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帝京大学/2008年度/前期

帝京大学 2008年 数学 第2問解答・解説

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1問題

帝京大学2008年度第2問

次の□にあてはまる数を求め,解答のみを解答欄に記入しなさい。

(1) 自然数 aa が3で割り切れないとき,a2a^2 を3で割った余りは ア\boxed{\text{ア}} である。

(2) 自然数 a,ba,b が a3=b2a^3=b^2,20<ab<5020<ab<50 を満たすとき,a=イa=\boxed{\text{イ}} である。

(3) 次の集合 AA,集合 BB がある。 A={a+a2+a+1∣a は自然数}A=\left\{a+\sqrt{a^2+a+1}\mid a\text{ は自然数}\right\} B={b+2c+1∣b および c は共に自然数}B=\left\{b+\sqrt{2c+1}\mid b\text{ および }c\text{ は共に自然数}\right\} 集合 AA で2番目に小さい要素は ウ\boxed{\text{ウ}} であり,集合 A‾∩B\overline{A}\cap B で2番目に小さい要素は エ\boxed{\text{エ}} である。集合 BB で2番目に小さい整数の値をもつ要素は オ\boxed{\text{オ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余りの合同計算、素因数分解の指数比較、集合要素の大小比較を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1,4,2+7,1+7,5.1,\quad 4,\quad 2+\sqrt7,\quad 1+\sqrt7,\quad 5.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) aa は3で割り切れないので,a≡1a\equiv1 または 2(mod3)2\pmod 3 である。いずれの場合も a2≡1(mod3)a^2\equiv1\pmod3 となるから,余りは 11 である。

(2) a3=b2a^3=b^2 とする。素因数分解において,任意の素数 pp の a,ba,b における指数をそれぞれ r,sr,s とすれば 3r=2s3r=2s である。したがって r=2k, s=3kr=2k,\ s=3k となる整数 k≧0k\geq0 があり,素因数ごとに指数を比べると,ある自然数 nn を用いて a=n2,b=n3a=n^2,\qquad b=n^3 と表される。よって ab=n5ab=n^5。条件 20<n5<5020<n^5<50 から n=2n=2(25=322^5=32,一方 15=1, 35=2431^5=1,\ 3^5=243)である。したがって a=4a=4。

(3) f(n)=n+n2+n+1f(n)=n+\sqrt{n^2+n+1} とおくと,nn と n2+n+1n^2+n+1 はともに nn とともに増加するので f(n)f(n) は増加する。従って AA の2番目に小さい要素は f(2)=2+7.f(2)=2+\sqrt7.

集合 BB で b=1b=1 の要素を小さい順に並べると 1+3,1+5,1+7,4,…1+\sqrt3,1+\sqrt5,1+\sqrt7,4,\ldots となる。最初の 1+31+\sqrt3 は AA の n=1n=1 の要素である。一方,1+51+\sqrt5 と 1+71+\sqrt7 は AA に属さない。実際,AA の第1要素は 1+31+\sqrt3 であり,第2要素は 2+7>1+72+\sqrt7>1+\sqrt7 だからである。また b≧2b\geq2 なら b+2c+1≧2+3>1+7b+\sqrt{2c+1}\geq2+\sqrt3>1+\sqrt7 である。従って B∖AB\setminus A の最初の2要素は 1+5,1+71+\sqrt5,1+\sqrt7 であり,2番目は 1+71+\sqrt7 である。

最後に b+2c+1b+\sqrt{2c+1} が整数なら,bb が整数なので 2c+1\sqrt{2c+1} も整数である。cc は自然数だから 2c+12c+1 は3以上の奇数であり,その平方根も3以上の奇数である。従って BB の整数値の最小は 1+3=41+3=4,2番目は 2+3=52+3=5。この値は b=2,c=4b=2,c=4 で実現する。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 実数と無理数
  • 集合と包含

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