本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

産業医科大学/2021年度/一般

産業医科大学 2021年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

産業医科大学2021年度第2問

空欄にあてはまる適切な数,式,記号などを解答紙の所定の欄に記入しなさい。

・ 座標を (x,y)(x,y) とする。3点 (−1,8)(-1,8),(1,6)(1,6),(3,20)(3,20) を通る二次関数の式は,オ\boxed{\text{オ}} である。

・ 和が96,最大公約数が24となる2個の自然数 a,b  (a≦b)a,b\;(a\leq b) のペアは,(a,b)=カ(a,b)=\boxed{\text{カ}} である。

・ 61706^{170} を十進法で表したとき,桁数は キ\boxed{\text{キ}},最高位の数字は ク\boxed{\text{ク}} である。ただし,log⁡102=0.3010\log_{10}2=0.3010,log⁡103=0.4771\log_{10}3=0.4771 とする。ここで,最高位の数字とは最大桁の数で,1234の場合は1になる。

・ 次のような,分母が奇数で分子が自然数であるような数列を考える。 11,13,23,15,25,35,17,27,37,47,19,29,39,…\displaystyle \frac{1}{1},\frac{1}{3},\frac{2}{3},\frac{1}{5},\frac{2}{5},\frac{3}{5},\frac{1}{7},\frac{2}{7},\frac{3}{7},\frac{4}{7},\frac{1}{9},\frac{2}{9},\frac{3}{9},\dots 第1000項は ケ\boxed{\text{ケ}} である。

・ 複素数平面上の2点 (−2+4i)(-2+4i),(3−i)(3-i) の間の距離は コ\boxed{\text{コ}} である。

・ 二次曲線 y=x2+5x−3y=x^{2}+5x-3 が直線 y=2x+fy=2x+f を切り取ってできる線分の長さが5であった。ff の値は サ\boxed{\text{サ}} である。

・ xx 軸上を動く点Pがあり,最初は原点にある。硬貨を投げて表であれば正の方向に1進み,裏であれば負の方向に1進む。硬貨を8回投げるとき,点Pが2回目に原点に戻り,かつ8回目に原点に戻る確率は シ\boxed{\text{シ}} である。

・ x,yx,y の関数 f(x,y)=3x2−6xy+7y2+12x−14y+12f(x,y)=3x^{2}-6xy+7y^{2}+12x-14y+12 がある。x≧0, y≧0x\geq0,\ y\geq0 のとき,f(x,y)f(x,y) の最小値は ス\boxed{\text{ス}} である。

・ 平面上の2点AとBを考える。2AB→⋅AB→+9AP→⋅BP→=3AB→⋅(AP→+2BP→)2\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AB}+9\overrightarrow{AP}\cdot\overrightarrow{BP}=3\overrightarrow{AB}\cdot(\overrightarrow{AP}+2\overrightarrow{BP}) が成り立つとき,点Pが描く図形は,セ\boxed{\text{セ}} を中心とする半径 ソ\boxed{\text{ソ}} の円になる。

・ 複素数 zz z=1+3i3+i\displaystyle z=\frac{1+\sqrt{3}i}{\sqrt{3}+i} に対して,z6z^{6} の値は タ\boxed{\text{タ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • オ=2x2−x+5カ=(24,72)キ=133, ク=1ケ=1089コ=52サ=−4シ=532ス=5セ=B, ソ=∣AB∣3タ=−1.\displaystyle \boxed{\text{オ}=2x^2-x+5} \quad \boxed{\text{カ}=(24,72)} \quad \boxed{\text{キ}=133,\space{}\text{ク}=1} \quad \boxed{\text{ケ}=\frac{10}{89}} \quad \boxed{\text{コ}=5\sqrt2} \quad \boxed{\text{サ}=-4} \quad \boxed{\text{シ}=\frac5{32}} \quad \boxed{\text{ス}=5} \quad \boxed{\text{セ}=B,\space{}\text{ソ}=\frac{|AB|}{3}} \quad \boxed{\text{タ}=-1}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

産業医科大学 2021年度一般・第2問

解答

オ:3点を通る二次関数

二次関数を y=ax2+bx+cy=ax^2+bx+c とおく。与えられた3点を代入すると a−b+c=8,a+b+c=6,9a+3b+c=20.a-b+c=8,\qquad a+b+c=6,\qquad 9a+3b+c=20. 前2式の差より b=−1b=-1。これを第2式に入れると a+c=7a+c=7、第3式に入れると 9a+c=239a+c=23。差を取って 8a=168a=16 だから a=2a=2、従って c=5c=5 である。 オ=2x2−x+5.\boxed{\text{オ}=2x^2-x+5}.

