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順天堂大学/2007年度/1次

順天堂大学 2007年 数学 第I問解答・解説

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1問題

順天堂大学2007年度第I問

□\square に適する解答をマークせよ。

(1) 整数 a1,a2,a3 (0<a1<a2<a3<40)a_1,a_2,a_3\ (0<a_1<a_2<a_3<40) がある。a1,a2,a3a_1,a_2,a_3 は等比数列をなし、a1,a2,a3−1a_1,a_2,a_3-1 は等差数列をなす。このような数列は ア\boxed{\text{ア}} 通りあり、a1+a2+a3a_1+a_2+a_3 が最大になるとき、その値は イウ\boxed{\text{イウ}} である。

(2) 方程式 log⁡2x−3−12log⁡23x−13=14\displaystyle \log_2\sqrt{x-3}-\frac{1}{2}\log_2\sqrt{3x-13}=\frac{1}{4} の解は、小さい方から順に並べると x=ア, x=イx=\boxed{\text{ア}},\ x=\boxed{\text{イ}} である。

(3) f(x)=∫−x2xsin⁡t dt(0≦x≦2π)\displaystyle f(x)=\displaystyle\int_{-\frac{x}{2}}^{x}\sin t\,dt\quad(0\leq x\leq 2\pi) とする。f(x)f(x) は、 cos⁡x2=アイ\displaystyle \cos\frac{x}{2}=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}} のとき極大値 ウエ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ウ}}}{\boxed{\text{エ}}} をとり、x=オπx=\boxed{\text{オ}}\pi のとき最小値 カキ\boxed{\text{カキ}} をとる。

(4) (2,1)(2,1) を通る傾き mm の直線 y=mx+(1−2m)y=mx+(1-2m) が双曲線 x29−y24=1\displaystyle \frac{x^2}{9}-\frac{y^2}{4}=1 と接するとき、mm は方程式 アm2+イm−ウ=0\boxed{\text{ア}}m^2+\boxed{\text{イ}}m-\boxed{\text{ウ}}=0 を満たす。解と係数の関係より mm の2解の積は エオ\boxed{\text{エオ}} である。また、この双曲線に引いた2つの接線が直交するとき、その交点は、点 (カ,キ)(\boxed{\text{カ}},\boxed{\text{キ}}) を中心とする半径 ク\sqrt{\boxed{\text{ク}}} の円の上にある。

(5) 辺の長さが1、2、3である直方体がある。頂点から異なる3つの点を選び、その中の1点を始点とし、残りの2点を終点とする2つのベクトルを考える。このとき、このような始点と終点の組み合わせの数に対する、直交する組み合わせの数の割合は アイ\displaystyle \frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}} である。内積の最大値は ウエ\boxed{\text{ウエ}} であり、正である最小の値は オ\boxed{\text{オ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

整数列・対数・積分と二次関数・接線判別式・直方体の座標方向を、それぞれ構造に応じて利用した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ア=5,イウ=91;(2)x=5,7;(3)cos⁡x2=14で極大値 98,x=2πで最小値 −2;(4)5m2+4m−5=0,m1m2=−1,X2+Y2=5;(5)直交割合=27,(u⃗⋅v⃗)max⁡=13,(u⃗⋅v⃗)正の最小=1.\displaystyle \begin{aligned} \text{(1)}\quad &\text{ア}=5,\quad \text{イウ}=91;\\ \text{(2)}\quad &x=5,7;\\ \text{(3)}\quad &\cos\frac{x}{2}=\frac14\text{で極大値 }\frac98,\quad x=2\pi\text{で最小値 }-2;\\ \text{(4)}\quad &5m^2+4m-5=0,\quad m_1m_2=-1,\quad X^2+Y^2=5;\\ \text{(5)}\quad &\text{直交割合}=\frac27,\quad (\vec u\cdot\vec v)_{\max}=13,\quad (\vec u\cdot\vec v)_{\text{正の最小}}=1. \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 等比数列の公比を既約分数q/pq/p(0<p<q, (p,q)=10<p<q,\ (p,q)=1)とおくと、整数項はa1=kp2,a2=kpq,a3=kq2a_1=kp^2,a_2=kpq,a_3=kq^2(kkは正整数)と表せる。a1,a2,a3−1a_1,a_2,a_3-1が等差数列である条件は 2a2=a1+a3−1すなわちk(q−p)2=1.2a_2=a_1+a_3-1\quad\text{すなわち}\quad k(q-p)^2=1. よってk=1,q=p+1k=1,q=p+1。さらに(p+1)2<40(p+1)^2<40よりp=1,2,3,4,5p=1,2,3,4,5で、数列は5通り。和はp2+p(p+1)+(p+1)2=3p2+3p+1p^2+p(p+1)+(p+1)^2=3p^2+3p+1で増加するから、最大はp=5p=5のとき25+30+36=9125+30+36=91。

