本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

昭和大学/2009年度/Ⅰ期

昭和大学 2009年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

昭和大学2009年度第3問

次の各問に答えよ。ただし,答は結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 7+12\sqrt{7}+12 の整数部分を xx,小数部分を yy とする。x−3y\displaystyle x-\frac{3}{y} の整数部分の値を求めよ。

(2) 72n72^n(nn は自然数)の正の約数の個数がちょうど 13n+11113n+111 に等しいとする。nn の値を求めよ。

(3) 半径 rr の4個の小球が互に外接している。次の各問に答えよ。

(3-1) 各小球の中心を4つの頂点とする正三角錐の体積を求めよ。

(3-2) 4個の小球が内接する球の半径を求めよ。

(4) △ABC\triangle ABC の頂点 A,B,CA,B,C の位置ベクトルをそれぞれ a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c とする。また,辺 BC,CA,ABBC,CA,AB をそれぞれ m:nm:n に内分する点を P,Q,RP,Q,R とする。ただし,m,nm,n は正の数とする。次の各問に答えよ。

(4-1) 点 PP の位置ベクトルを a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c を用いて表せ。

(4-2) △PQR\triangle PQR の重心を GG とする。点 GG の位置ベクトルを a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1): 9,(2): n=5,(3-1): 223r3,(3-2): 2+62r,(4-1): nb⃗+mc⃗m+n,(4-2): a⃗+b⃗+c⃗3.\displaystyle \begin{aligned} (1)&:\space{}9,& (2)&:\space{}n=5,\\ (3\text{-}1)&:\space{}\frac{2\sqrt2}{3}r^3,& (3\text{-}2)&:\space{}\frac{2+\sqrt6}{2}r,\\ (4\text{-}1)&:\space{}\frac{n\vec b+m\vec c}{m+n},& (4\text{-}2)&:\space{}\frac{\vec a+\vec b+\vec c}{3}. \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 整数部分

2<7<32<\sqrt7<3 より 14<12+7<1514<12+\sqrt7<15 なので、整数部分は x=14x=14、小数部分は y=12+7−14=7−2.y=12+\sqrt7-14=\sqrt7-2. 有理化すると 3y=37−2=3(7+2)7−4=7+2.\displaystyle \frac3y=\frac3{\sqrt7-2} =\frac{3(\sqrt7+2)}{7-4} =\sqrt7+2. 従って x−3y=14−(7+2)=12−7.\displaystyle x-\frac3y=14-(\sqrt7+2)=12-\sqrt7. 2<7<32<\sqrt7<3 より 9<12−7<109<12-\sqrt7<10 だから、その整数部分は 9.\boxed{9}.

(2) 約数の個数

72n=(23⋅32)n=23n32n.72^n=(2^3\cdot3^2)^n=2^{3n}3^{2n}. 素因数分解が 23n32n2^{3n}3^{2n} の正の約数の個数は (3n+1)(2n+1).(3n+1)(2n+1). これが 13n+11113n+111 に等しいので (3n+1)(2n+1)=13n+111すなわち3n2−4n−55=0.(3n+1)(2n+1)=13n+111 \quad\text{すなわち}\quad 3n^2-4n-55=0. 因数分解すると (3n+11)(n−5)=0.(3n+11)(n-5)=0. nn は自然数だから n=5.\boxed{n=5}.

(3-1) 小球の中心を頂点とする正三角錐の体積

4個の小球が互いに外接するため、中心間の距離はすべて 2r2r。従って中心を頂点とする正三角錐は一辺 2r2r の正四面体である。

底面の正三角形の面積は 34(2r)2=3 r2.\displaystyle \frac{\sqrt3}{4}(2r)^2=\sqrt3\,r^2. 底面の重心から頂点までの距離は、正三角形の外接円半径 2r/32r/\sqrt3 に等しい。頂点から底面への高さを hh とすると、頂点と底面の頂点を結ぶ辺が 2r2r であるから h2+(2r3)2=(2r)2,h=2r23.\displaystyle h^2+\left(\frac{2r}{\sqrt3}\right)^2=(2r)^2, \qquad h=2r\sqrt{\frac23}. よって体積は 13⋅3 r2⋅2r23=223r3.\displaystyle \frac13\cdot\sqrt3\,r^2\cdot2r\sqrt{\frac23} =\boxed{\frac{2\sqrt2}{3}r^3}.