カ:最大公約数と和

gcd⁡(a,b)=24\gcd(a,b)=24 より a=24u, b=24va=24u,\ b=24v と書くと、gcd⁡(u,v)=1\gcd(u,v)=1 である。和の条件は u+v=9624=4,u≦v.\displaystyle u+v=\frac{96}{24}=4,\qquad u\le v. 正の整数の組は (1,3)(1,3) と (2,2)(2,2) だが、後者は互いに素でない。したがって カ=(24,72).\boxed{\text{カ}=(24,72)}.

キ・ク:61706^{170} の桁数と最高位

与えられた対数から log⁡10(6170)=170(log⁡102+log⁡103)=170(0.7781)=132.277.\log_{10}(6^{170}) =170(\log_{10}2+\log_{10}3) =170(0.7781)=132.277. 従って 10132<6170<1013310^{132}<6^{170}<10^{133} であり、桁数は キ=133.\boxed{\text{キ}=133}. さらに 6170=10132⋅100.277,0<0.277<0.3010=log⁡102.6^{170}=10^{132}\cdot10^{0.277},\qquad 0<0.277<0.3010=\log_{10}2. よって 1<100.277<21<10^{0.277}<2 であり、最高位の数字は ク=1.\boxed{\text{ク}=1}.

ケ:分数列の第1000項

分母が 2j+12j+1 の項は、分子が1から j+1j+1 までなので j+1j+1 個である。分母1から分母 2m+12m+1 までの項数は 1+2+⋯+(m+1)=(m+1)(m+2)2.\displaystyle 1+2+\cdots+(m+1)=\frac{(m+1)(m+2)}{2}. 分母87まで(m=43m=43)では 44⋅452=990\displaystyle \frac{44\cdot45}{2}=990 項であり、分母89のブロックで第1000項に達する。そこでは10番目の項だから ケ=1089.\displaystyle \boxed{\text{ケ}=\frac{10}{89}}.

コ:複素数平面上の距離

2点の差の絶対値を計算すると ∣(3−i)−(−2+4i)∣=∣5−5i∣=52+(−5)2=52.\left|(3-i)-(-2+4i)\right| =|5-5i| =\sqrt{5^2+(-5)^2} =5\sqrt2. したがって コ=52.\boxed{\text{コ}=5\sqrt2}.

サ:直線が切り取る弦の長さ

交点の xx 座標は x2+5x−3=2x+fすなわちx2+3x−(3+f)=0x^2+5x-3=2x+f \text{すなわち} x^2+3x-(3+f)=0 の2解である。判別式を DD とすると D=32−4{−(3+f)}=21+4f.D=3^2-4\{-(3+f)\}=21+4f. 2解を x1,x2x_1,x_2 とすれば ∣x1−x2∣=D|x_1-x_2|=\sqrt D。直線の傾きが2なので、交点間の距離は (x1−x2)2+{2(x1−x2)}2=5 D.\sqrt{(x_1-x_2)^2+\{2(x_1-x_2)\}^2} =\sqrt5\,\sqrt D. これが5であるから D=5D=5、従って 21+4f=5すなわちサ=−4.21+4f=5\text{すなわち} \boxed{\text{サ}=-4}.

シ:2回目と8回目に原点にいる確率

2回目の投げ終わりに原点に戻るには、最初の2回の表裏が異なる必要があり、その確率は 2/22=1/22/2^2=1/2 である。その後8回目に再び原点にいるには、残り6回で正負の移動が3回ずつ必要である。その確率は (63)26=2064=516.\displaystyle \frac{\binom63}{2^6}=\frac{20}{64}=\frac5{16}. 前半と後半の投げ方は独立なので シ=12⋅516=532.\displaystyle \boxed{\text{シ}=\frac12\cdot\frac5{16}=\frac5{32}}.