(2) 対数の真数条件はx>13/3x>13/3。対数の性質で方程式を整理すると 2log⁡2(x−3)−log⁡2(3x−13)=1すなわち(x−3)2=2(3x−13).2\log_2(x-3)-\log_2(3x-13)=1 \quad\text{すなわち}\quad (x-3)^2=2(3x-13). 従ってx2−12x+35=0x^2-12x+35=0、解は5,75,7。どちらも定義域を満たす。

(3) 積分を計算して f(x)=cos⁡(x/2)−cos⁡x.f(x)=\cos(x/2)-\cos x. u=cos⁡(x/2)u=\cos(x/2)とおくと−1≦u≦1-1\le u\le1で、cos⁡x=2u2−1\cos x=2u^2-1よりf=1+u−2u2f=1+u-2u^2。下に凸でない(上に凸の)二次関数なので最大は頂点u=1/4u=1/4で取り、その値は1+1/4−2/16=9/81+1/4-2/16=9/8。区間端点u=1,−1u=1,-1での値はそれぞれ0,−2なので、最小値−2はx=2πx=2\piで取る。

(4) 直線をy=mx+cy=mx+c、c=1−2mc=1-2mとおく。双曲線に代入すると (4−9m2)x2−18mcx−9c2−36=0.(4-9m^2)x^2-18mcx-9c^2-36=0. 接する条件は判別式が0であること。整理するとc2+4−9m2=0c^2+4-9m^2=0、よって (1−2m)2+4−9m2=0すなわち5m2+4m−5=0.(1-2m)^2+4-9m^2=0\quad\text{すなわち}\quad5m^2+4m-5=0. 2根の積は−5/5=−1-5/5=-1。次に(X,Y)(X,Y)を2本の接線の交点、各接線の傾きをmmとする。点(X,Y)(X,Y)を通る傾きmmの直線はy=mx+(Y−mX)y=mx+(Y-mX)であり、同じ判別式条件から (X2−9)m2−2XYm+(Y2+4)=0.(X^2-9)m^2-2XYm+(Y^2+4)=0. その2根が直交する条件は積が−1-1であることだから(Y2+4)/(X2−9)=−1(Y^2+4)/(X^2-9)=-1、すなわちX2+Y2=5X^2+Y^2=5。従って交点は原点中心、半径5\sqrt5の円上にある。

(5) 始点を固定すると、終点へのベクトルは3辺方向のうち1,2,3から一つ以上選んでできる方向集合SSに対応する7本である。2本が直交するのは方向集合が互いに素な場合。順序を区別せず、共通要素のない二つの空でない集合の組は、異なる2つの1要素集合が3組、1要素集合とその補集合が3組、計6組である。全ての終点2点の組は(72)=21\displaystyle \binom72=21組なので、直交割合は6/21=2/76/21=2/7。始点は8通りで、この割合は変わらない。内積は共通方向の辺長の二乗の和である。両ベクトルが全3方向を同符号で共有すると同じ終点となり許されないため、最大は重み4と9の和1313。正の最小は重み1だけを共有するときに実現し、例えば方向集合{1,2},{1,3}\{1,2\},\{1,3\}の内積は11。

この問題で使う考え方

  • 等比数列の一般項と和
  • 等差数列の一般項と和
  • 約数・倍数
  • 対数とその性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 二倍角の公式
  • 二次関数の最大・最小
  • 直線の方程式

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