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宮崎大学/2020年度/前期

宮崎大学 2020年 数学 第4問解答・解説

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1問題

宮崎大学2020年度第4問

(医学部) 原点を OO とする座標平面上に2つの曲線 C1:x29+y2=1 (y≧0),C2:x26−y22=1 (x>0)\displaystyle C_1:\frac{x^2}{9}+y^2=1\ (y\geq 0),\qquad C_2:\frac{x^2}{6}-\frac{y^2}{2}=1\ (x>0) がある。C1C_1 と yy 軸との交点を EE,C2C_2 と xx 軸との交点を FF とする。また,C1C_1 と C2C_2 は1点で交わる。その交点を GG とする。このとき,次の各問に答えよ。

(1) 点 GG の座標を求めよ。

(2) 関数 f(x)=xx2−6−6log⁡∣x+x2−6∣f(x)=x\sqrt{x^2-6}-6\log\left|x+\sqrt{x^2-6}\right| の導関数を求めよ。ただし,log⁡x\log x は xx の自然対数を表す。

(3) 2つの曲線 C1,C2C_1,C_2 および2つの線分 OE,OFOE,OF で囲まれた部分の面積 SS を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

交点は連立方程式と枝の条件で求める。導関数を計算し、(3)では領域をx軸に垂直な断面で分けて定積分し、楕円側を三角置換、双曲線側を(2)の結果で評価する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) G(332,12)/\displaystyle (1)\space{}G\left(\frac{3\sqrt{3}}{2},\frac12\right)\quad /
    (2) ∣x∣>6(2)\space{}|x|>\sqrt6 で f′(x)=2x2−6/f'(x)=2\sqrt{x^2-6}\quad /
    (3) S=π2+32log⁡2\displaystyle (3)\space{}S=\frac{\pi}{2}+\frac{\sqrt3}{2}\log 2

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 交点では C1,C2C_1,C_2 の両方の式が成り立つから、y2=1−x29=x23−2\displaystyle y^2=1-\frac{x^2}{9}=\frac{x^2}{3}-2 である。したがって 3=4x29\displaystyle 3=\frac{4x^2}{9}、すなわち x2=274\displaystyle x^2=\frac{27}{4}。C2C_2 の条件 x>0x>0 より x=332\displaystyle x=\frac{3\sqrt3}{2} であり、y2=1−2736=14\displaystyle y^2=1-\frac{27}{36}=\frac14。C1C_1 の条件 y≧0y\ge0 より y=12\displaystyle y=\frac12 である。よって G(332,12)\displaystyle G\left(\frac{3\sqrt3}{2},\frac12\right)。

(2) 定義域は x2−6≧0x^2-6\ge0、すなわち ∣x∣≧6|x|\ge\sqrt6 である。∣x∣>6|x|>\sqrt6 として q=x2−6q=\sqrt{x^2-6} とおくと、q′=xq\displaystyle q'=\frac{x}{q}。また u=x+qu=x+q とおけば u′=1+xq=x+qq=uq\displaystyle u'=1+\frac{x}{q}=\frac{x+q}{q}=\frac{u}{q} なので、ddxlog⁡∣u∣=u′u=1q\displaystyle \frac{d}{dx}\log|u|=\frac{u'}{u}=\frac1q である。よって f′(x)=q+x2q−6q=2x2−12q=2q=2x2−6.\displaystyle f'(x)=q+\frac{x^2}{q}-\frac6q=\frac{2x^2-12}{q}=2q=2\sqrt{x^2-6}.

(3) E=(0,1)E=(0,1)、F=(6,0)F=(\sqrt6,0)、G=(332,12)\displaystyle G=(\frac{3\sqrt3}{2},\frac12) である。面積は、x=0x=0 から x=332\displaystyle x=\frac{3\sqrt3}{2} までの楕円の下側の面積から、x=6x=\sqrt6 から x=332\displaystyle x=\frac{3\sqrt3}{2} までの双曲線の下側の面積を引けばよい。したがって S=∫033/21−x29 dx−13∫633/2x2−6 dx.\displaystyle S=\int_0^{3\sqrt3/2}\sqrt{1-\frac{x^2}{9}}\,dx-\frac1{\sqrt3}\int_{\sqrt6}^{3\sqrt3/2}\sqrt{x^2-6}\,dx. まず第1項で x=3sin⁡tx=3\sin t とおくと、積分区間は 0≦t≦π3\displaystyle 0\le t\le\frac\pi3 となり、 ∫033/21−x29 dx=3∫0π/3cos⁡2t dt=32[t+sin⁡tcos⁡t]0π/3=π2+338.\displaystyle \int_0^{3\sqrt3/2}\sqrt{1-\frac{x^2}{9}}\,dx=3\int_0^{\pi/3}\cos^2t\,dt=\frac32\left[t+\sin t\cos t\right]_0^{\pi/3}=\frac\pi2+\frac{3\sqrt3}{8}. (2)の導関数を用いると、 13∫633/2x2−6 dx=123[f(332)−f(6)].\displaystyle \frac1{\sqrt3}\int_{\sqrt6}^{3\sqrt3/2}\sqrt{x^2-6}\,dx=\frac1{2\sqrt3}\left[f\left(\frac{3\sqrt3}{2}\right)-f(\sqrt6)\right]. ここで f(332)=94−6log⁡(23)\displaystyle f(\frac{3\sqrt3}{2})=\frac94-6\log(2\sqrt3)、f(6)=−6log⁡6f(\sqrt6)=-6\log\sqrt6 だから、対数の性質より 13∫633/2x2−6 dx=123(94−3log⁡2)=338−32log⁡2.\displaystyle \frac1{\sqrt3}\int_{\sqrt6}^{3\sqrt3/2}\sqrt{x^2-6}\,dx=\frac1{2\sqrt3}\left(\frac94-3\log2\right)=\frac{3\sqrt3}{8}-\frac{\sqrt3}{2}\log2. 以上から S=π2+338−(338−32log⁡2)=π2+32log⁡2\displaystyle S=\frac\pi2+\frac{3\sqrt3}{8}-\left(\frac{3\sqrt3}{8}-\frac{\sqrt3}{2}\log2\right)=\frac\pi2+\frac{\sqrt3}{2}\log2。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 対数とその性質
  • 三角関数の相互関係
  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 積の微分

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