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新潟大学/2016年度

新潟大学 2016年 数学 第2問解答・解説

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1問題

新潟大学2016年度第2問

△OABにおいて、OA=5, OB=6, AB=7とする。tを0<t<1を満たす実数とする。辺OAをt:(1-t)に内分する点をP、辺OBを1:tに外分する点をQ、辺ABと線分PQの交点をRとする。点Rから直線OBへ下ろした垂線をRSとする。OA→\overrightarrow{OA}=a⃗\vec{a}, OB→\overrightarrow{OB}=b⃗\vec{b}とするとき、次の問いに答えよ。

(1) 内積 a⃗\vec{a}⋅\cdotb⃗\vec{b} を求めよ。

(2) OR→\overrightarrow{OR} を t, a⃗\vec{a}, b⃗\vec{b} を用いて表せ。

(3) OS→\overrightarrow{OS} を t, b⃗\vec{b} を用いて表せ。

(4) 線分OSの長さが4となるtの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

三角形の余弦定理で内積を求め、内分点・外分点を位置ベクトルで表す。PQとABの交点を係数比較で定め、OBへの正射影から長さ条件を解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 6,6,\quad (2) OR→=t2t2−t+1a⃗+1−tt2−t+1b⃗,\displaystyle \overrightarrow{OR}=\frac{t^2}{t^2-t+1}\vec a+\frac{1-t}{t^2-t+1}\vec b,\quad (3) OS→=t2−6t+66(t2−t+1)b⃗,\displaystyle \overrightarrow{OS}=\frac{t^2-6t+6}{6(t^2-t+1)}\vec b,\quad (4) t=7−13\displaystyle t=\frac{\sqrt7-1}{3}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) OA=5OA=5, OB=6OB=6, AB=7AB=7 より、余弦定理を用いると cos⁡∠AOB=OA2+OB2−AB22 OA OB=25+36−4960=15.\displaystyle \cos\angle AOB=\frac{OA^2+OB^2-AB^2}{2\,OA\,OB}=\frac{25+36-49}{60}=\frac15. したがって a⃗⋅b⃗=∣a⃗∣ ∣b⃗∣cos⁡∠AOB=5⋅6⋅15=6.\displaystyle \vec a\cdot\vec b=|\vec a|\,|\vec b|\cos\angle AOB=5\cdot6\cdot\frac15=6.

(2) 内分の定義から OP→=ta⃗\overrightarrow{OP}=t\vec a。また QQ は OBOB を 1:t1:t に外分するので OQ:QB=1:tOQ:QB=1:t であり、QQ は BB の外側にある。よって OQ→=11−tb⃗.\displaystyle \overrightarrow{OQ}=\frac{1}{1-t}\vec b. RR を線分 PQPQ 上の点として OR→=OP→+λ(OQ→−OP→)\overrightarrow{OR}=\overrightarrow{OP}+\lambda(\overrightarrow{OQ}-\overrightarrow{OP}) とおくと OR→=t(1−λ)a⃗+λ1−tb⃗.\displaystyle \overrightarrow{OR}=t(1-\lambda)\vec a+\frac{\lambda}{1-t}\vec b. 一方、RR は辺 ABAB 上にあるから、a⃗,b⃗\vec a,\vec b の係数の和は 11 である。D=t2−t+1D=t^2-t+1 とおけば t(1−λ)+λ1−t=1ならばλ=(1−t)2D.\displaystyle t(1-\lambda)+\frac{\lambda}{1-t}=1\quad\text{ならば}\quad \lambda=\frac{(1-t)^2}{D}. ゆえに OR→=t2Da⃗+1−tDb⃗=t2t2−t+1a⃗+1−tt2−t+1b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OR}=\frac{t^2}{D}\vec a+\frac{1-t}{D}\vec b =\frac{t^2}{t^2-t+1}\vec a+\frac{1-t}{t^2-t+1}\vec b.

(3) RS⊥OBRS\perp OB より、OS→\overrightarrow{OS} は OR→\overrightarrow{OR} の b⃗\vec b 方向への正射影である。b⃗⋅b⃗=36\vec b\cdot\vec b=36 と (1)(2) から OS→=OR→⋅b⃗b⃗⋅b⃗b⃗=6t2+36(1−t)36Db⃗=t2−6t+66(t2−t+1)b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OS}=\frac{\overrightarrow{OR}\cdot\vec b}{\vec b\cdot\vec b}\vec b =\frac{6t^2+36(1-t)}{36D}\vec b =\frac{t^2-6t+6}{6(t^2-t+1)}\vec b.

(4) 0<t<10<t<1 では t2−6t+6=(1−t)2+4(1−t)+1>0t^2-6t+6=(1-t)^2+4(1-t)+1>0 かつ D=(t−12)2+34>0\displaystyle D=(t-\frac12)^2+\frac34>0 なので ∣OS∣=t2−6t+6t2−t+1.\displaystyle |OS|=\frac{t^2-6t+6}{t^2-t+1}. これが 44 となる条件は t2−6t+6=4(t2−t+1)すなわち3t2+2t−2=0.t^2-6t+6=4(t^2-t+1)\quad\text{すなわち}\quad 3t^2+2t-2=0. 解は t=−1±73\displaystyle t=\frac{-1\pm\sqrt7}{3}。0<t<10<t<1 を満たすのは t=7−13\displaystyle \boxed{t=\frac{\sqrt7-1}{3}} だけである。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 内分・外分点
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルによる図形の考察

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