(1-1) 第100項
分母が 2k のグループは 2k1,2k3,…,2k2k−1 であり、項数は 2k−1 個である。第 k グループより前の項数は 1+2+⋯+2k−2=2k−1−1. 26−1=63<100≦127=27−1 なので、第100項は第7グループの第 100−63=37 項である。第7グループの第 j 項の分子は 2j−1 だから、 12873.
(1-2) 初項から第100項までの和
第 k グループ全体の和は、奇数 1,3,…,2k−1 の和を 2k で割ったものである。奇数 2k−1 個の和は (2k−1)2 なので、 j=1∑2k−12k2j−1=2k−2. 第1~第6グループの和は 21+1+2+4+8+16=263. 第7グループでは第37項までを足すので、 j=1∑371282j−1=128372=1281369. 従って求める和は 263+1281369=1285401.
(2) 連立不等式
加法定理により 2sin(x+3π)−23cosx=sinx−3cosx=2sin(x−3π). θ=x−3π と置くと、条件は −3π≦θ<35π,0≦sinθ≦21 となる。この範囲で sinθ≧0 なのは 0≦θ≦π であり、その中で sinθ≦1/2 となるのは 0≦θ≦6πまたは65π≦θ≦π. θ=x−π/3 を戻すと 3π≦x≦2πまたは67π≦x≦34π.
(3) 対数方程式を解がもつ底 a
対数の定義域から 1<x<4、また底は a>0, a=1 である。対数の積の公式を使うと、 loga((x−1)(4−x))=−2であるための必要十分条件は(x−1)(4−x)=a−2. 左辺は (x−1)(4−x)=49−(x−25)2. 1<x<4 での値域は 0<(x−1)(4−x)≦9/4 である。従って方程式が解をもつ必要十分条件は 0<a−2≦49. a>0 より、これは a≧2/3 と同値である。ただし a=1 は対数の底にできないから、 a≧32,a=1.
(4) 相異なる2つの実数解をもつ m
平方根の定義域から x≧0 である。t=x と置けば t≧0, x=t2 であり、元の方程式は t3−mt+1=0 となる。x=t2 は t≧0 で一対一なので、異なる x の解が2つあることは、この三次式が異なる正の根を2つもつことと同値である。
m≦0 なら t3−mt+1>0 で t≧0 に根はない。m>0 のとき、関数 h(t)=t3−mt+1 は h′(t)=3t2−m より 0≦t<m/3 で減少し、t>m/3 で増加する。h(0)=1、かつ h(t)→∞ なので、異なる正の根が2つあるための必要十分条件は最小値が負であること: h(3m)=1−2(3m)3<0. これは 3m>321であるための必要十分条件はm>343 と同値である。等号の場合は最小点で接する重根が1つだけなので、端点は含まない。
(5) 数列 an の極限
自然対数をとると lnan=n1k=1∑nln(1+n2k). これは連続関数 ln(1+2u) のリーマン和だから、 n→∞limlnan=∫01ln(1+2u)du=21∫13lnvdv=23ln3−2. 従って n→∞liman=exp(23ln3−2)=e33.
最終答案
(1-1)(2)(3)(5): 12873,: 3π≦x≦2π または 67π≦x≦34π,: a≧32,a=1,: e33.(1-2)(4): 1285401,: m>343,
使用した解法
等比数列の項数と奇数の和、三角関数の加法定理と単位円上の符号・範囲、対数の定義域と積の公式、微分による三次関数の最小値判定、リーマン和と定積分を用いた。