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山形大学/2021年度

山形大学 2021年 数学 第2問解答・解説

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1問題

山形大学2021年度第2問

1 辺の長さが1 の正四面体 OABC において, 辺 AB, OB, OC, AC を t:(1−t)t: (1 - t) (0<t<1)(0 < t < 1) に内分する点をそれぞれ P, Q, R, S とする。次の問いに答えよ。

(1) OP→\overrightarrow{OP} , OQ→\overrightarrow{OQ} , OR→\overrightarrow{OR} , OS→\overrightarrow{OS} を OA→\overrightarrow{OA} , OB→\overrightarrow{OB} , OC→\overrightarrow{OC} および t を用いて表せ。

(2) PS→=QR→,PQ→=SR→\overrightarrow{PS} = \overrightarrow{QR}, \overrightarrow{PQ} = \overrightarrow{SR} を示せ。

(3) PQ→\overrightarrow{PQ} と QR→\overrightarrow{QR} のなす角を求めよ。

(4) 四角形 PQRS の面積を t の式で表し, その最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内分点を位置ベクトルで表し、正四面体の内積を使って平行四辺形・直交性・面積を調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • OP→=(1−t)OA→+tOB→,OQ→=tOB→,OR→=tOC→,OS→=(1−t)OA→+tOC→;PS→=QR→, PQ→=SR→;∠(PQ,QR)=90∘;[PQRS]=t(1−t)≦14, max⁡=14 (t=12).\displaystyle \overrightarrow{OP}=(1-t)\overrightarrow{OA}+t\overrightarrow{OB},\quad\overrightarrow{OQ}=t\overrightarrow{OB},\quad\overrightarrow{OR}=t\overrightarrow{OC},\quad\overrightarrow{OS}=(1-t)\overrightarrow{OA}+t\overrightarrow{OC};\quad \overrightarrow{PS}=\overrightarrow{QR},\space{}\overrightarrow{PQ}=\overrightarrow{SR};\quad \angle(PQ,QR)=90^\circ;\quad [PQRS]=t(1-t)\le\frac14,\space{}\max=\frac14\space{}(t=\frac12).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) OA⃗=a,OB⃗=b,OC⃗=c\vec{OA}=\mathbf a,\vec{OB}=\mathbf b,\vec{OC}=\mathbf c とおく。内分点の位置ベクトルは OP⃗=(1−t)a+tb,OQ⃗=tb,OR⃗=tc,OS⃗=(1−t)a+tc.\vec{OP}=(1-t)\mathbf a+t\mathbf b,\quad \vec{OQ}=t\mathbf b,\quad \vec{OR}=t\mathbf c,\quad \vec{OS}=(1-t)\mathbf a+t\mathbf c.

(2) これらを引き算すると PS⃗=OS⃗−OP⃗=t(c−b)=OR⃗−OQ⃗=QR⃗,\vec{PS}=\vec{OS}-\vec{OP}=t(\mathbf c-\mathbf b)=\vec{OR}-\vec{OQ}=\vec{QR}, また PQ⃗=OQ⃗−OP⃗=−(1−t)a=OR⃗−OS⃗=SR⃗.\vec{PQ}=\vec{OQ}-\vec{OP}=-(1-t)\mathbf a=\vec{OR}-\vec{OS}=\vec{SR}.

(3) 正四面体の辺長が 11 であるから、∣a∣=∣b∣=∣c∣=1|\mathbf a|=|\mathbf b|=|\mathbf c|=1。例えば ∣a−b∣=1|\mathbf a-\mathbf b|=1 より a⋅b=1/2\mathbf a\cdot\mathbf b=1/2 であり、同様に a⋅c=1/2\mathbf a\cdot\mathbf c=1/2。したがって PQ⃗⋅QR⃗=−(1−t)t a⋅(c−b)=−(1−t)t(12−12)=0.\displaystyle \vec{PQ}\cdot\vec{QR}=-(1-t)t\,\mathbf a\cdot(\mathbf c-\mathbf b) =-(1-t)t\left(\frac12-\frac12\right)=0. 0<t<10<t<1 より両ベクトルは零でないので、なす角は 90∘90^\circ。

(4) (2)から PQRSPQRS は平行四辺形で、(3)から隣り合う辺 PQ,QRPQ,QR は垂直である。さらに ∣PQ⃗∣=1−t,∣QR⃗∣=t∣c−b∣=t|\vec{PQ}|=1-t,\qquad |\vec{QR}|=t|\mathbf c-\mathbf b|=t なので [PQRS]=∣PQ⃗∣ ∣QR⃗∣=t(1−t)=14−(t−12)2≦14.\displaystyle [PQRS]=|\vec{PQ}|\,|\vec{QR}|=t(1-t)=\frac14-\left(t-\frac12\right)^2\le\frac14. 等号は t=12\displaystyle t=\frac12 のとき成立し、最大値は 14\displaystyle \frac14。

この問題で使う考え方

  • 内分・外分点
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察

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