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産業医科大学/2021年度/一般

産業医科大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

産業医科大学2021年度第4問

式 x2+12y2=1\displaystyle x^{2}+\frac{1}{2}y^{2}=1 で表される楕円と,xx 軸上の点 D(d,0)D(d,0) を考える。ここで,∣d∣>1|d|>1 とする。点Dを通り楕円に接する2直線のうち,傾きが正のほうを ℓ\ell とする。原点を通り,直線 ℓ\ell と同じ傾きを持つ直線を tt とする。楕円と直線 ℓ\ell の接点をP,楕円と直線 tt の交点をQ,Rとする。

(1) 直線 ℓ\ell の式を求めなさい。

(2) 線分 QRQR の長さを求めなさい。

(3) 三角形 PQRPQR の面積を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • (1) y=2d2−1(x−d),(2) QR=2d2+1∣d∣,(3) [△PQR]=2.\displaystyle \boxed{(1)\space{}y=\sqrt{\frac{2}{d^2-1}}(x-d),\qquad (2)\space{}QR=\frac{2\sqrt{d^2+1}}{|d|},\qquad (3)\space{}[\triangle PQR]=\sqrt2.}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

産業医科大学 2021 数学・第4問

問題の確認

原本画像(PDF p.10、印字ページ7)で第4問の(1)〜(3)を確認した。楕円は

x2+12y2=1\displaystyle x^2+\frac12y^2=1

であり、D=(d,0)D=(d,0)、∣d∣>1|d|>1。点Dを通る2本の接線のうち正の傾きを持つものをℓ\ell、原点を通りℓ\ellに平行な直線をttとする。求めるのはℓ\ell、弦QRQRの長さ、および三角形PQRPQRの面積である。

(1) 直線 ℓ\ell

ℓ\ellの傾きをmm(m>0m>0)とすると、Dを通るので

y=m(x−d)y=m(x-d)

である。これを楕円の式に代入すると

(1+m22)x2−m2dx+m2d22−1=0.\displaystyle \left(1+\frac{m^2}{2}\right)x^2-m^2dx+\frac{m^2d^2}{2}-1=0.

接する条件は、この二次方程式が重解を持つこと、すなわち判別式が0となることである。したがって

0=(−m2d)2−4(1+m22)(m2d22−1)=−2m2d2+4+2m2,\displaystyle \begin{aligned} 0&=(-m^2d)^2-4\left(1+\frac{m^2}{2}\right)\left(\frac{m^2d^2}{2}-1\right)\\ &= -2m^2d^2+4+2m^2, \end{aligned}

よってm2(d2−1)=2m^2(d^2-1)=2。∣d∣>1|d|>1かつm>0m>0より

m=2d2−1.\displaystyle m=\sqrt{\frac{2}{d^2-1}}.

したがって

ℓ: y=2d2−1 (x−d).\displaystyle \boxed{\ell:\ y=\sqrt{\frac{2}{d^2-1}}\,(x-d)}.

(2) 線分 QRQR の長さ

ttの方程式はy=mxy=mxである。楕円との交点では

x2+12m2x2=1,x=±11+m2/2.\displaystyle x^2+\frac12m^2x^2=1, \qquad x=\pm\frac{1}{\sqrt{1+m^2/2}}.

したがって、交点のxx座標の差の絶対値は2/1+m2/22/\sqrt{1+m^2/2}。同一直線上でy=mxy=mxだから、距離はこの差に1+m2\sqrt{1+m^2}を掛けたものとなる。

QR=21+m21+m2/2=21+2/(d2−1)1+1/(d2−1)=2d2+1∣d∣.\displaystyle \begin{aligned} QR&=\frac{2\sqrt{1+m^2}}{\sqrt{1+m^2/2}}\\ &=2\sqrt{\frac{1+2/(d^2-1)}{1+1/(d^2-1)}} =\boxed{\frac{2\sqrt{d^2+1}}{|d|}}. \end{aligned}

(3) 三角形 PQRPQR の面積

QRQRは直線tt上にあり、ℓ\ellとttは平行である。2直線の式はそれぞれy=mx−mdy=mx-md、y=mxy=mx。よってその距離(点Pから直線ttまでの距離)は

∣md∣1+m2.\displaystyle \frac{|md|}{\sqrt{1+m^2}}.

以上から、底辺をQRQR、高さをこの距離とした面積は

[△PQR]=12⋅21+m21+m2/2⋅∣md∣1+m2=∣md∣1+m2/2=2d2/(d2−1)d2/(d2−1)=2.\displaystyle \begin{aligned} [\triangle PQR] &=\frac12\cdot\frac{2\sqrt{1+m^2}}{\sqrt{1+m^2/2}} \cdot\frac{|md|}{\sqrt{1+m^2}}\\ &=\frac{|md|}{\sqrt{1+m^2/2}}\\ &=\frac{\sqrt{2d^2/(d^2-1)}}{\sqrt{d^2/(d^2-1)}} =\boxed{\sqrt2}. \end{aligned}

最終答案

(1) y=2d2−1(x−d),(2) QR=2d2+1∣d∣,(3) [△PQR]=2.\displaystyle \boxed{(1)\ y=\sqrt{\frac{2}{d^2-1}}(x-d),\qquad (2)\ QR=\frac{2\sqrt{d^2+1}}{|d|},\qquad (3)\ [\triangle PQR]=\sqrt2.}

使用した解法

接線条件を代入後の二次方程式の判別式で表し、直線と楕円の交点を連立方程式で求めた。線分の長さは距離の公式、三角形の面積は底辺と平行線間の距離を用いて計算した。

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 直線の方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 座標による距離

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