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帝京大学/2008年度/前期

帝京大学 2008年 数学 第4問解答・解説

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1問題

帝京大学2008年度第4問

次の□にあてはまる有理数を求め,解答のみを解答欄に記入しなさい。

△ABC\triangle ABC において,AB=28AB=28,BC=17BC=17,CA=25CA=25 である。頂点 A,B,CA,B,C から対辺に下ろした垂線をそれぞれ AD,BE,CFAD,BE,CF とする。また,この3つの垂線の交点(垂心)を HH とする。

(1) cos⁡∠BAC=ア\cos\angle BAC=\boxed{\text{ア}},CF=イCF=\boxed{\text{イ}} であり,△ABC\triangle ABC の面積は ウ\boxed{\text{ウ}} である。

(2) AA~F,HF,H の7つの点から,同一円周上にある4点を選ぶことができる。その4点の組合せは,エ\boxed{\text{エ}} 通りあり,それらの円の中で最も小さい円の直径 CHCH の長さは,オ\boxed{\text{オ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余弦定理・三角形の面積と垂線の直角条件で円を特定し、座標の円方程式で組合せを尽くした。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • cos⁡∠BAC=45,CF=15,[ABC]=210,\displaystyle \cos\angle BAC=\frac45,\quad CF=15,\quad [ABC]=210,\quad 組合せは 6 通り,CH=133.\displaystyle ,\quad CH=\frac{13}{3}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 余弦定理より cos⁡∠BAC=AB2+AC2−BC22⋅AB⋅AC=282+252−1722⋅28⋅25=45.\displaystyle \cos\angle BAC =\frac{AB^2+AC^2-BC^2}{2\cdot AB\cdot AC} =\frac{28^2+25^2-17^2}{2\cdot28\cdot25} =\frac45. 角 AA は三角形の内角なので sin⁡A=3/5\sin A=3/5。従って三角形の面積は 12⋅28⋅25⋅35=210.\displaystyle \frac12\cdot28\cdot25\cdot\frac35=210. また,底辺を ABAB とすると同じ面積は 12⋅28⋅CF\displaystyle \frac12\cdot28\cdot CF だから,CF=15CF=15。

(2) まず直角に着目する。垂線の足の定義から, 直径同じ円周上にある4点ABA,B,D,EACA,C,D,FBCB,C,E,FAHA,E,F,HBHB,D,F,HCHC,D,E,H\begin{array}{c|c} \text{直径}&\text{同じ円周上にある4点}\\ \hline AB& A,B,D,E\\ AC& A,C,D,F\\ BC& B,C,E,F\\ AH& A,E,F,H\\ BH& B,D,F,H\\ CH& C,D,E,H \end{array} がそれぞれ同一円周上にある。例えば AD⊥BCAD\perp BC より ∠ADB=∠ADC=90∘\angle ADB=\angle ADC=90^\circ,また BE⊥ACBE\perp AC より ∠AEB=∠BEC=90∘\angle AEB=\angle BEC=90^\circ なので,最初の円は直径 ABAB,3番目の円は直径 BCBC をもつ。残りも同様に,それぞれの直径に対する二つの直角から従う。

このほかに4点の組がないことを確認するため,座標を置く。余弦・面積の結果から A=(0,0),B=(28,0),F=(20,0),C=(20,15)A=(0,0),\quad B=(28,0),\quad F=(20,0),\quad C=(20,15) とできる。BCBC の方向ベクトルは (−8,15)(-8,15) なので,垂足と垂心の座標は D=B+224289(C−B)=(6300289,3360289),E=112125C=(44825,33625),H=(20,323).\displaystyle D=B+\frac{224}{289}(C-B)=\left(\frac{6300}{289},\frac{3360}{289}\right),\quad E=\frac{112}{125}C=\left(\frac{448}{25},\frac{336}{25}\right),\quad H=\left(20,\frac{32}{3}\right). この7点で一直線上にある3点は ABF,ACE,BCD,ADH,BEH,CFHABF, ACE, BCD, ADH, BEH, CFH である。一つの円と直線は高々2点で交わるから,これらのいずれかを含む4点組は除かれる。残る11組のうち,上表の6組以外は ABCH,ADEF,BDEF,CDEF,DEFHABCH,ADEF,BDEF,CDEF,DEFH である。

円の方程式を x2+y2+ux+vy+w=0x^2+y^2+ux+vy+w=0 として残り5組を確かめる。A,B,CA,B,C を通る円の左辺は HH で −832/9-832/9,A,D,EA,D,E または B,D,EB,D,E を通る円 x2+y2−28x=0x^2+y^2-28x=0 の左辺は FF で −160-160,C,D,EC,D,E を通る円 x2+y2−40x−773y+560=0\displaystyle x^2+y^2-40x-\frac{77}{3}y+560=0 の左辺は FF で 160160,D,E,FD,E,F を通る円 x2+y2−34x−776y+280=0\displaystyle x^2+y^2-34x-\frac{77}{6}y+280=0 の左辺は HH で −208/9-208/9 となり,いずれも0でない。従って4点が同一円周上にある組は上表の6組だけである。

各円の直径は AB=28AB=28,AC=25AC=25,BC=17BC=17,AHAH,BHBH,CHCH である。座標から AH=202+(323)2=683,BH=82+(323)2=403,CH=15−323=133.\displaystyle AH=\sqrt{20^2+\left(\frac{32}{3}\right)^2}=\frac{68}{3},\qquad BH=\sqrt{8^2+\left(\frac{32}{3}\right)^2}=\frac{40}{3},\qquad CH=15-\frac{32}{3}=\frac{13}{3}. これらを比べると最小の直径は CH=13/3CH=13/3 である。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 三角形の中心
  • 三角形の性質
  • 円の性質
  • 円に内接する四角形
  • 直線の方程式

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