鹿児島大学/2013年度/前期
鹿児島大学 2013年 数学 第5問解答・解説
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1問題
次の4問のうちから1問を選択して解答せよ。解答する問題の番号を解答用紙の所定の欄に記入すること。
5-1 2次の正方行列 に対して、 とおく。たとえば単位行列 に対しては となる。また に対しては となる。次の各問いに答えよ。
(1) 、 に対して とおく。、、 を計算し、 が成り立つことを確かめよ。
(2) すべての2次の正方行列 に対して、 とおくと が成り立つことを示せ。
(3) となる2次の正方行列 で、すべての成分が実数であるようなものは存在しないことを示せ。
(4) 2次の正方行列 に逆行列 が存在したとする。 と の成分がすべて整数ならば、 は1か-1のどちらかである。このことを示せ。
5-2 平面において、点 と 軸から等距離にある点の軌跡を とする。ただし とする。次の各問いに答えよ。
(1) を表す方程式を求めよ。
(2) 上の点 における の接線 の方程式を求めよ。ただし とする。
(3) (2)の と 軸の交点を とするとき、 であることを証明せよ。
5-3 の数字が1つずつ記入された5枚のカードがある。この5枚のカードの中から1枚引き、数字を記録して戻すという作業を3回繰り返す。ただし、3回ともどのカードを引く確率も等しいとする。記録した3つの数字の最小値を とするとき、次の各問いに答えよ。
(1) に対して確率 を求めよ。
(2) 確率変数 の確率分布を表で表せ。
(3) 確率変数 の平均(期待値) を求めよ。
(4) 確率変数 の分散 を求めよ。
5-4 確率変数 のとる値の範囲が で、その確率密度関数 が次の式で与えられるものとする。 ここで、 は 、 を満たす定数である。次の各問いに答えよ。
(1) 定数 の値を求めよ。
(2) の平均(期待値) を を用いて表せ。
(3) となる実数 を を用いて表せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- 5-1(1)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-1(2)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-1(3)実成分Xは存在しない
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-1(4)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-2(1)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-2(2)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-2(3)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-3(1)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-3(2)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-3(3)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-3(4)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-4(1)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-4(2)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- 5-4(3)u=2−√(2−a)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
5-1. とする。 (1) 定義から 。積を計算すると (2) 、 とおく。直接展開して (3) 実成分のXが を満たすなら、(2)から 。実数の平方は負にならないので、そのようなXは存在しない。 (4) なら 。A,Bの成分が整数なので行列式も整数である。整数どうしの積が1だから または 。
5-2. 点 が焦点 とy軸から等距離である条件は 従って軌跡は 。 (2) 上で のとき、曲線を微分して接線を求めると この接線とx軸の交点を とすると 従って FP,FQは距離なので 。
5-3. 3回の復元抽出の最小値をXとする。 について であり、値は順に 。差を取ると 尾確率和を使うと また
5-4. 密度の積分が1となる条件から 平均は 従って旧解答の は誤りである。 より中央値uは 。さらに を選ぶと
5-1では積公式を成分展開で確認し、整数の逆行列条件に適用。5-2では、により傾きが定義され、平方距離の一致から正の距離の一致へ移る。5-3では尾確率・差分分布・一次二次モーメントを再計算。5-4では正規化、平均の二つの積分を評価して旧の誤りを修正。累積面積から中央値の枝を選択。
この問題で使う考え方
- 行列式の直接計算
- 距離の二乗比較
- 暗黙曲線の接線
- 最小値の尾確率
- 期待値の積分
- 累積分布と中央値
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