(3-2) 4個の小球が内接する球の半径

外側の球の中心は正四面体の中心であり、外側の半径はその中心から小球中心までの距離に rr を加えたものである。正四面体の一辺を 2r2r、高さを h=2r2/3h=2r\sqrt{2/3} とする。正四面体の重心(外接球の中心)は底面から高さ h/4h/4 の位置にある。底面の頂点から底面の重心までの距離は 2r/32r/\sqrt3 なので、小球中心までの距離 R0R_0 は R02=(h4)2+(2r3)2=(r66)2+4r23=3r22.\displaystyle \begin{aligned} R_0^2 &=\left(\frac h4\right)^2+\left(\frac{2r}{\sqrt3}\right)^2\\ &=\left(\frac{r\sqrt6}{6}\right)^2+\frac{4r^2}{3} =\frac{3r^2}{2}. \end{aligned} 従って R0=62r\displaystyle R_0=\frac{\sqrt6}{2}r。求める外側の球の半径は r+R0=2+62 r.\displaystyle \boxed{r+R_0=\frac{2+\sqrt6}{2}\,r}.

(4-1) 点 PP の位置ベクトル

内分の意味を BP:PC=m:nBP:PC=m:n とする。内分点の公式から OP→=nb⃗+mc⃗m+n.\displaystyle \boxed{\overrightarrow{OP} =\frac{n\vec b+m\vec c}{m+n}}.

(4-2) 三角形 PQRPQR の重心

同じ内分点の公式で OQ→=nc⃗+ma⃗m+n,OR→=na⃗+mb⃗m+n.\displaystyle \overrightarrow{OQ}=\frac{n\vec c+m\vec a}{m+n},\qquad \overrightarrow{OR}=\frac{n\vec a+m\vec b}{m+n}. 重心の位置ベクトルは3頂点の位置ベクトルの平均だから、 OG→=OP→+OQ→+OR→3=(m+n)(a⃗+b⃗+c⃗)3(m+n)=a⃗+b⃗+c⃗3.\displaystyle \begin{aligned} \overrightarrow{OG} &=\frac{\overrightarrow{OP}+\overrightarrow{OQ}+\overrightarrow{OR}}3\\ &=\frac{(m+n)(\vec a+\vec b+\vec c)}{3(m+n)} =\boxed{\frac{\vec a+\vec b+\vec c}{3}}. \end{aligned}

最終答案

(1): 9,(2): n=5,(3-1): 223r3,(3-2): 2+62r,(4-1): nb⃗+mc⃗m+n,(4-2): a⃗+b⃗+c⃗3.\displaystyle \begin{aligned} (1)&:\ 9,& (2)&:\ n=5,\\ (3\text{-}1)&:\ \frac{2\sqrt2}{3}r^3,& (3\text{-}2)&:\ \frac{2+\sqrt6}{2}r,\\ (4\text{-}1)&:\ \frac{n\vec b+m\vec c}{m+n},& (4\text{-}2)&:\ \frac{\vec a+\vec b+\vec c}{3}. \end{aligned}

使用した解法

平方根の大小と有理化、素因数分解による約数個数、正四面体の底面積・高さ・重心、線分の内分点公式と三角形の重心公式を用いた。

この問題で使う考え方

  • 実数と無理数
  • 約数・倍数
  • 二次方程式とグラフ
  • 空間図形の計量
  • 空間図形の性質
  • 位置ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。