本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

鹿児島大学/2019年度/前期

鹿児島大学 2019年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

鹿児島大学2019年度第2問

実数 α, β\alpha,\ \beta に対して,整式 f(x)=x4+2αx3+(α2−β2+2)x2+2αx+1f(x)=x^4+2\alpha x^3+(\alpha^2-\beta^2+2)x^2+2\alpha x+1 を考える。

(1) y=x+1x\displaystyle y=x+\dfrac{1}{x} とおく。このとき 1x2f(x)\displaystyle \dfrac{1}{x^2}f(x) を yy の整式で表せ。

(2) (α,β)=(12,32)\displaystyle (\alpha,\beta)=\left(\dfrac{1}{2},\dfrac{3}{2}\right) のとき,方程式 f(x)=0f(x)=0 の解をすべて求めよ。

(3) 方程式 f(x)=0f(x)=0 がちょうど1つの解をもつような (α,β)(\alpha,\beta) をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) y=x+1x\displaystyle y=x+\dfrac1x より x2+1x2=y2−2\displaystyle x^2+\dfrac1{x^2}=y^2-2 である。また f(x)x2=x2+2αx+(α2−β2+2)+2αx+1x2=y2+2αy+α2−β2=(y+α)2−β2.\displaystyle \frac{f(x)}{x^2} =x^2+2\alpha x+(\alpha^2-\beta^2+2)+\frac{2\alpha}{x}+\frac1{x^2} =y^2+2\alpha y+\alpha^2-\beta^2 =(y+\alpha)^2-\beta^2.

(2) (1) に α=12, β=32\displaystyle \alpha=\dfrac12,\ \beta=\dfrac32 を代入すると f(x)x2=(y+12)2−94=(y+2)(y−1).\displaystyle \frac{f(x)}{x^2} =\left(y+\frac12\right)^2-\frac94 =(y+2)(y-1). f(0)=1f(0)=1 なので、f(x)=0f(x)=0 の解は x≠0x\ne0 であり、これは y=−2y=-2 または y=1y=1 と同値である。y=−2y=-2 のとき x+1x=−2であるための必要十分条件は(x+1)2=0\displaystyle x+\frac1x=-2\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad (x+1)^2=0 より x=−1x=-1 を得る。一方、y=1y=1 のとき x2−x+1=0x^2-x+1=0 となるが、その判別式は 1−4=−3<01-4=-3<0 である。したがって実数解は x=−1x=-1 である。

(3) tt を実数として x+1x=t\displaystyle x+\dfrac1x=t とおくと、x≠0x\ne0 であるから x2−tx+1=0x^2-tx+1=0 となる。この二次方程式の判別式は t2−4t^2-4 なので、∣t∣<2|t|<2 なら実数解はなく、∣t∣=2|t|=2 なら異なる実数解は1個、∣t∣>2|t|>2 なら異なる実数解は2個である。(1) より f(x)=0f(x)=0 は y=−α+βまたはy=−α−βy=-\alpha+\beta\quad\text{または}\quad y=-\alpha-\beta と同値である。

まず β≠0\beta\ne0 とする。このとき二つの yy の値は異なる。異なる実数解がちょうど1個となるには、一方の値が 22 または −2-2、他方が −2-2 と 22 の間にあることが必要十分である。b=∣β∣>0b=|\beta|>0 とおくと、二つの値は −α−b, −α+b-\alpha-b,\ -\alpha+b である。上側の値が 22 で下側の値が −2<−α−b<2-2<-\alpha-b<2 を満たす場合は −α+b=2,−2<−α−b<2,-\alpha+b=2,\qquad -2<-\alpha-b<2, すなわち 0<b<2, α=b−20<b<2,\ \alpha=b-2 であり、−2<α<0, ∣β∣=α+2-2<\alpha<0,\ |\beta|=\alpha+2 を得る。下側の値が −2-2 で上側の値が −2<−α+b<2-2<-\alpha+b<2 を満たす場合は −α−b=−2,−2<−α+b<2,-\alpha-b=-2,\qquad -2<-\alpha+b<2, すなわち 0<b<2, α=2−b0<b<2,\ \alpha=2-b であり、0<α<2, ∣β∣=2−α0<\alpha<2,\ |\beta|=2-\alpha を得る。

次に β=0\beta=0 とすると、二つの値はともに −α-\alpha である。異なる実数解がちょうど1個となるのは −α=2-\alpha=2 または −α=−2-\alpha=-2 のときに限るから、(α,β)=(−2,0),(2,0)(\alpha,\beta)=(-2,0),(2,0) である。これらを上の条件に合わせると、求める組は −2≦α<0,∣β∣=α+2,または0<α≦2,∣β∣=2−α-2\le\alpha<0,\quad |\beta|=\alpha+2, \qquad\text{または}\qquad 0<\alpha\le2,\quad |\beta|=2-\alpha である。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式の判別式
  • 高次方程式

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。