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福岡大学/2022年度/系統別 系統別

福岡大学 2022年 数学 第I問解答・解説

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1問題

福岡大学2022年度第I問

医療・保健系統(医学部医学科)。次の □\square をうめよ。答は解答用紙の該当欄に記入せよ。  (i) 実数 α\alpha が α2−3α+1=0\alpha^2-3\alpha+1=0 をみたすとき、 α3/2+1α3/2=(1)\displaystyle \alpha^{3/2}+\frac{1}{\alpha^{3/2}}=\boxed{\text{(1)}} であり、 α5/2+1α5/2=(2)\displaystyle \alpha^{5/2}+\frac{1}{\alpha^{5/2}}=\boxed{\text{(2)}} である。  (ii) 点 OO を原点とする座標空間の3点を A(4,4,−6), B(7,1,−3), C(2,4,−2)A(4,4,-6),\ B(7,1,-3),\ C(2,4,-2) とする。点 OO から2点 A,BA,B を通る直線に垂線 OPOP を下ろす。このとき、点 PP の座標は (3)\boxed{\text{(3)}} である。また、点 OO から3点 A,B,CA,B,C を通る平面に垂線 OQOQ を下ろす。このとき、点 QQ の座標は (4)\boxed{\text{(4)}} である。  (iii) 3人でじゃんけんを1人だけが勝ち残るまで続ける。あいこの場合、じゃんけんを行った全員が勝ち残るとする。3回目のじゃんけんで1人だけ勝ち残る確率は (5)\boxed{\text{(5)}} である。また、3回目のじゃんけんで1人だけ勝ち残ったとき、1回目のじゃんけんで3人が勝ち残っていた確率は (6)\boxed{\text{(6)}} である。ただし、3人とも、どの手を出すかは同様に確からしいものとする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

福岡大学 2022 問題 I

(i)

a2−3a+1=0a^2-3a+1=0 から a>0a>0 および a+1/a=3a+1/a=3。u=a+1/a>0u=\sqrt a+1/\sqrt a>0 とおくと

u2=a+2+1a=5,u=5.\displaystyle u^2=a+2+\frac1a=5,\qquad u=\sqrt5.

sn=an/2+a−n/2s_n=a^{n/2}+a^{-n/2} とおく。s0=2, s1=5s_0=2,\ s_1=\sqrt5 であり、u=a+1/au=\sqrt a+1/\sqrt a を用いて

sn=u sn−1−sn−2.s_n=u\,s_{n-1}-s_{n-2}.

従って s2=3, s3=25, s4=7, s5=55s_2=3,\ s_3=2\sqrt5,\ s_4=7,\ s_5=5\sqrt5。求める値は

(1)=25,(2)=55.\boxed{(1)=2\sqrt5,\qquad (2)=5\sqrt5}.

(ii)

A=(4,4,−6),B=(7,1,−3),C=(2,4,−2).A=(4,4,-6),\quad B=(7,1,-3),\quad C=(2,4,-2).

まず直線 ABAB の方向ベクトルは d=B−A=(3,−3,3)d=B-A=(3,-3,3)。垂足 PP は P=A+tdP=A+td と書け、OP⊥ABOP\perp AB より P⋅d=0P\cdot d=0。ここで

A⋅d=−18,d⋅d=27,A\cdot d=-18,\qquad d\cdot d=27, 0=(A+td)⋅d=−18+27tよりt=23.\displaystyle 0=(A+td)\cdot d=-18+27t \quad\text{より}\quad t=\frac23.

従って

P=(6,2,−4).\boxed{P=(6,2,-4)}.

次に平面 ABCABC の法線ベクトルを求める。AB=(3,−3,3)AB=(3,-3,3)、AC=(−2,0,4)AC=(-2,0,4) に垂直な (2,3,1)(2,3,1) は (2,3,1)⋅AB=0,(2,3,1)⋅AC=0.(2,3,1)\cdot AB=0,\qquad (2,3,1)\cdot AC=0. ゆえに平面の方程式は 2x+3y+z=142x+3y+z=14。垂足 QQ は法線方向にあるので Q=λ(2,3,1)Q=\lambda(2,3,1)。平面上にある条件から 14λ=1414\lambda=14、従って

Q=(2,3,1).\boxed{Q=(2,3,1)}.

(iii)

1回の3人じゃんけんの全結果は 33=273^3=27 通り。あいこは、全員同じ手の3通りと3種類の手がすべて出る6通りで、計9通り、確率は 1/31/3。残る18通りは2種類の手だけが出る場合である。手の種類の組を選ぶ3通りのそれぞれについて、勝つ手が2人の結果が3通り、負ける手が2人の結果も3通りある。従って1人だけ残る確率も、2人残る確率もそれぞれ 9/27=1/39/27=1/3。

2人で行うじゃんけんでは、同じ手のあいこが 3/9=1/33/9=1/3、異なる手で1人が残る確率が 6/9=2/36/9=2/3。

3回目に初めて1人だけ残る場合を、1回目の後の人数で分ける。

1. 1回目に3人残り、2回目も3人残り、3回目に1人残る: 13⋅13⋅13=127.\displaystyle \frac13\cdot\frac13\cdot\frac13=\frac1{27}. 2. 1回目に3人残り、2回目に2人残り、3回目にその2人から1人残る: 13⋅13⋅23=227.\displaystyle \frac13\cdot\frac13\cdot\frac23=\frac2{27}. 3. 1回目に2人残り、2回目はその2人があいこで残り、3回目に1人残る: 13⋅13⋅23=227.\displaystyle \frac13\cdot\frac13\cdot\frac23=\frac2{27}.

よって

(5)=527.\displaystyle \boxed{(5)=\frac5{27}}.

この事象のうち1回目に3人全員が残るのは場合1と2で、確率は 1/27+2/27=3/271/27+2/27=3/27。従って条件付き確率は

(6)=3/275/27=35.\displaystyle \boxed{(6)=\frac{3/27}{5/27}=\frac35}.

最終結果・解法・確認事項

- (i):(1)=25, (2)=55(1)=2\sqrt5,\ (2)=5\sqrt5。 - (ii):P=(6,2,−4), Q=(2,3,1)P=(6,2,-4),\ Q=(2,3,1)。 - (iii):(5)=5/27, (6)=3/5(5)=5/27,\ (6)=3/5。 - 解法:平方根の対称式と漸化式、垂直条件による射影、場合分けと条件付き確率。 - 定義域:a>0a>0、じゃんけんの各人の手は独立かつ同確率とした。 - issues:なし。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 空間座標と空間ベクトル
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 積の法則
  • 確率の基本法則
  • 和の法則

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