ス:第一象限での最小値

平方完成すると f(x,y)=3(x−y+2)2+2y(2y−1).f(x,y)=3(x-y+2)^2+2y(2y-1). まず 0≦y≦20\le y\le2 では、x≧0x\ge0 に対して x−y+2≧0x-y+2\ge0 であり、xx について最小となるのは x=0x=0 である。このとき f(0,y)=7(y−1)2+5≧5,f(0,y)=7(y-1)^2+5\ge5, 等号は y=1y=1 で成り立つ。

次に y≧2y\ge2 では、平方項を最小にする x=y−2≧0x=y-2\ge0 が許され、そのとき f(y−2,y)=2y(2y−1),2y(2y−1)−12=2(2y+3)(y−2)≧0,f(y-2,y)=2y(2y-1),\qquad 2y(2y-1)-12=2(2y+3)(y-2)\ge0, だから最小でも12であり、5を下回らない。 従って全領域での最小値は ス=5\boxed{\text{ス}=5} であり、(x,y)=(0,1)(x,y)=(0,1) でとる。

セ・ソ:点Pの軌跡

d=AB→,u=AP→\boldsymbol d=\overrightarrow{AB},\qquad \boldsymbol u=\overrightarrow{AP} とおくと、BP→=u−d\overrightarrow{BP}=\boldsymbol u-\boldsymbol d である。与式に代入して整理すると 2∣d∣2+9u⋅(u−d)=3d⋅{u+2(u−d)},9∣u∣2−18u⋅d+8∣d∣2=0,9∣u−d∣2−∣d∣2=0.\begin{aligned} 2|\boldsymbol d|^2 +9\boldsymbol u\cdot(\boldsymbol u-\boldsymbol d) &=3\boldsymbol d\cdot\{\boldsymbol u+2(\boldsymbol u-\boldsymbol d)\},\\ 9|\boldsymbol u|^2-18\boldsymbol u\cdot\boldsymbol d +8|\boldsymbol d|^2&=0,\\ 9|\boldsymbol u-\boldsymbol d|^2-|\boldsymbol d|^2&=0. \end{aligned} ここで u−d=BP→\boldsymbol u-\boldsymbol d=\overrightarrow{BP} だから ∣BP→∣=∣AB→∣3.\displaystyle |\overrightarrow{BP}|=\frac{|\overrightarrow{AB}|}{3}. よって軌跡は セ=B を中心とし、ソ=∣AB∣3 を半径とする円\displaystyle \boxed{\text{セ}=B\text{ を中心とし、}\quad \text{ソ}=\frac{|AB|}{3}\text{ を半径とする円}} である。

タ:複素数の6乗

分母の共役複素数を掛けると z=(1+3i)(3−i)(3+i)(3−i)=23+2i4=3+i2=cos⁡π6+isin⁡π6.\displaystyle \begin{aligned} z &=\frac{(1+\sqrt3 i)(\sqrt3-i)}{(\sqrt3+i)(\sqrt3-i)}\\ &=\frac{2\sqrt3+2i}{4} =\frac{\sqrt3+i}{2} =\cos\frac{\pi}{6}+i\sin\frac{\pi}{6}. \end{aligned} ド・モアブルの定理より z6=cos⁡π+isin⁡π=−1,z^6=\cos\pi+i\sin\pi=-1, 従って タ=−1.\boxed{\text{タ}=-1}.

最終答案

オ=2x2−x+5\boxed{\text{オ}=2x^2-x+5} カ=(24,72)\boxed{\text{カ}=(24,72)} キ=133, ク=1\boxed{\text{キ}=133,\ \text{ク}=1} ケ=1089\displaystyle \boxed{\text{ケ}=\frac{10}{89}} コ=52\boxed{\text{コ}=5\sqrt2} サ=−4\boxed{\text{サ}=-4} シ=532\displaystyle \boxed{\text{シ}=\frac5{32}} ス=5\boxed{\text{ス}=5} セ=B, ソ=∣AB∣3\displaystyle \boxed{\text{セ}=B,\ \text{ソ}=\frac{|AB|}{3}} タ=−1.\boxed{\text{タ}=-1}.

使用した解法

連立一次方程式、最大公約数による約数化、常用対数による桁数判定、数列の項数計算、複素数の絶対値、二次方程式の判別式と弦長、硬貨列の組合せ、平方完成、ベクトルの内積、ド・モアブルの定理を用いた。

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 約数・倍数
  • 常用対数
  • 等差数列の一般項と和
  • 複素数平面
  • 二次方程式の判別式
  • 独立な試行
  • 組合せ

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。