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愛知医科大学/2020年度/一般

愛知医科大学 2020年 数学 第IV問解答・解説

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1問題

愛知医科大学2020年度第IV問

3点 A(4,0,−1),B(0,1,1),C(2,−1,−1)A(4,0,-1),B(0,1,1),C(2,-1,-1) が定める平面 α\alpha と,点 P(1,−2,1)P(1,-2,1) を中心とする球面 SS が交わっている。

1) 平面 α\alpha と球面 SS との交わりの円の中心 TT の座標を求めよ。

2) 球面 SS と △ABC\triangle ABC が共有点をもつとき,球面の半径 rr の取りうる値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

空間ベクトルで平面への正射影を求め、直角三角形と辺への射影で三角形上の中心距離の最小・最大を決めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) T=(12,−1,−12),\displaystyle (1)\space{}T=\left(\frac12,-1,-\frac12\right),
    (2) 143≦r≦17\displaystyle (2)\space{}\sqrt{\frac{14}{3}}\le r\le\sqrt{17}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

1) AB→=(−4,1,2), AC→=(−2,−1,0)\overrightarrow{AB}=(-4,1,2),\ \overrightarrow{AC}=(-2,-1,0) とおく。n=(1,−2,3)\mathbf n=(1,-2,3) とすると、n\mathbf n⋅\cdotAB→\overrightarrow{AB}=-4-2+6=0, n\mathbf n⋅\cdotAC→\overrightarrow{AC}=-2+2+0=0。したがって平面α\alpha の方程式は n⋅((x,y,z)−A)=0,x−2y+3z=1.\mathbf n\cdot((x,y,z)-A)=0,\qquad x-2y+3z=1. P=(1,−2,1)P=(1,-2,1) について n\mathbf n⋅\cdot P=8、平面上では n\mathbf n⋅\cdot T=1。したがって垂線の足 T は T=P−8−1n⋅nn=P−12(1,−2,3)=(12,−1,−12).\displaystyle T=P-\frac{8-1}{\mathbf n\cdot\mathbf n}\mathbf n =P-\frac12(1,-2,3)=\left(\frac12,-1,-\frac12\right).

2) 三角形の平面への垂線の足が T なので、三角形ABCの内部または周上の任意の点Xに対し PX2=PT2+TX2,PT2=7214=72.\displaystyle PX^2=PT^2+TX^2,\qquad PT^2=\frac{7^2}{14}=\frac72. T から辺 BC への垂線の足を F とする。BC→=(2,−2,−2), BT→=(12,−2,−32)\displaystyle \overrightarrow{BC}=(2,-2,-2),\ \overrightarrow{BT}=(\frac12,-2,-\frac32) だから BT→⋅BC→∣BC∣2=812=23,F=B+23BC→=(43,−13,−13).\displaystyle \frac{\overrightarrow{BT}\cdot\overrightarrow{BC}}{|BC|^2}=\frac8{12}=\frac23, \qquad F=B+\frac23\overrightarrow{BC}=\left(\frac43,-\frac13,-\frac13\right). よって F は辺 BC 上にあり、TF^2=7/6。さらに T=A+14AB→+54AC→=−12A+14B+54C\displaystyle T=A+\frac14\overrightarrow{AB}+\frac54\overrightarrow{AC} =-\frac12A+\frac14B+\frac54C だから T は辺 BC をはさんで A と反対側にある。三角形内の点は直線 BC の A 側にある一方、T は反対側にあるため、T から三角形内の点までの垂直成分は TF 以上である。F は辺 BC 上にあるので、F が T から三角形への最短点である。従って、Xが三角形ABCの内部または周上を動くとき、PX2PX^2の最小値は PT2+TF2=72+76=143.\displaystyle PT^2+TF^2=\frac72+\frac76=\frac{14}{3}.

一方、頂点までの距離は PA2=17,PB2=10,PC2=6PA^2=17,\quad PB^2=10,\quad PC^2=6。三角形内の点の位置ベクトルは、A,B,Cの位置ベクトルをそれぞれ0以上の係数で、係数の和が1となるように足し合わせて表せるので、三角不等式から P までの距離は頂点距離の最大値 17\sqrt{17} を超えない。A でその値をとる。F から A までの線分は三角形内にあり、距離は連続に最小値から 17\sqrt{17} まで変わる。したがって球面が三角形と共有点をもつ半径の範囲は 143≦r≦17.\displaystyle \boxed{\sqrt{\frac{14}{3}}\le r\le\sqrt{17}}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 座標による距離

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