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宮崎大学/2020年度/前期

宮崎大学 2020年 数学 第1問解答・解説

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1問題

宮崎大学2020年度第1問

(医学部) 鋭角三角形 OABOAB における ∠O\angle O の二等分線と辺 ABAB との交点を DD,AA から辺 OBOB に下ろした垂線の足を EE,線分 ODOD と線分 AEAE との交点を HH とする。OA=x, OB=1, ∠AOB=θOA=x,\ OB=1,\ \angle AOB=\theta とし,a⃗=OA→, b⃗=OB→\vec{a}=\overrightarrow{OA},\ \vec{b}=\overrightarrow{OB} とするとき, OH→=sa⃗+tb⃗\overrightarrow{OH}=s\vec{a}+t\vec{b} となるような s,ts,t のそれぞれを,x,θx,\theta を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内積で垂線の足Eを表し、角の二等分線上およびAE上の位置ベクトルの係数条件を連立する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (問1)s=cos⁡θ1+cos⁡θ,t=xcos⁡θ1+cos⁡θ.\displaystyle \quad s=\frac{\cos\theta}{1+\cos\theta},\quad t=\frac{x\cos\theta}{1+\cos\theta}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

鋭角三角形なので 0<θ<π2\displaystyle 0<\theta<\frac{\pi}{2} である。c=cos⁡θc=\cos\theta とおく。b⃗\vec b は長さ1であり、a⃗⋅b⃗=xcos⁡θ=xc\vec a\cdot\vec b=x\cos\theta=xc だから、EE はAAから直線OBOBへ正射影した点としてOE→=(a⃗⋅b⃗)b⃗=xcb⃗\overrightarrow{OE}=(\vec a\cdot\vec b)\vec b=xc\vec b と表せる。

角の二等分線の性質よりAD:DB=OA:OB=x:1AD:DB=OA:OB=x:1 である。したがって内分点の公式からOD→=a⃗+xb⃗x+1.\displaystyle \overrightarrow{OD}=\frac{\vec a+x\vec b}{x+1}. よってHHが直線ODOD上にあることは、OH→=sa⃗+tb⃗\overrightarrow{OH}=s\vec a+t\vec b の係数がt=xst=xsを満たすことと同値である。

また、HHをAEAE上の点としてAH→=uAE→\overrightarrow{AH}=u\overrightarrow{AE}とおくと、OH→=a⃗+u(OE→−a⃗)=(1−u)a⃗+uxcb⃗.\overrightarrow{OH}=\vec a+u(\overrightarrow{OE}-\vec a)=(1-u)\vec a+uxc\vec b. したがってs=1−u, t=uxcs=1-u,\ t=uxc であり、AEAE上ではt=xc(1−s)t=xc(1-s)となる。これとt=xst=xsを連立し、x>0x>0よりs=c(1−s),s=c1+c,t=xs=xc1+c.\displaystyle s=c(1-s),\qquad s=\frac{c}{1+c},\qquad t=xs=\frac{xc}{1+c}.

このときu=1−s=11+c\displaystyle u=1-s=\frac{1}{1+c}は0<u<10<u<1である。また、BBの角も鋭角なので(BA→)⋅(BO→)=(a⃗−b⃗)⋅(−b⃗)=1−xc>0(\overrightarrow{BA})\cdot(\overrightarrow{BO})=(\vec a-\vec b)\cdot(-\vec b)=1-xc>0、すなわちxc<1xc<1。したがってH=λDH=\lambda Dにおけるλ=(x+1)s=(x+1)c1+c\displaystyle \lambda=(x+1)s=\frac{(x+1)c}{1+c}も0<λ<10<\lambda<1であり、求めた点は線分AEAE、ODODの双方に含まれる。

最後にt/s=xt/s=xでODOD上の条件を満たし、s+txc=c1+c+11+c=1\displaystyle s+\frac{t}{xc}=\frac{c}{1+c}+\frac{1}{1+c}=1でAEAE上の条件も満たす。よってs=cos⁡θ1+cos⁡θ,t=xcos⁡θ1+cos⁡θ.\displaystyle s=\frac{\cos\theta}{1+\cos\theta},\qquad t=\frac{x\cos\theta}{1+\cos\theta}.

この問題で使う考え方

  • 角の二等分線の性質
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角比と相互関係
  • 内分・外分点

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