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愛知医科大学/2020年度/一般

愛知医科大学 2020年 数学 第I問解答・解説

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1問題

愛知医科大学2020年度第I問

次の1)~8)の設問に対して,答えのみを下の解答欄に記入せよ。

1) y=(log⁡10x)2−log⁡10x4+6y=(\log_{10}x)^{2}-\log_{10}x^{4}+6 の最小値を求めよ。

2) 4個の値からなるデータ a,a+2,a+4,a+6a,a+2,a+4,a+6 の分散を求めよ。

3) 2−23i2-2\sqrt{3}i の平方根を求めよ。

4) (a+b+c+d)8(a+b+c+d)^{8} の展開式における a3b3cda^{3}b^{3}cd の係数を求めよ。

5) 点 (0,1)(0,1) から放物線 y2=2xy^{2}=2x に引いた接線の方程式を求めよ。

6) lim⁡x→02x−1sin⁡2x\displaystyle \lim\limits _{x\to0}\frac{2^{x}-1}{\sin2x} を求めよ。

7) 初項が −3-3,第4項が24である等比数列がある。この数列の初項から第 nn 項までの和が初めて100を超えるとき,nn の値を求めよ。

8) ∫0πsin⁡3x dx\displaystyle \int_{0}^{\pi}\sin^{3}x\,dx を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解答

1) x>0x>0 なので t=log⁡10xt=\log_{10}x とおくと log⁡10x4=4t\log_{10}x^4=4t である。したがって y=t2−4t+6=(t−2)2+2≧2.y=t^2-4t+6=(t-2)^2+2\ge 2. t=2t=2(すなわち x=100x=100)で等号となるから,最小値は 22 である。

2) 平均は a+3a+3 であり,各値から平均を引いた値は −3,−1,1,3-3,-1,1,3 である。よって分散は (−3)2+(−1)2+12+324=5.\displaystyle \frac{(-3)^2+(-1)^2+1^2+3^2}{4}=5.

3) 平方根を u+viu+vi(u,vu,v は実数)とすると u2−v2=2,2uv=−23.u^2-v^2=2,\qquad 2uv=-2\sqrt3. この2式から (u2+v2)2=(u2−v2)2+(2uv)2=16(u^2+v^2)^2=(u^2-v^2)^2+(2uv)^2=16 なので u2+v2=4u^2+v^2=4。したがって u2=3,v2=1u^2=3, v^2=1 であり,uv<0uv<0 を満たす組は (u,v)=(3,−1),(−3,1)(u,v)=(\sqrt3,-1),(-\sqrt3,1) である。平方根は ±(3−i).\pm(\sqrt3-i).

4) 8個の場所から aa の3個,残り5個から bb の3個,残り2個から cc の1個を選べばよい。係数は (83)(53)(21)=1120.\displaystyle \binom83\binom53\binom21=1120.

5) まず傾きが有限の接線を y=mx+1y=mx+1 とおく。放物線に代入すると m2x2+(2m−2)x+1=0.m^2x^2+(2m-2)x+1=0. 接するには交点の二次方程式が重解をもつので,判別式を0とおくと (2m−2)2−4m2=4(1−2m)=0,(2m-2)^2-4m^2=4(1-2m)=0, よって m=1/2m=1/2 であり,接線は y=12x+1\displaystyle y=\frac12x+1 である。また垂直な直線で (0,1)(0,1) を通るものは x=0x=0 で,放物線 y2=2xy^2=2x と頂点 (0,0)(0,0) で接する。したがって求める接線は x=0,y=12x+1.\displaystyle x=0,\qquad y=\frac12x+1.

6) 基本極限 lim⁡u→0(eu−1)/u=1\displaystyle \lim\limits _{u\to0}(e^u-1)/u=1 と lim⁡u→0sin⁡u/u=1\displaystyle \lim\limits _{u\to0}\sin u/u=1 を用いる。2x=exln⁡22^x=e^{x\ln2} より lim⁡x→02x−1sin⁡2x=(lim⁡x→0exln⁡2−1xln⁡2)ln⁡22(lim⁡x→02xsin⁡2x)=ln⁡22.\displaystyle \lim\limits _{x\to0}\frac{2^x-1}{\sin2x} =\left(\lim\limits _{x\to0}\frac{e^{x\ln2}-1}{x\ln2}\right)\frac{\ln2}{2}\left(\lim\limits _{x\to0}\frac{2x}{\sin2x}\right) =\frac{\ln2}{2}. ここで ln⁡2=log⁡e2\ln2=\log_e2 である。

7) 公比を rr とすると −3r3=24-3r^3=24 より r=−2r=-2。初項から第 nn 項までの和は Sn=−3(1−(−2)n)1−(−2)=(−2)n−1.\displaystyle S_n=\frac{-3(1-(-2)^n)}{1-(-2)}=(-2)^n-1. nn が奇数なら Sn<0S_n<0。偶数では S2=3, S4=15, S6=63, S8=255S_2=3,\ S_4=15,\ S_6=63,\ S_8=255 なので,初めて100を超えるのは n=8n=8 である。

8) sin⁡3x=sin⁡x(1−cos⁡2x)\sin^3x=\sin x(1-\cos^2x) を用いると ∫0πsin⁡3x dx=[−cos⁡x+cos⁡3x3]0π=43.\displaystyle \int_0^\pi\sin^3x\,dx =\left[-\cos x+\frac{\cos^3x}{3}\right]_0^\pi =\frac43.

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 分散と標準偏差
  • 複素数の四則演算
  • 二次方程式の判別式
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数とその性質
  • 定積分
  • 関数の極限

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