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福島県立医科大学/2020年度/前期

福島県立医科大学 2020年 数学 第4問解答・解説

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1問題

福島県立医科大学2020年度第4問

j (1≦j≦4)j\ (1\leq j\leq 4) と kk を自然数とする。1つのおまけが付いた商品を1個ずつ繰り返し購入する。おまけは全部で4種類あり, 購入した後にならないとどの種類かはわからないが, どの種類も等しい確率で入っている。商品を kk 個購入した時点で集まったおまけが jj 種類であるという事象を Ak,jA_{k,j} とし, Ak,jA_{k,j} の起こる確率を pk,jp_{k,j} とする。ただし, k<jk<j のときは pk,j=0p_{k,j}=0 とする。以下の問いに答えよ。

(1) pj,jp_{j,j} を jj で表せ。また, pk,1p_{k,1} を kk で表せ。

(2) j≦kj\leq k であるとき, 事象 Ak,jA_{k,j} が起こったときの事象 Ak+1,jA_{k+1,j} が起こる条件付き確率 P(Ak+1,j∣Ak,j)P(A_{k+1,j}\mid A_{k,j}) を j,kj, k で表せ。

(3) pk+1,j,pk,j,pk,j−1p_{k+1,j}, p_{k,j}, p_{k,j-1} の満たす関係式を求めよ。ただし, pk,0=0p_{k,0}=0 とする。

(4) pk,2p_{k,2} を kk で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)pj,j=4!(4−j)!4j (1≦j≦4),pk,1=14k−1.\displaystyle (1)\quad p_{j,j}=\frac{4!}{(4-j)!4^j}\space{}(1\le j\le4),\qquad p_{k,1}=\frac{1}{4^{k-1}}.
    (2)P(Ak+1,j∣Ak,j)=j4.\displaystyle (2)\quad P(A_{k+1,j}\mid A_{k,j})=\frac{j}{4}.
    (3)pk+1,j=j4pk,j+5−j4pk,j−1 (1≦j≦4).\displaystyle (3)\quad p_{k+1,j}=\frac{j}{4}p_{k,j}+\frac{5-j}{4}p_{k,j-1}\space{}(1\le j\le4).
    (4)pk,2=6(2k−2)4k (k≧1).\displaystyle (4)\quad p_{k,2}=\frac{6(2^k-2)}{4^k}\space{}(k\ge1).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

1回の購入で出るおまけの種類を順に並べると、長さkkの列は全部で4k4^k通りあり、どの列も同じ確率4−k4^{-k}で起こる。

(1) jj個購入してちょうどjj種類集まるのは、最初からjj種類がすべて異なる場合である。その列の数は4⋅3⋯(4−j+1)=4!(4−j)!\displaystyle 4\cdot3\cdots(4-j+1)=\dfrac{4!}{(4-j)!}だから、pj,j=4!(4−j)!4j.\displaystyle p_{j,j}=\frac{4!}{(4-j)!4^j}.また、kk個購入して1種類だけ集まる列は、同じ種類が続く4通りである。よってpk,1=44k=14k−1.\displaystyle p_{k,1}=\frac{4}{4^k}=\frac{1}{4^{k-1}}.

(2) Ak,jA_{k,j}が起こったとき、すでに出たjj種類のいずれかが次に出れば、集まった種類数は変わらずjjである。次のおまけは4種類から等確率で選ばれるので、P(Ak+1,j∣Ak,j)=j4.\displaystyle P(A_{k+1,j}\mid A_{k,j})=\frac{j}{4}.

(3) k+1k+1個購入してちょうどjj種類集まる場合を、最初のkk個の種類数で分ける。最初のkk個でjj種類集まっていた場合、次もそのうちの1種類が出る確率はj/4j/4である。一方、最初のkk個でj−1j-1種類集まっていた場合、まだ出ていない種類は4−(j−1)=5−j4-(j-1)=5-j種類なので、そのいずれかが次に出る確率は(5−j)/4(5-j)/4である。この二つの場合は互いに重ならず、合わせると目的の事象を尽くす。したがってpk+1,j=j4pk,j+5−j4pk,j−1(1≦j≦4).\displaystyle p_{k+1,j}=\frac{j}{4}p_{k,j}+\frac{5-j}{4}p_{k,j-1}\qquad(1\le j\le4).

(4) 集まる2種類を選ぶ方法は(42)=6\displaystyle \binom42=6通りである。選んだ2種類だけからなる長さkkの列は2k2^k通りあり、そのうち一方だけが続く2列を除けば、選んだ2種類をともに含む。したがって該当する列は6(2k−2)6(2^k-2)通りであり、pk,2=6(2k−2)4k.\displaystyle p_{k,2}=\frac{6(2^k-2)}{4^k}.この式はk=1k=1で0となり、またk=2k=2では3/43/4となる。これは1個では2種類集まらず、2個で異なる種類が出る確率が3/43/4であることと一致する。

この問題で使う考え方

  • 和の法則
  • 積の法則
  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 条件付き確率
  • 漸化式

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