鹿児島大学/2019年度/前期
鹿児島大学 2019年 数学 第3問解答・解説
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1問題
次の から1題を選択して解答せよ。解答用紙の所定の欄に,解答する問題の番号を記入すること。
3-1 実数 に対して,数列 は を満たす。
(1) のとき, の一般項を求めよ。
(2) が1でないとき,漸化式 は実数 を用いて とかき表せる。 を を用いて表せ。
(3) のとき, の一般項を求めよ。
3-2 空間上に,点 ,点 ,球 がある。ただし, は実数とする。原点を とする。
(1) 直線 上の点 を,実数 を用いて と表すとき,点 の座標を を用いて表せ。
(2) 直線 が球 と共有点をもつような の値の範囲を求めよ。
(3) 球 の中心を とする。 が(2)の値の範囲を動くとき,三角形 の面積 の最大値と最小値を求めよ。
3-3 1から10までの数字が1つずつ書かれた10枚のカードがある。この中から1枚のカードを無作為に取り出し,書かれた数を記録してもとに戻す。この試行を 回行い, 回目に取り出したカードに書かれた数を とする。さらに,それらの 個の数 を小さい順に並べかえたものを とする。
(1) 確率 を求めよ。
(2) 確率 を求めよ。
(3) を2以上とするとき, が6以上となる確率が 未満となる最小の試行回数 を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
漸化式は差と係数比較で解き、空間ベクトルは成分と内積で扱った。反復独立試行では最大値の事象と第2順序統計量の事象を場合分けして確率を求めた。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- 3-1 (1) 3-1 (2) 3-1 (3)
3-2 (1) 3-2 (2) 3-2 (3)
3-3 (1) 3-3 (2) 3-3 (3)数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
3-1
(1) のとき、漸化式から である。したがって、 に対して (2) 左辺に漸化式を代入して展開すると、 各次数の係数を比較して より、順に解いて (3) のとき、(2)より である。 とおくと 、また なので 。よって
3-2
(1) だから、 したがって である。 (2) この点が球 上にある条件は すなわち であるから、この二次方程式が実数解をもつ条件は判別式が0以上となることである。 よって 。 (3) 、 とすると、 とおけば、内積と より ここで だから、区間 で最小値は のときに得られ、。最大値は端点で比較すればよく、 では 、 では なので 。
3-3
各回は独立で、1回の試行で各数字が出る確率は である。 (1) は、すべての回で8以下を引くことと同値だから、 (2) 最大値が8であるのは、すべての数が8以下で、かつすべての数が7以下ではない場合である。したがって (3) であることは、1から5までの数が出る回数が高々1回であることと同値である。該当する回数は0回または1回なので では 、 では であり、いずれも条件を満たさない。一方、 では となる。よって求める最小の試行回数は 回である。
この問題で使う考え方
- 漸化式
- 総和記号と数列の和
- 等比数列の一般項と和
- 二次方程式の判別式
- 位置ベクトル
- ベクトルの成分表示
- ベクトルの内積
- 空間座標と空間ベクトル
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