を EE とする。∠BAD\angle BAD の大きさを θ\theta とし,BE=3, cos⁡2θ=23\displaystyle BE=3,\ \cos 2\theta=\frac{2}{3} とする。このとき,次の各問に答えよ。   (1) 線分 BCBC の長さを求めよ。   (2) △BEC\triangle BEC の面積を求めよ。   (3) AD:DE=4:1AD:DE=4:1 のとき,線分 AB,ACAB,AC の長さを求めよ。ただし,AB>ACAB>AC とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) BC=30BC=\sqrt{30}\quad(2) [△BEC]=352\displaystyle [\triangle BEC]=\frac{3\sqrt{5}}{2}\quad(3) AB=36, AC=26AB=3\sqrt{6},\space{}AC=2\sqrt{6}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円周角の性質より、∠EBC=∠EAC=θ\angle EBC=\angle EAC=\theta、∠ECB=∠EAB=θ\angle ECB=\angle EAB=\theta である。したがって △BEC\triangle BEC は BE=CE=3BE=CE=3、∠BEC=π−2θ\angle BEC=\pi-2\theta を満たす。0<2θ<π0<2\theta<\pi より、sin⁡2θ=1−cos⁡22θ=53\displaystyle \sin 2\theta=\sqrt{1-\cos^2 2\theta}=\frac{\sqrt{5}}{3}、また cos⁡θ=1+cos⁡2θ2=56\displaystyle \cos\theta=\sqrt{\frac{1+\cos 2\theta}{2}}=\sqrt{\frac{5}{6}} である。

(1) 正弦定理より、BCsin⁡(π−2θ)=BEsin⁡θ\displaystyle \frac{BC}{\sin(\pi-2\theta)}=\frac{BE}{\sin\theta} だから、BC=3sin⁡2θsin⁡θ=6cos⁡θ=30\displaystyle BC=3\frac{\sin 2\theta}{\sin\theta}=6\cos\theta=\sqrt{30}。

(2) △BEC\triangle BEC の面積は 12BE⋅CEsin⁡∠BEC\displaystyle \frac{1}{2}BE\cdot CE\sin\angle BEC であるから、12⋅3⋅3⋅sin⁡2θ=352\displaystyle \frac{1}{2}\cdot3\cdot3\cdot\sin 2\theta=\frac{3\sqrt{5}}{2}。

(3) x=ABx=AB、y=ACy=AC、a=BC=30a=BC=\sqrt{30}、s=x+ys=x+y、d=ADd=AD とおく。角の二等分線の定理から BD=axs\displaystyle BD=\frac{ax}{s}、DC=ays\displaystyle DC=\frac{ay}{s} である。余弦定理を △ABD\triangle ABD、△ACD\triangle ACD に用いると、BD2=x2+d2−2xdcos⁡θBD^2=x^2+d^2-2xd\cos\theta、DC2=y2+d2−2ydcos⁡θDC^2=y^2+d^2-2yd\cos\theta となる。この2式の差をとり、x>yx>y に注意すると a2s=s−2dcos⁡θ\displaystyle \frac{a^2}{s}=s-2d\cos\theta を得る。一方、△ABC\triangle ABC の余弦定理より s2−a2=2xy(1+cos⁡2θ)=4xycos⁡2θs^2-a^2=2xy(1+\cos2\theta)=4xy\cos^2\theta である。よって d=s2−a22scos⁡θ=2xycos⁡θs\displaystyle d=\frac{s^2-a^2}{2s\cos\theta}=\frac{2xy\cos\theta}{s}。

弦 AEAE と弦 BCBC の交点が DD なので、方べきの定理から AD⋅DE=BD⋅DCAD\cdot DE=BD\cdot DC である。AD:DE=4:1AD:DE=4:1 より DE=d/4DE=d/4 であり、したがって d24=a2xys2\displaystyle \frac{d^2}{4}=\frac{a^2xy}{s^2}。上で得た dd の式を代入して整理すると xycos⁡2θ=a2xy\cos^2\theta=a^2、ゆえに xy=30/(5/6)=36xy=30/(5/6)=36。さらに a2=x2+y2−2xycos⁡2θa^2=x^2+y^2-2xy\cos2\theta より x2+y2=30+2⋅36⋅23=78\displaystyle x^2+y^2=30+2\cdot36\cdot\frac{2}{3}=78。したがって (x+y)2=78+72=150(x+y)^2=78+72=150、(x−y)2=78−72=6(x-y)^2=78-72=6。x>yx>y だから x+y=56x+y=5\sqrt{6}、x−y=6x-y=\sqrt{6} となり、x=36, y=26x=3\sqrt{6},\ y=2\sqrt{6} を得る。

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • 余弦定理
  • 正弦定理
  • 三角比による面積
  • 角の二等分線の性質
  • 円の性質
  • 方べきの定理

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