本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

鹿児島大学/2013年度/前期

鹿児島大学 2013年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

鹿児島大学2013年度第2問

次の各問いに答えよ。

(1) 次の(a)、(b)に答えよ。

(a) m,nm,n が自然数ならば、mn≠2\displaystyle \dfrac{m}{n}\ne\sqrt{2} である。このことを証明せよ。

(b) p,qp,q が自然数ならば、2\sqrt{2} は pq\displaystyle \dfrac{p}{q} と 2qp\displaystyle \dfrac{2q}{p} の間にある。すなわち pq<2<2qpまたは2qp<2<pq\displaystyle \dfrac{p}{q}<\sqrt{2}<\dfrac{2q}{p} \quad\text{または}\quad \dfrac{2q}{p}<\sqrt{2}<\dfrac{p}{q} が成り立つ。このことを証明せよ。

(2) 定数 aa は実数で、a>0a>0、a≠1a\ne1 とする。このとき、すべての正の実数 x,yx,y に対して xlog⁡ay=ylog⁡axx^{\log_a y}=y^{\log_a x} が成り立つ。このことを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)(a) mn≠2\displaystyle \frac mn\ne\sqrt2。 (1)(b) pq<2<2qp\displaystyle \frac pq<\sqrt2<\frac{2q}{p} または 2qp<2<pq\displaystyle \frac{2q}{p}<\sqrt2<\frac pq。 (2) xlog⁡ay=ylog⁡axx^{\log_a y}=y^{\log_a x}。
  • (1)(a)mn≠2.\displaystyle (1)(a)\quad \dfrac{m}{n}\ne\sqrt{2}.
    (1)(b)pq<2<2qp\displaystyle (1)(b)\quad \dfrac{p}{q}<\sqrt{2}<\dfrac{2q}{p}\quadまたは2qp<2<pq.\displaystyle \quad\dfrac{2q}{p}<\sqrt{2}<\dfrac{p}{q}.
    (2)xlog⁡ay=ylog⁡ax.(2)\quad x^{\log_a y}=y^{\log_a x}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)(a)  m/n=2m/n=\sqrt{2} を満たす自然数の組があると仮定し、そのような組のうち m+nm+n が最小のものを (m,n)(m,n) とする。両辺を2乗すると m2=2n2m^2=2n^2 であるから、m2m^2 は偶数であり、mm は偶数である。そこで m=2rm=2r とおくと、n2=2r2n^2=2r^2 となるので、同様に nn も偶数である。n=2sn=2s とおけば、r,sr,s は自然数で、r/s=m/n=2r/s=m/n=\sqrt{2} を満たす。しかも r+s=(m+n)/2<m+nr+s=(m+n)/2<m+n であり、m+nm+n の最小性に反する。したがって、そのような自然数 m,nm,n は存在しない。

(1)(b)  u=p/qu=p/q とおく。p,qp,q は自然数だから u>0u>0 であり、(1)(a)より u≠2u\ne\sqrt{2} である。u<2u<\sqrt{2} のとき、正の数 2/u\sqrt{2}/u を両辺に掛けると 2<2/u\sqrt{2}<2/u を得る。よって p/q<2<2q/pp/q<\sqrt{2}<2q/p である。u>2u>\sqrt{2} のときも同じ正の数を掛けると 2/u<22/u<\sqrt{2} となるので、2q/p<2<p/q2q/p<\sqrt{2}<p/q である。2/u=2q/p2/u=2q/p だから、求める二つの場合のいずれかが成り立つ。

(2)  α=log⁡ax, β=log⁡ay\alpha=\log_a x,\ \beta=\log_a y とおく。a>0,a≠1,x>0,y>0a>0, a\ne1, x>0, y>0 より対数が定義され、x=aα,y=aβx=a^\alpha, y=a^\beta である。正の底の指数法則を用いると、xlog⁡ay=(aα)β=aαβ=aβα=(aβ)α=ylog⁡ax.x^{\log_a y}=(a^\alpha)^\beta=a^{\alpha\beta}=a^{\beta\alpha}=(a^\beta)^\alpha=y^{\log_a x}.したがって、すべての正の実数 x,yx,y に対して等式が成り立つ。

この問題で使う考え方

  • 実数と無理数
  • 対偶・背理法による証明
  • 約数・倍数
  • 有理数指数と指数法則
  • 対数とその性質

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。